なぜ子どもは勉強を嫌いになるか
子どもが勉強嫌いになる理由は様々です。今回はその中でも代表的な理由を3つ紹介します。
強制的に勉強をさせられた
「勉強しなさい」と子どもの頃に言われて嫌だったことはありませんか?
誰でも強制的に何かをしいられるのは嫌なものです。勉強をしようと思っていたタイミングで、勉強をしなさいと言われると意欲もさらに低下するため命令をして勉強をさせるのは難しいようです。
他の人と比べられた
兄弟や友達と点数や勉強頻度を比べられるのもイヤですよね。これも子どもの勉強嫌いを生み出している理由の一つです。
勉強がわからない
勉強がわからないことも勉強が嫌いになる理由です。自分は勉強が苦手なんだと自己肯定感が下がってしまうことにつながるケースも多いので気を付けなければなりません。
勉強嫌いのままだとどうなってしまうか?
上で挙げたような理由で勉強嫌いになってしまった子どもはどうなってしまうのでしょうか。「好きこそものの上手なれ」という言葉もあるように、人は嫌いなものより好きなものに熱心に取り組もうと思うものです。嫌いな期間が長引くほど勉強へのモチベーションが低い状態で取り組むこととなるので、成績が伸び悩んでしまいます。そのため、現在子どもが勉強嫌いな場合は早急に対策をすべきであるといえます。
子どもに勉強嫌いを克服してもらうには?
勉強するにあたって「モチベーション」を持ってもらうことが非常に重要です。子どもの勉強へのモチベーションを高める方法を3つ教えるので、是非今日から実践してみてください。
①ポジティブに反応する
子どもにとって親から褒められることは嬉しいことです。
テストでいい点数をとった時には子どもは親から褒められるのを楽しみに帰ってきています。嬉しいだけでなく「また褒めてもらえるように頑張ろう」という気持ちを持つ子どもも多いです。この気持ちは前向きに勉強を進めていく上でとても大事です。
そして、感情というのは自分が思っている以上に伝わりづらいもの。(周りから見ると絶対に両想いなのにお互いがその気持ちに気づいていないというのはその典型的な例です)そのため、少し大げさに子どもを褒めてあげましょう!
②将来と関連付ける
「子どもの将来と勉強を結びつける」と子どもが率先して勉強に取り組んでくれるようになります。どの子どもにも様々な可能性が眠っています。しかし、勉強ができないことが子どもの将来の可能性を狭めることにつながるのです。
「大学でこの学問を学びたい」「将来こんな仕事をしてみたい」と成長した時に勉強ができないばかりに叶わぬ夢となってしまうことも多いです。今は勉強している意味を実感しづらいかもしれないので、親が人生の先輩として「勉強が将来役立つ」ということをぜひ説明してあげてください。
③親も学ぶ姿勢を見せる
口だけ達者な人のいうことを聞く気にはなりませんよね。もし親が「勉強しなさい」と言っているにも関わらず家ではテレビを見たり、お酒を飲んでばかりいると説得力がなくなってしまいます。
そのため、仕事で忙しいかもしれませんが子どもに学ぶ親の背中を見せるために仕事で求められるスキルを習得する勉強なんかを自主的にしてみてはいかがでしょうか。
親が注意すべきこと
子どものやる気をなくしてしまい、勉強嫌いにしてしまう親のNG行動を紹介します。十分気を付けて子どもに気持ちよく勉強してもらいましょう。
①命令をしない
子育てに熱心だとついつい子どもの勉強に口を出してしまいがちです。しかし、「早く勉強しろ」「しっかり勉強しろ」と言ってしまうと子どもの勉強へのやる気をなくしてしまいます。
②他人と比べない
どんな成績であれ子どもが努力をした結果として認めてあげることが大事です。兄弟姉妹、友達と比べられると子どもは親への反発をもつようになってしまいます。子どもが自分でライバルを設定することは成長のためにもおすすめですが、親から他人と比べられてしまうと「知ったこっちゃない」という気持ちになってしまうので気を付けてください。
どうしたら子どもが自発的に宿題をやるようになるのか?
学校の宿題って面倒くさいですよね。なので、習慣として生活の一部とする必要があります。よくある習慣化の工夫として、「夕方帰ってきてごはんの時間まで勉強」といったように子どものスケジュールに組み込んでしまうことがあります。子どもの生活の「当たり前」にしてしまえば親が言わずとも自分からやるようになってくれます。
子どものやる気を出すために親ができること
なかなか子どものやる気を引き出すというのは難しいものです。しかし、やる気が起こらないとなかなか勉強へ身も入りません。そのためやる気は必要不可欠とも言えます。親が子どものやる気を起こすためにできることはあくまでサポートレベルです。
学習環境を整える
例えば、学習環境を整えてあげること、いい成績をとってきたらおいしいごはんを食べさせてあげること、子どもをたくさん褒めてあげること、スマホを子どもから預かり集中力を高めるなど小さなことが長い目で見て大きな成果につながるので意識してみて下さい。
家庭教師に相談する
学習環境を整えるには適切な指導が行える指導者が必要です。
自主的に学習をはじめるのは難しく、なかなか勉強に手が着けられないお子様も多いと思います。
お子様のやる気を最大限に引き出せるよう親御さんが学習環境を整えてあげることが大切です。
家庭教師のLaf→https://lafgroup.jp/
最後に
勉強をすることが子どもの可能性を広めることにつながっています。そのため、子どもには少しでも苦手意識を少なく勉強に取り組んでほしいですよね。親ができる工夫は「褒める」「将来と関連付ける」「親自らが学ぶ」といった小さなことかもしれません。また、気を付けることも「命令しない」「比較しない」という些細なことかもしれません。しかし、その積み重ねが子どもを勉強嫌いにするかどうかということの分岐になるとすれば実践の価値があるのではないでしょうか。ぜひ今回の記事で書いたことを意識してみてくださいね!
コメント一覧