勉強は必要だと思うけれど、なかなか真剣に向き合えない、、、
その気持ち、分かります。
頭では分かっているし、勉強を始められたとしても楽しくないとなかなか続きませんよね。
今回は、”楽しく勉強が出来るようになりたい。”そんな悩みを抱えるあなたへ、このインタビューをお届けします。
日本の大学の最高峰である京都大学に現役合格し、大学生でありながら「GOALOOK学習塾」を創業し経営されている八松さん。
今回は、そんな八松さんに中学生・その保護者の方からの質問に答えていただきました。
後編では、八松さんの経営するGOALOOK学習塾や、八松さんの教育への考え方などについてインタビューしています。
脳を錯覚させ、「なぜか分からないけど出来る」状態にする
まずは、中学生からよくある質問についてアドバイスいただけたらなと思います。
「宿題のモチベーションが上がりません。どうしたらいいですか?」という相談がよくあります。
八松さんはいつもどんなアドバイスをされていますか?
宿題ってなかなかやる気出ないですよね。
僕のおすすめは勉強ができてる状態の自分を想像することです。
具体的に書いたり、文字にしたりして勉強が出来てる状態の自分をイメージします。
詳細にイメージするほどモチベーションは上がります。
あとは、最近だとQuizKnock(クイズノック)とかが出してる「一緒に集中して勉強しよう」みたいな動画を使ってもいいのかなと思います。
宿題のモチベーションが湧かないのは、そもそも勉強が楽しくないから。
だから、勉強が楽しくなるような工夫っていうのをやっていくと良いということですね。
そうですね。脳を錯覚させるのが一番大事だと思うので。
楽しくないものは論理的に考えると、どこまで行っても楽しくないんですよ。
なので、それを「なぜか分からんけど出来ちゃう」っていう状態にする。
そのために色々と環境要因から変えていく。
外的刺激で何となく勉強出来るようになるというアプローチが一番いいんじゃないかなと思います。
なるほど。
「楽しくない」と感じる前に、始められるといいですよね。
ありがとうございます。
「やらないといけない」という意識を自分の中に形成する
では、二つ目の質問ということで。
「自宅学習はどういう風にしたらいいですか?」という質問です。
モチベーション以前に、そもそも勉強が始められない子もいますよね。
僕が一番良いと思うやり方は、「この時間に、これをやる」というのを誰かに宣言することです。
親御さん、兄弟、友達、塾の先生とか学校の先生でもいいですけど、具体的に「この時間に、これをやる」っていうのを宣言する。
そうすることで、「やらなきゃいけない」っていう意識が自分の中に形成されると思うんですよ。
それがまず一つ目だと思いますね。
そうそう。
あと、やることを書くというのも良いですね。
「今日やること」、「明日やること」を事前に全部書き出す。
「これをやったらOK」という基準を作っておけば、勉強を進めやすくなりますね。
忘れるものは忘れる。忘れることを前提に勉強方法を組み立てる。
それは受け入れていただいて。ただ、人によって「歴史は長く覚えていられる」とか「数学はすぐに忘れてしまう」とかが違うと思います。それで、忘れやすいものは高い頻度で向き合うしか方法はないです。
でも、“毎日問題を解く”とかはしなくてよくて、”ノートを見る”だけでいいです。
例えば、数学を勉強した翌日に忘れてしまうのであれば、前日勉強した内容を毎朝”見る”。
見るだけなら1分で済むので、”見るだけ”を一日に2-3回するだけで忘れないですね。
1分だけ頑張る。これなら、勉強に対する「嫌だな」という気持ちもかなり楽にりますね!ありがとうございます。
色々な体験をして、決められなければ偏差値の高い学校をおススメします。
僕からのアドバイスは「色々なものに触れてください」ですね。
「自分は何が好きなんだろう」と自問しても、普段触れているものしか頭に浮かびません。
例えば、いつもYoutubeを見ていたら、動画関連のことしか思い浮かばないと思います。
なので、人/物/経験/情報など、できるだけ外のものに触れるというのをしていただきたいですね。
そうすると、「あ、これは好きだな/嫌いだな・得意だな/苦手だな」という感覚が出てきます。
その感覚を持ったうえで、「志望校で○○できたらイイな」とか、「○○が好きだから、ここを志望しよう」という風に決めれば良いと思います。
色々な刺激に触れるという事ですね。
では、学校訪問をいっぱいするのも良い事なんでしょうか?
