高専から大学編入はどうなの?
最近では高専から大学編入の割合が増えていますが
「大学編入はどれくらいいるの?」
「大学編入のメリットデメリットは?」
というような疑問を抱く方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は
- そもそも高専とは
- 高専卒業後の進路
- 大学編入のメリットデメリット
をご紹介します。
高専を目指している方、高専に通っていて大学編入を目指している方にぴったりの記事になっていますので卒業後の進路の参考にしてみてください。
そもそも高専とは
「そもそも高専とは」という疑問をお持ちの方は非常に多いと思います。
まずは高専の主な特徴を見ていきましょう。
中学を卒業して入学する
高専は「中学校を卒業した生徒が入学」する学校です。
この点では高校と同じと言えます。
入学試験は特別難しいというわけではなく、私立高校の入試という雰囲気が強いです。
「5年制」の一貫教育
普通の高校は「3年制」ですが、高専は「5年制」です。
高専は「現場で即戦力として活躍できるエンジニアを養成するためにつくられた学校」です。
カリキュラムも普通の高校とは違い実験・実習に重視した専門教育が行われ、大学とほぼ同程度の専門的な知識・技術が身に着けれれるようになっています。
高等教育機関
学校教育の分類では中学校や高等学校が「中等教育機関」であるのに対し、
高専は「高等教育機関」に分類されます。つまり短大などと同じ分類だということです。
- 中学を卒業して入学する
- 「5年制」の一貫教育
- 高等教育機関
高専卒業後の進路は
「高専」と聞くと専門色が強く、エンジニアなどに就職する人がほとんどと思われがちですが、実際はそうでもありません。
近年では進学を目指す人が増えている傾向にもあります。
以下では卒業後の進路について詳しく説明していきます。
卒業後の進路①|就職する
高専卒業後の進路として主流なのが就職です。
現在では卒業生の6割が就職すると言われています。
高専では、就職に手厚いサポートがなされており、就職希望者の就職率は、毎年98%台から99%台と高い数字を誇ります。
特に、【レバテックルーキー】などを利用して就活をしている人も多いようです。
近年は特にエンジニア不足ということもあり、高専卒業生への求人が殺到している状態です。
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有名な大企業に(結構簡単に)就職できる
簡単にというのは少し失礼かもしれませんが…
実際に就職希望の方が1社目で内定が決まらなかった事例はほとんど聞いたことがありません。
勿論、色の見分けが必要な就職先で、本人が色盲持ちだった場合や、面接で黙り込んでしまったなどといった理由は除きます。
それほど、高専生という肩書きは強く特に最近では就職に有利になるものです。
学校推薦制度がある
学校推薦は企業に対して学校側が生徒を推薦します。一人一社しか応募できませんが、採用率が高いというメリットがあります。
ただし、一つの企業に対して推薦できる人数が決まっているため、成績優秀者が優先的に選ばれます。人気な企業に推薦で就職したい場合は低学年のうちから好成績を取り続ける必要があります。
この推薦の枠は1人当たり10社ほどあります。枠の多さから企業からも実践的な知識を評価されていることがわかります。
ただ、高専で成績上位者に入るのは簡単なことではありません。
高専での成績は就職だけではなく進学にも大きく影響するので、ないがしろにしてしまうと大変なことになります。
高専はカリキュラムが特殊なこともあって、一般的な塾や予備校では対応しきれない場合がほとんどです。
しかし、家庭教師であればマンツーマンの個別指導なので、生徒が求めている指導をすることができます。高専での勉強のサポートに家庭教師はうってつけなのでぜひ活用して成績アップにつなげましょう。
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高専では資格が取りやすい
高専には、資格を取得すると単位がもらえる制度を導入している学校や専門的な資格試験のための講座を開いている学校もあり、サポートは万全です。
実際に、積極的に資格を取得しようとする人も多くいます。
同じ資格を目指す仲間が多いのもよい環境と言えます。
学んでいる内容によって推奨している資格は変わりますが、TOEICや英検、秘書検定などの一般的な資格や、危険物取扱者や第二種電気工事士など専門的な資格など多岐にわたっています。
卒業後の進路②|専攻科に進学する
かつては高専を卒業すると、就職する学生が8割を占め、進学は2割に満たないくらいでしたが、近年では進学する学生の割合は多いところで6割にも及びます。
その進学の1つの手段として「専攻科」への進学があります。
専攻科とは高専卒業後に進学できる2年制の学科のことです。
高専で学んだ5年間の内容を踏まえたさらに高度な教育がされています。
例を挙げると、長期インターンや論文発表など実践的で本科に在学していた時よりも高専を離れて活動することが多くなります。
