今年で指導歴七年目を迎え、個別・集団塾の講師、家庭教師などの塾業界全般に加え、私立高校の非常勤講師・夏休みの補習授業で高校生100人に対して授業をするなど幅広く活躍されている岡村ゆき子さん。
前編では、岡村さんに中学生やその保護者の抱える悩みについて回答していただきました。
後編では、そんな岡村さんが現在運営されているEdumuse株式会社の「ホームラーニング パプリカ」(オンライン専門の家庭教師サービス)について聞いていきます。
【岡村有希子】
◆ 指導歴七年目
◆ 個別・集団塾の講師
◆ 家庭教師
◆ 私立高校の非常勤講師・夏休みの補習授業で高校生100人に対して授業
◆ Edumuse株式会社のCEDを務めつつ、「ホームラーニング パプリカ」(オンライン専門の家庭教師サービス)を運営
ホームラーニング パプリカの特徴
ここからは岡村さんの家庭教師サービス「ホームラーニング パプリカ」について聞いていきたいと思います。
ホームラーニング パプリカの特徴などはありますでしょうか?
オンラインとアナログの良い点の掛け算
授業自体は全部オンラインなんですよ。
オンラインだと地域や場所を問わずにお家で勉強できるますし、送り迎えの手間が省けます。
夜の外出は危ない場合もあると思うので、安全面から見てもオンラインってすごいたくさん教育上良さがあると思うんですよね。
ただアナログにはアナログの良さがあると思っています。
デジタルよりも、手で紙に書いて勉強する方が定着率も高いですし、文章も紙で見た方が覚えやすいんですよね。
なので、勉強はオンラインの良さを活かしてを使って家でやりながら、勉強する媒体は紙を使うというオンラインとなアナログの良さを組み合わせているっていうところが一つ目ですね。
なるほど!
読書する時も、Kindleで見るより紙の本の方が記憶に残るみたいな話もありますもんね。
授業はすべてオンラインのライブ授業
そうなんですよ。
オンラインとアナログの掛け算というのが一つ目の特徴で、二つ目がライブ授業のみを行っていることですね。
そうですね。
事前に録画したものを配信するのでは毎回ぶっつけ本番で授業をしてます。
コミュニケーションを取ることで、置いてきぼりな子を作りたくなかったんですよ。
自分が発したことに先生が答えてくれるのも勉強の楽しさに繋がるし、授業の理解度が確認できるんですよね。
ある程度の学習能力がある子は録画授業でも勉強出来るんですけど、学校の内容の理解が難しい子だと録画授業を見てるだけでは結局置いてきぼりになってしまうと思うんですよね。
そうなった時に、手間は掛かるけど子供達を楽しませたり、置いてきぼりにしたりしないためにはライブ授業をすべきだなと思ったのが理由ですね。
めちゃくちゃ重要ですね。いや本当。
置いてきぼりになっちゃいますもんね、絶対。
学校の内容が出来ない子だと、録画授業ではボーって見て終わっちゃうと思いまし、
それだったら、その時間を遊びに使ってリフレッシュした方がいいと思うんですよね。
分かります。ためにならない時間なら。
絶対そうですよね。
三つ目は何でしょうか?
学校の授業の内容理解を徹底する
三つ目は、「学校のことしかしない」と言う点です。
家庭教師の時間を学校の反転学習みたいな形にしてるんですよね。
新しい教材をたくさん買うのではなく、まずは学校のワークとか、学校のことを一つ一つ出来るようにした上でプラスアルファのことをするということを大事にしてるのがうちの特徴ですね。
ほんと、重要ですよね。
学校のことが出来ていなのに問題集を買っても絶対できないですもんね。
そうですね、絶対できないので。
まず学校のことを出来るようにすることが大事。
大切だと思います。
その、「学校の内容を大切にする」ことにこだわる理由はあるのでしょうか?
まず学校のことができないっていうのは苦痛でしかないと思うんです。
子供って一日二十四時間の内の大半を学校で過ごしているんですよね。
それで、その学校の勉強が出来ないとなると、一日の大半が苦痛な時間になるわけですよね。
これは純粋に辛いと思います。
なので毎日楽しく過ごせるように、まずは学校の内容を大切にすることに重きを置いています。
それ、本当に重要ですよね。
少なくとも八時間は学校にいますし、そのほとんどが勉強時間ですからね。
勉強が嫌いになればなるほど、学校の授業にもどんどん置いていかれてしまいますし。
生徒に多いのは、いかにも「勉強嫌い」な子
ありがとうございます。
そんなホームラーニング パプリカを利用されている生徒さんはどんな方が多いですか?
勉強嫌いな子、お家で勉強しない子、ゲーム好きな子とかが多いです。
もう本当に、遊びが好きな子と勉強好きって対極ですけど「まさに」という子が多いです。
「気軽に相談できる近所の優しいお姉さん」の距離感
本当に良いですね。絶対良いと思います。
ではその中で、生徒さんとの距離感で意識していることってありますか?