結構良いと思います。
その学校に通う自分を想像することはすごく大事なことですし、モチベーションにも繋がります。
それでも決まらない場合は偏差値の高いところをお勧めします。志望校を決められないのは、現時点での情報や経験では決められないという事です。なので、入学後に色んなものに触れられる環境に入って欲しいです。
偏差値が高い学校の方が、色んなものに触れることが可能になります。
偏差値が高いと、選択の幅が広がる。
だから、志望校が決めきれなければ偏差値の高い学校を選んだ方が良いと。
まさにですね。
ありがとうございます。
英検は資格に意味があるのではなく、試験に意味がある。
よくある質問に「英検はとっておいた方がいいですか?」という質問があるのですが。
八松学長はこれに対してはどうお考えですか?
必要ないですね。
理由は英検を取得しても、あまり活用できないからです。
英検を取得しても、英語が話せるようになるわけではないです。
もし、そうなりたいのなら、英会話で話す練習をした方がいいです。
一方で、英語力が上がるかと言われると、「英語力とは?」ってなります。
基本的に、皆さんがやってるのは受験英語だと思います。
英検を取得することで、受験に活かせるような英語が身に付くかと言うと、それはまた違うと思います。
高校受験や大学受験の英語と、英検は内容が全然違うので、目的が受験ならば受験英語をやった方がいいです。
だから、英検を取る意味はあまりないかなと思います。
ただ、英検は大学受験で使えたりします。
ですが、取得するのはその時でいいです。
「英語の点数を満点扱いにしたいから、英検を取っておきたい」ということなら、それは高三で取得すれば良いです。
高三まで受験英語を勉強していれば、その時で間に合うので高三までは必要ないですね。
そうですよね、、英検を取ったからと言って、受験に受かる訳ではないですよね。
高校受験でも、志望校の受験で英検が加点される場合は取得すればいいという事ですね。
はい。
ただ、受験勉強までに勉強のペースをつかむ為に英検を受験するのは「アリ」だと思います。
漠然と「中学三年生になったから高校受験の為に勉強する」よりも、より早い時期に「英検に合格するために勉強する」という風に勉強できたらいいですよね。
つまり、勉強のモチベーションを高めるために、英検を受験までの中間ゴールに設定するのはOKだと思います。
英検の資格に意味があるんじゃなくて、試験に意味があるという感じですね。
受験のより前に目標があることで、早い時期から高いモチベーションで勉強を進められるという事ですね。
なるほど! ありがとうございます。
やったことないものにトライして、色んな経験・体験から刺激を受ける。
中学生に遊べというと、ゲームするだけ、動画を見るだけ、友達とカフェ行くだけという風に遊び方が偏ってしまうと思います。ですが、もっと五感を使った色んな遊びをして欲しいです。
「遊ぶ」という言い方より、「自分がやったことないものにトライ」するという言い方の方が良いかもしれないですね。
キャンプに行く、釣りに行く、サイクリングに行く、とか。
とにかく色んな経験・体験から刺激を受けて欲しいと思います。
確かに、色んな「刺激」を受けることって本当に重要ですよね(笑)。
ありがとうございます。
それでは、中学生・保護者からの質問は以上になります。
ありがとうございました!
GOALOOK学習塾
いかがでしたでしょうか?
本日は、GOALOOK学習塾の塾長の八松さんに”楽しく勉強が出来るようになるためのコツ”について聞くことができました。
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