専攻科での研究として、5年生の時の卒業研究の内容を引き継いで研究することもできます。
また、大学と比べると学費がとても安いことも特徴です。
授業料が年額234,600円と高専4,5年生と同じ金額で通うことができます。
一般的な国立大学の約半額で通うことが可能です。
専攻科を卒業すると学士がもらえます。
これは大学卒業と同じ学位となります。学士を持っていると、大学院への進学が可能です。
また、求人の要項として大学卒業を提示している企業にも応募できます。
そのため専攻科を卒業後、大学院に進学する人も32%ほどいます。
卒業後の進路③|大学へ編入する
高専の卒業後の進路として一番おすすめなのが「大学編入」です。
ただ、「大学編入」といっても種類は大きく分けて3つあると言えます。
①技術科学大学への編入
技術科学大学とは、主として高専卒業生が進学することを目的に設立された国立大学です。
通称「技科大」と呼ばれています。
長岡技術科学大学と豊橋技術科学大学の2校があり、大学院も含めて、高専教育と連携した教育を実施しています。大学院への進学率、就職率も高いのが特徴です。
実際、一般的な国立大学では10~60人しか高専からの編入生を受け入れていないのに対し、長岡技術科学大学と豊橋技術科学大学は300人以上の高専からの編入生を受け入れています。
つまり高専生にとって技科大はもっとも編入しやすい大学と言えます。
②一般的な大学に3年次として編入する
「一般的な大学」と表現しましたが、その多くが国立大学です。
そして多くの国立大学では3年次から編入が可能です。
【高専から主な大学への編入学状況(2021年度)】
大学名 | 人数 | 大学名 | 人数 |
---|---|---|---|
豊橋技術科学大学 | 355 | 神戸大学 | 23 |
長岡技術科学大学 | 305 | 島根大学 | 23 |
東京農工大学 | 62 | 茨城大学 | 21 |
熊本大学 | 59 | 秋田大学 | 20 |
九州大学 | 57 | 横浜国立大学 | 20 |
九州工業大学 | 56 | 香川大学 | 20 |
千葉大学 | 53 | 徳島大学 | 19 |
筑波大学 | 50 | 鹿児島大学 | 19 |
金沢大学 | 43 | 東京大学 | 18 |
新潟大学 | 40 | 三重大学 | 17 |
大阪大学 | 39 | 山口大学 | 17 |
信州大学 | 38 | 佐賀大学 | 17 |
福井大学 | 35 | 琉球大学 | 17 |
北海道大学 | 34 | 立命館大学 | 14 |
千葉工業大学 | 34 | 弘前大学 | 12 |
室蘭工業大学 | 33 | 宇都宮大学 | 12 |
岐阜大学 | 33 | 富山大学 | 12 |
東北大学 | 32 | 山梨大学 | 12 |
岡山大学 | 32 | 東京海洋大学 | 11 |
群馬大学 | 31 | 名古屋工業大学 | 11 |
電気通信大学 | 29 | 和歌山大学 | 11 |
広島大学 | 29 | 日本大学 | 11 |
東京工業大学 | 26 | 北見工業大学 | 10 |
名古屋大学 | 24 | 愛知教育大学 | 10 |
京都工芸繊維大学 | 23 | 宮崎大学 | 10 |
(出所)独立行政法人国立高等専門学校機構
③一般的な大学や難関大学に1,2年次として編入する
高専から大学に編入する場合、基本的に3年生に編入します。
しかし、大学の授業と高専の授業が互換できないなどの理由で単位が足りない場合は1、2年次に編入する場合もあります。
また東京大学や京都大学をはじめとした難関大学では、2年次からの編入制度を設けているため、卒業が1年遅れになります。
このような特殊な編入もあるので注意しましょう。
大学編入試験の特徴
編入試験は推薦入試と一般入試に分けられます。
推薦はクラス内順位など成績によって受験資格が決められております。
推薦入試は面接を行う所がほとんどです。
この面接は口頭試験も兼ねているので専門的な内容を多く聞かれます。
卒業研究の内容を説明する場合もあるため、研究内容に関しての理解度も重要となっています。
一般入試は受験資格に成績は関係なく、誰でも受験することが可能です。
学校や科によって違いますが専門科目や数学、化学、英語などの科目が問題として出されます。
英語の試験はTOEICなどの成績で免除される場合や、出願要件としてTOEICのスコアを求めている場合もあります。
また、この制度によって東京大学や旧帝大などの有名大学にも編入することが可能です。
毎年数十人が編入しています。
このような特徴から、一部では「高専から大学への編入は簡単」と言われることもあるようですが、必ず大学ごとの編入試験が課せられますし、少なくとも難関大学への編入は決して容易ではないでしょう。
編入試験は複数校受験するのが一般的ですが、学校や科によって出される問題は異なるため、対策も一筋縄ではいきません。
編入試験に対応できる塾や予備校が少ないですが、学生一人で対策をするのも難しいと言えるでしょう。
