
勉強のやる気が出ないです。どうしたらいいですか…。

大丈夫。やる気は「出てから動く」じゃなくて「動くと出てくる」んです!
勉強しなきゃいけないのに、どうしてもやる気が出ないと感じていませんか。
この記事では、やる気を待たずに動き出す方法と、モチベーションを上げるために必要な考え方がわかります。
先に動画で確認したい方はこちらからどうぞ。
今回のご相談
こんな相談が届きました。
勉強のやる気が出ないです。どうしたらいいですか。
テスト前なのに机に向かえなかったり、ワークを開いてもすぐにスマホやゲームが気になったりすることはあります。
また、勉強したつもりなのに点数が上がらず、ますますやる気が下がってしまうこともあります。
結論
やる気は出てから動くのではなく、動くと出てきます。
まずは3分だけ勉強を始めてください。
そのうえで、モチベーションを上げるにはやれそう感とやりたい感を育てることが大切です。
なぜそうなるのか
作業興奮:動き始めるとやる気が出る
作業興奮とは、何かを始めることで気持ちが乗ってくる仕組みのことです。
人は、モチベーションが出てから行動するだけではありません。
行動すると、あとからモチベーションが出てくることがあります。
たとえば、食器洗いが嫌だなと思っていても、しぶしぶ洗い始めると、他の場所も少し掃除したくなることがあります。
勉強も同じで、最初は嫌でも少し始めると、エンジンがかかって20分くらい続くことがあります。
だから、最初から長時間やろうとしなくて大丈夫です。
まずは3分だけやることが大切です。
モチベーションの式:期待×誘意性
モチベーションは、心理学では期待×誘意性という形で考えることができます。
期待とは、簡単に言うと「やれそうか」「手に入りそうか」という感覚です。
誘意性とは、「やりたいか」「それをやってみたいと思えるか」という感覚です。
中学生向けに言うと、モチベーション=やれそう感×やりたい感です。
どちらか一方だけでは、やる気は上がりにくくなります。
やりたい感を育てるには目標が必要
やりたい感を育てるには、目標の設定が大切です。
自分が何のために勉強するのかを考えることで、勉強する理由が見えやすくなります。
目標は、立派なものでなくてもかまいません。
勉強しないとお母さんやお父さんに怒られる、部活動を続けたい、ゲームをしたいという理由でも最初は大丈夫です。
もっと先の目標として、憧れの職業に就きたい、行きたい高校がある、友達にテストの点数で勝ちたいというものでもかまいません。
目標は一度決めたら終わりではなく、日々考えながらブラッシュアップしていくものです。
やれそう感を育てるには計画と自己肯定感が必要
やれそう感を育てるには、勉強計画と自己肯定感が大切です。
目標があっても、何をどれくらいやればいいのかが見えていないと、やれそうとは思えません。
テスト範囲がどれくらいになりそうかを考え、1日にどれくらい勉強する必要があるかを決めていきます。
参考書やワークを何周するかも、計画に入れておくと動きやすくなります。
自分だけで計画を立てるのが難しい場合は、塾の先生や学習を見てくれる先生に相談するのも大切です。
さらに、自分はこの計画をできる、学んだことがちゃんと身につくと思えることも必要です。
点数が上がらない原因は復習不足かもしれない
テストの点数が上がらないと、「勉強不足だった」と考えがちです。
しかし、勉強したのに点数が上がらない人は、勉強不足というより復習不足のことが多いです。
エビングハウスの忘却曲線は、人間は覚えたことを時間が経つと忘れていく生き物だと説明するときによく使われる考え方です。
勉強にそのまま当てはまるかは別として、1日経つと74%忘れると言われることがあります。
でも、もう一度同じ問題を解き直すと定着が80%に上がり、さらに復習すると90%に近づくというように、復習によって記憶は残りやすくなります。
勉強した翌日に同じ問題をもう一度解くことが、点数アップと自己肯定感につながります。
同じ問題を解いて「できる」と感じると、自分はやれそうだという感覚が育ちます。
その結果、知識も定着し、テスト本番で解ける力にもつながります。
今日からできること
ステップ1: まず3分だけ始める
やる気が出るのを待つのではなく、教科書やワークを開いて3分だけ始めてください。
3分やっても無理なら、そこで止めてもかまいません。
ただ、始めてみると作業興奮によって、もう少し続けられることがあります。
ステップ2: 勉強する理由を1つ書く
今日の勉強を始める前に、何のために勉強するのかを1つ書いてください。
怒られたくない、ゲームをしたい、部活を続けたい、行きたい高校に近づきたいなど、理由は何でも大丈夫です。
やりたい感は、目標を言葉にすることで育ちやすくなります。
ステップ3: テスト範囲から1日の量に分ける
テスト範囲やワークのページ数を見て、1日にどれくらいやるかを決めます。
たとえば、ワークを2周したいなら、残り日数で割って1日の量を出します。
自分で決めにくいときは、先生に相談して現実的なプランにしてください。
ステップ4: 翌日に同じ問題を解き直す
今日解いた問題は、明日もう一度同じ問題で解き直してください。
一度解いた問題なので、前よりスムーズに解けるはずです。
もし忘れていたら、授業ノートや解説、授業の録画がある場合はそれを見直して思い出してください。
解き直しは、知識の定着と自己肯定感の両方に効きます。
ステップ5: 開始時刻を宣言してオンライン自習室を使う
勉強を始める時間を前日に決めて、誰かに宣言しておくと動き出しやすくなります。
オンライン自習室のように、決めた時間にZoomなどへ入る場所があるなら活用してください。
オンライン自習室では、先生が勉強を教えたり細かく管理したりしなくても、時間になったら入って勉強を始めること自体に意味があります。
授業を受けた翌日なら、その内容を同じ問題でもう一度解く時間にすると復習にもなります。
よくあるつまずき
やる気が出るまで待ってしまう
やる気が出るまで待っていると、いつまでも行動できないことがあります。
作業興奮を思い出して、まず3分だけ始めてください。
最初の目標は、長時間勉強することではなく、机に向かって手を動かすことです。
勉強したのに点数が上がらない
勉強したのに点数が上がらないと、自分には無理だと思いやすくなります。
でも、その原因は能力ではなく、復習不足かもしれません。
翌日に同じ問題を解き直すことで、忘れにくくなり、「できる」という感覚も育ちます。
まとめ
- やる気は出てから動くのではなく、動くと出てくることがあります。
- モチベーションは、期待×誘意性、つまりやれそう感×やりたい感で考えます。
- やりたい感には目標設定、やれそう感には計画と自己肯定感が大切です。
- 点数が上がらないときは、翌日に同じ問題を解き直す復習を入れてください。
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