模試の復習の方法を教えて!
こんにちは!Laf先生(@Laf_oshikawa)です。
受験が近づいてくるにつれて、
模試を受ける機会は増えてきますね。
半日がかりで受ける模試、遠くまで受けに行って疲れるかもしれません。
ですが、その模試、解きっぱなしにしていませんか?
結果が返ってくるまで放置していませんか?
もったいない!
模試は、もう一度同じ問題を見たら
「全部の問題の解説を何も見ずにできる」
ところまで復習してはじめて本当に意味があるものになります。
今回は、模試の復習の方法を解説していきます。
もしかして、もったいない受け方をしていたかも?という人は
これを機会に模試を100%活かせる方法を身につけましょう。
模試を受けたらすぐすること
まずは、模試を受けたらすぐしてほしいことが2つあります。
模試を受けたその日中にやるのがベストです。
それが難しい場合にも、翌日くらいには必ずやりましょう。
解いてから時間が経ってしまうと、
- 自分がどうしてその答えを選んだのか忘れてしまう
- 解けなくて悔しかったという思いが薄れる
しまうことが多いです。
なので、復習に身が入らず効率が落ちてしまいます。
少なくとも、この最初のステップはすぐに行うようにしましょう。
解き終わらなかった問題を解く
テストや科目によっては、解き終わらない問題が出てくると思います。
まずは、残ってしまった問題を考えてみましょう。
どうせ点にならないんだから…とすぐ答えを見て×にするのはもったいないです。
もしかすると、試験中に飛ばした問題が意外と簡単かもしれません。
だとしたら、その部分に時間を使うべきだったというのがわかりますね。
もし時間に余裕があるなら、もう少し考えたかった科目の見直しもします。
時間無制限で解くことで、時間さえあれば何点取れたのかを知ることができます。
このときに追加した答えは試験中の答えと違うマークをしておきましょう。
後で採点するときに区別できるようにするためです。
自己採点をする
次に、問題用紙のメモと模範解答を使って自己採点をします。
(なので、模試を解くときには、答えのメモを残してくださいね!)
この時点で、
- 時間内に取れた点数
- 時間が無限にあれば取れた点数
がわかるはずです。
■ 解き終わらなかった問題を解く
- 時間があれば、何点取れたのかを知る
■ 自己採点をする
- 時間内に解けた問題
- 時間があれば解けた問題
模試の後1週間以内にすること
一通りの自己採点が終わったら、さらに詳しい復習に入ります。
本当はこれも当日にやるくらいがいいのですが、
実際にはスケジュールが厳しいことも多いと思います。
なので、次の段階は1週間以内に終わらせると考えましょう。
早ければ早いほどいいのだけは覚えておいてくださいね。
間違った原因を特定する
まずは、解説を見ながら間違った問題を確認します。
どうして正解できなかったのかをグループ分けしていきましょう。
間違いの原因としては、こんな感じです。
- 時間が足りない(後で解いたら正解だった)
- 計算ミスなどの純粋なケアレスミス
- 考え方がひらめかなかった
- 覚えていない/忘れている知識があった
- そもそもまだ習っていない
この上3つは、本番でも何とかできたかもしれない問題です。
この原因による失点が多ければ、試験中の解き方に問題があるかもしれません。
時間を厳しく測って問題演習をすることで改善しやすいです。
下3つが多ければ、まず基礎的な知識が足りていません。
- この間違いが多かった分野を復習する
- 普段の授業の受け方・ノートの取り方を考え直す
などして対策しましょう。
一番下の原因、「まだ習っていない」も早いうちの模試だとあります。
単元ごと習っていないならあまり気にせず、復習は他を優先しましょう。
もう一度解いて満点を取る
模試の復習は、もう一度解いたら満点になるというのが1つのゴールです。
さらに、ただ正解がわかるだけでなく、
なぜその答えになるのか他の人に説明できる状態にしましょう。
解き直しをしながら、誰かに解説するつもりでやるのがポイントです。
正解の選択肢だけでなく、不正解の選択肢がなぜ違うのかも
解説を見ないで説明できるようにしておくのを心がけます。
■ 間違えた原因を特定する
- 間違えた原因別にグループ分けする
- 原因別に対策する
■ もう一度解いて満点を取る
- 解答を人に説明できるようにする
- 不正解の選択肢がなぜ違うかも理解する
教科別模試の復習方法
大まかな復習方法は、ここまで書いてきた通りです。
教科ごとに特に気をつけるポイントがあるので、今度はそれを見ていきます。
数学の模試復習方法
数学の復習は、解説を読んで分かった気にならないことが大切です。
解説を読むのは自分で考え抜いてからにできるといいですね。