しかし家庭教師であれば、生徒一人ひとりに合わせた指導が行えるので、編入試験対策でも十分サポートが可能です。本気で編入を考えるのであれば、家庭教師を活用するのが最善と言えるでしょう。
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- 就職する
- 学校推薦制度
- 資格が取りやすい
- 専攻科に進学する
- 大学へ編入する
- 技術科学大学
- 一般的な大学の3年次
- 一般的な大学の1,2年次
- 大学編入試験の特徴
大学編入のメリット・デメリット
上でも説明してきましたが、高専から「大学編入」が一番おすすめです。
ここでは大学編入の大きすぎるメリットと、一方で注意しておきたいデメリットについて解説していきます。
大学編入のメリット・デメリットをしっかり理解しておきましょう。
メリット①|共通テスト・模試などをパスできる
高専生は、大学受験で避けては通れない共通テストや模試を受けることなく大学に入ることができます。
同学年の高校生が必死に受検勉強をしている間、高専生はすでに大学レベルの専門的な授業や実習に取り組むことができます。
時間とストレスのかかる大学受験勉強をしないで済むなら、それ以上のことはありませんよね。
また、先取りで専門的な知識を身に付けることができるので、編入試験の問題もそこまで難しく感じない場合も多いです。
メリット②|上位大学に入学しやすい
旧帝大や広島大学、筑波大学のような有名国公立大学に入学しやすいというメリットもあります。
編入試験が簡単というわけではありませんが、
巷でいうところの「受験戦争」と比べたら、圧倒的に倍率も低く入りやすいと言えます。
また、高専では既に卒業研究として論文を執筆します。ほとんどの大学生は大学4年次に論文を初めて執筆するため、ほかの大学生よりも経験を積んだ状態で編入できるのもメリットと言えます。
デメリット①|高専での成績が大きく影響する
良くも悪くも高専での成績が編入試験に大きく影響します。
校内で成績上位者になり、推薦試験の資格を得ることができれば、大学編入はより簡単なものになります。
上でも説明しましたが、推薦試験では面接形式で行われる場合がほとんどです。一般試験よりも時期が早いため他の生徒よりも早く合格通知が来ます。
また、たとえ落ちたとしても一般試験で再挑戦することも出来ます。
大学編入を考えるのであれば必ず成績上位者となって推薦試験の資格を得ることをおすすめします。
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デメリット②|編入試験の定員・形式・日程が大学によりさまざま
編入試験の場合、通常の国公立入試のような募集定員はほとんどありません。
募集要項にも「若干名募集」とあいまいな表記がされています。
これは入学定数ではなく、学校が基準とする学力に達しているかどうかで合格が決まるためです
また、大学の受け入れ可能人数は、退学者やその他生徒の状況によって変わることもあるため、編入合格者数は運にも左右されると言えるかもしれません。
高専から大学へ編入する際、高校生向けの入試であるような共通テストはなく、試験では数学・英語・化学・物理・専門科目のみが出題されるケースが多いです。
試験の時期は、6月~8月を中心に行なわれることが多いです。
早いところでは5月、遅いところでは12月と、大学によってかなりのばらつきがあります。
そのため他大学の編入試験の日程が重なることは、ほとんどありません。
このような特徴から、一部では「高専から大学への編入は簡単」と言われることもあるようですが、必ず大学ごとの編入試験が課せられますし、少なくとも難関大学への編入は決して容易ではないでしょう。
編入試験は複数校受験するのが一般的ですが、学校や科によって出される問題は異なるため、対策も一筋縄ではいきません。
編入試験に対応できる塾や予備校が少ないですが、学生一人で対策をするのも難しいと言えるでしょう。
しかし家庭教師であれば、生徒一人ひとりに合わせた指導が行えるので、編入試験対策でも十分サポートが可能です。本気で編入を考えるのであれば、家庭教師を活用するのが最善と言えるでしょう。
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- メリット
- 共通テスト、模試をパスできる
- 上位大学に入学しやすい
- デメリット
- 成績が大きく影響する
- 編入試験の日程、形式がさまざま
まとめ
今回の記事では
- そもそも高専とは
- 高専卒業後の進路
- 大学編入のメリットデメリット
について徹底的に解説してきました。
高専から大学への編入には大きなメリットがあるとともに、
高専で良い成績を取ることの重要性や編入試験の注意点についても理解していただけたかと思います。
大学編入の対策を行っている塾や予備校は少ないですので、家庭教師を活用して、大学編入試験に臨みましょう。
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