こんにちは!Laf先生(@Laf_oshikawa)です。
突然、不登校になると「私は実は発達障害ではないだろうか?」と心配になりますよね。
実際に不登校の学生は発達障害であることが多いです。
というのも、集団生活では発達障害の子供の特徴は目立ちやすく、つらい思いをすることが多いためです。
しかし、発達障害であっても楽しく学校生活を送ることはできます。
実際、日本人の発達障害の比率は10人に1人と言われています。
その全てが不登校だなんてありえません。
この記事ではまず発達障害の特徴を説明した後に、学校に楽しく通う方法について説明します。
不登校に多い発達障害
一言で、「発達障害」と言っても、様々な種類があります。
その中でも
- ASD(アスペルガー症候群)
- ADHD
は不登校を生み出しやすく、かつメジャーな発達障害として知られています。
万が一、あなたが発達障害であるとすればこの2つである可能性が高いでしょう。
それぞれの特徴を解説しますので、自分にどのように当てはまるか考えましょう。
発達障害①…ASD(アスペルガー症候群)
おそらく最も有名な発達障害でしょう。
初見の人と関わることが苦手であったり、興味や活動の範囲が非常に偏るなどの特徴があります。
ASDの特徴一覧
- 人と関わるのが苦手
この苦手さは色々な形がありますが、概して「人の気持ちを読むことが苦手」であると言えます。
そのため本人に悪気はないのに人を傷つけたり、空気を読めない発言を取ってしまいます。
勿論誰でもそういった経験はあるでしょうが、ASDは頻発します。
- 一つに集中すればそこに囚われてしまう
一旦ある物事に集中すればその物事以外は何も考えられなくなってしまいます。
それ故に複数の仕事を同時進行できない、細部にとらわれてしまい最後まで物事を進行できないなどの特徴があります。
予想していないことが起こるとパニックになる、
自分なりのやり方やルールに異常にこだわるなどもこの特徴の現れですね。
- 手先が不器用、運動神経が悪い
手先が不器用で絵や裁縫などが全くできない、もしくは運動神経が悪く体がぎこちなくなるなどの特徴があります。
とはいえ、別にASDでなくても運動ができなかったり不器用な人はいます。
あくまで他の特徴と一緒に出た際に意識するくらいでいいでしょう。
- 目線を合わせるのが苦手、表情が乏しい
表情の作り方に特徴があり、目線を合わせることが苦手であったり、特に表情が乏しいことはASDの顕著な特徴です。
ASDの方は皆が笑っているときでも無表情かそうでなくても、表情が硬い事が多いでしょう。
発達障害②…ADHD
ASDに次いで近年では知名度の出てきている発達障害です。
別名「注意欠陥・多動性障害」とも言われます。
ADHDの症状は大きく「注意欠陥」、「多動性」、「衝動性」が見られ、
人によってこの3つのいずれか、もしくは複合型で特徴が現れます。
ADHDの特徴一覧
- 不注意
子供の時から注意力が非常に低いという特徴があります。
具体的には忘れ物や無くし物が非常に多いです。
そのため大事な書類や宿題についても頻繁に忘れて、学校で怒られることが多くなります。
また集中力がなく、物事に順序を立てたりやり遂げることが苦手です。
宿題中にゲームなど他の遊びに気を取られ、全く勉強ができません。
勿論これらの症状は誰でも起こるものですが、ADHDの場合これらの症状が一日数回単位で頻発します。
- 多動性
所謂「落ち着きのない人」です。
特に子供の時に頻発する症状で、小学校のときは椅子に座っていられない、どこでも走り回るなどの症状が出ます。
大人になるにつれてその症状は収まっていきますが、
それでもソワソワと手足を動かすことや、外出せずにいられないなどの症状に現れます。
- 衝動性
自分の感情を抑えられない側面があります。
まずASD同様に配慮のない発言が多いです。
しかしASDとは明確な違いがあります。
ASDは悪気なく発言しているのに対し、
ADHDは人がどういう気持ちになるか予測できているのに言いたい気持ちを抑えられずに発言することが多いです。
その上衝動買いが非常に多く、イライラしやすいなどの症状があります。
■ ASD(アスペルガー症候群)
- 人と関わるのが苦手
- 一つのことに集中しすぎる
- 手先が不器用、運動が苦手
■ ADHD
- 不注意
- 多動性
- 衝動性
不登校で発達障害の方が楽しく学校生活を過ごす方法
見ての通り、これらの特徴は規律を重視する日本の集団生活と非常に相性が悪いです。
とはいえ先述の通り、発達障害でも楽しい学校生活を送られている方もいます。
発達障害の方の楽しい学校生活の過ごし方を以下で説明します。
無理に学校に行かない
「ん?学校を楽しく過ごしたいのに学校に行かないの?」と疑問に思われる方も多いと思います。
とは不登校になるというのはその時点で相当追い詰められている状態です。
その中で無理に学校に行っても劣等感が強くなったり、うつの症状が出る危険性もあります。
まずは自宅でしっかりと休養し、楽しいことができるまでに心を回復させましょう。
苦手を無理強いせずに強みを活かすようにする
まず誤解しないで頂きたいのですが、発達障害は病気ではなく「人の個性」です。
上記の特徴も、人に得意不得意があるように、たまたまその分野で不得意だっただけです。
そこで上記の特徴が出てくるものは極力、力を入れないようにしましょう。
その上で自分の強みを積極的に生かせる分野を探しましょう。
例えばASDの方だと一回のめり込んだ時の集中力がすごいのは強みです。
そのため集中力が必要とされる分野、プログラミングなどで大きな成果をあげる方が非常に多いです。
どうしても無理なら人に頼る
とはいえ忘れ物が激しいことや、
人の感情が読みづらいことなどはどうしても生きていく上で欠かせない分野でもあります。
その場合は極力人に頼る意識を持ちましょう。
忘れ物が激しい人なら毎朝親に声をかけてもらうなどの対策を取れます。
もしくは、人の感情が読みづらいなどは案外周りにも困っている方が多いものです。
その場では人の感情がわからなくても、
周りの話を聞く上で後天的にパターン認識できるようになったという方もおられます。
■ 無理に学校に行かない
- 精神的に追い詰められている
- 無理をすると、うつの症状が出る可能性
■ 苦手は避け、強みを活かす
- 発達障害は病気ではなく個性
- 集中力がある→プログラミングで成果
■ 人に頼る
- ミスしたくないことは人に頼る
まとめ
今不登校、発達障害でも楽しい生活を送れる!
万が一あなたが発達障害だった場合、総括して重要なことは「自分のいい部分を見つける」といったことです。
そうすることで自分に自信を取り戻せ、目の前の問題点と向き合えるようになります。
とはいえ無理は禁物、ゆっくり休みながら自然に自分を認められるようになりましょう。
■ 発達障害は病気ではなく個性
■ 発達障害の特徴を理解する
■ 本人が苦手なことを知る
■ 以上を踏まえ適切な配慮する
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