解説の途中式を写すだけで、復習した気になるのは絶対NGです。
なぜその式になるのか自分でわかっていないと、力になりません。
最初は写してもいいですが、必ず最後には解き方の解説をできるように。
もう一度解いて正解できるか?を特に強く意識しましょう。
あと、普段の勉強から言えることですが
図形や関数のグラフなどの図は面倒がらずに書きましょう。
図があった方が、数式だけのときよりイメージが湧きやすくなります。
国語の模試復習方法
次に、国語の復習方法です。
国語は、ほぼ必ず問題文に答えが書いてあるという科目です。
答えの根拠になっているところに線を引きながら見直しをしましょう。
また、段落ごとの役割を掴むのもとても大事です。
- 説明文であれば意味段落
- 物語であれば場面の切り替わりをマーク
しましょう。
特に説明文では、それぞれの段落が導入なのか、具体例なのか、
もしくはまとめや言い換えなのかを区別するのが大切です。
また
- 解く段階から根拠だと思った部分に線を引く
- 意味段落の手がかりになる接続詞をマークする
などしておくと見直しに便利です。
理科・社会の模試復習方法
選択肢全てを解説できるようにするのが理社の復習で一番大事です。
入試本番で模試と全く同じ問題が出る可能性はとても低く、
その問題の正解だけわかってもあまり意味がないためです。
選択肢に出てきた用語全てが解説できるか、と常に意識しましょう。
正解していた問題の他の選択肢もスルーしないように。
出てきた用語が何なのか、もしくは間違っている選択肢が
本当は何の用語の説明なのかわかっている状態を目指しましょう。
英語の模試復習方法
最後に、英語の復習方法です。
長文問題については国語、単語や文法では理社と似た性質がありますね。
間違った原因を正しく知ることが英語の復習で特に大切です。
よくある「浅い」復習が、「単語がわからなかった」というものです。
単語の何がわからなかったのか?をもっと深く特定しましょう。
分からなかった理由の多くはは以下のどれかに当てはまります。
- 書きたい単語はあったけどスペルで間違ってしまったのか
- スペルはわかっていたけど品詞や使い方がわからなかったのか
- 不規則な過去形に気づかなかったのか
- 形や文脈から品詞や意味は推測できなかったのか
意味はわからないけど名詞だったらこの並び替えしかできない!ということもあります。
- その単語のどの部分がわからなかった「から解けなかった」のか
- どうして得点に結びつかなかったのか
という正確な原因を必ず特定するようにしましょう。
■ 数学の模試の復習法
■ 国語の模試の復習法
■ 理科社会の模試の復習法
■ 英語の模試の復習法
模試の復習ノートは作るべき?
最後に、模試についてよくある質問に答えます。
「復習用のノートは作るべき?」という質問です。
復習用のノートは、作った方がいいです。
ただし、なぜ作るのかの目的を見失わないのが大事です。
復習用ノートを作る目的は、覚えたことのアウトプットです。
他人に解説できるように、というのを繰り返してきましたが、
人に説明する代わりに文字にする、と思ってください。
実際に文字(言葉)にしてみると、
理解したと頭では思っているけど、実は理解できていないということはよくあります。
それを整理してわかった状態にするのがノートを作る目的です。
後で見返して復習する目的ではありません。
わからないところは、教科書や元々ある模試の解説を見た方が早いです。
つまり、綺麗にノートを書く必要は全くありません。
シャープペン1本だけでも大丈夫ですし、最低限読める字で大丈夫です。
特に大事なことに赤ペンを使うくらいならいいですが、
2色より多くの色ペンを使うのはやめましょう。
綺麗にすることに気を使いすぎて、時間がかかりすぎてしまうからです。
誰にも提出しない、目的は自分のアウトプット!と覚えておきましょう。
■ 復習ノートは作った方が良い
- 覚えたことをアウトプットするため
- 人に説明する代わりに文字にする
■ 注意点
- 後から復習するためではない
- 綺麗にまとめることに時間を割かない
まとめ
さて、今回は「模試を解いてすぐやること!」というテーマでした。
せっかく半日もかけて受験するのですから、
最大の効果を得たいですよね。
今の自分の実力の確認という面もありますが、
模試は知識の抜けを確認する最高の機会でもあります。
「人に解説できるまで復習する」
これを意識するだけで、次の得点が必ず伸びますよ!
それでは!
■ 自分の解けない問題を知る
■ 間違えた原因を特定する
■ もう一度解いて満点を取る
■ 人に解説できように復習する
■ 復習ノートはアウトプット用
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