あ、そうですそうです。
日常生活や学校の様子とか習い事とかも聞いて、そういう勉強以外の部分も結構聞いたりしてます。
そうですそうです。
最近だと、カードゲームの話とかしましたね。(笑)
へぇ。
ちなみに今は何が流行ってるんですか?
その子が持ってるのは、流行ってる訳ではないんですけど…何て言ったかな。
私も初めて聞いた遊びで、めちゃくちゃ頭使う系のゲームの話をこの間してて、私もルールが覚えられなかったので「今度、お家に行ったときにしよう」ていう話をしてました。
保護者の方も横で授業を受けられ、学習内容が全て把握できる。
では次は質問です。
親御さんはお子さんの学習状況とか気になると思うんですけれど、どういう風に報告されるんですか?
自宅で受講される方が多いので、基本は親御さんが横にいらっしゃることが多いんですよ。
お子さんと「教科書何ページまで行ったね」という会話もしているので、横にいるお母さんも聞いてるという形ですね。
なので、毎回の授業で学習状況がそのまま共有されてる感じですね。
後は、授業中のノートをpdfにして毎回送っています。
はい、そうですそうです。
学校の教科書を事前にLINEで画像を送っていただき、それをベースに授業を進めているので、Zoom画面をpdf画像と見比べてどの単元を勉強したかが分かるようになっています。
なるほど。
やっている内容は大体把握できるっていうのは凄く安心ですよね。
そうですそうです。
何やってるか大体分かってます。
最初はどうしようってなりましたけど、もう慣れましたね。(笑)
それに、自宅で受講するオンラインだからこそ授業風景が筒抜けなので親御さんからしても安心かなと思います。
塾では、子供が塾で何をしているかが分かりにくく面談でも実際の様子が伝わりづらいのは親御からしても不安だと思うので。
いいですね。緊張しますもんね。
家庭教師は生徒の前でしかやっていないので、親御さんがずっと横で見ていると思うと凄い緊張しますね。
いや、でも慣れてきますよ。
最初緊張しますけど。
ですよね。(笑)
なるほど。ありがとうございます。
お子さんに怒らず、悩みがあれば相談して欲しい。
保護者の方へのメッセージ…偉そうなことは言えませんが…
保護者の方で悩んでらっしゃる方、それこそ中三のお子さんを持つ方、お子さんが塾に行っている方とか多いと思いますが、一人で抱え込まずにいて欲しいなと思いますね。
人によるのかもしれませんが、意外と塾の先生は相談して欲しいと思ってるんですよ。
塾に預けていただいたからには責任もって面倒見るし、気になることは全然、聞いてもらっていいですし。
そうですよね。
「もっと塾や先生とかに相談して大丈夫ですよ」、「自分一人で抱え込まないでほしいな」ということですよね。
そうですね。
あと、「子供に怒らないであげてほしい」とも思っています。
そうそう。(笑)
それと、点数が悪いから怒るとかもしないであげてほしいですね。
怒りたくなるは分かるんですけど、中には頑張ってもできなかった子とかいるので、そういう子が怒られることによって芽が潰れてしまう可能性があるので、そこは温かく見守ってあげて欲しいですね。
そういう時は怒る前に、とりあえずその子に感想を聞いてみてほしいという話をしてます。
点数が良い悪いって分からないじゃないですか。
例えば六十点でも、平均点が三十点ならすごいですし、平均点が八十点なら少し悪いかなとなりますよね。
なので、頭ごなしに「何なのこの点数!」ではなく、お子さん自身が自分でどう思ったかという話を最初に聞いてあげてほしいなと思います。
それで、多分子供なりの意見が出てくると思うので、そこから「じゃあ次こうやって頑張ろうね」とか、「ああ、じゃあこれだって頑張ったんだね」とかっていう声掛けができると思います。
中学生のお母さまには、そうやって接してあげて欲しいなという話をしてましたね。
じゃあまずは怒らず、優しく見守って、感想を聞いて。
色々コーチングみたいな感じですね。
あ、そうですね。
確かに、コーチングに近いですね。
目指すは「小学生のライフスタイルになる」こと
私たちが目指しているのは、「小学生のライフスタイルになる」です。
よく言う様に「歯磨きするように勉強できるようになる」と自ずと成績が上がるんですよね。
やることはもちろん決まってると思うんです。そこを目指すっていうのがうちの塾ですね。
あそう、モチベーション。
モチベーションに関わらず、学習をいかに習慣化させるかっていう。
ありがとうございます。
質問は以上ですが、岡村さんから告知などありますでしょうか?
そうですね。
私たちは小学生専門なので中学部門ができたら是非、勉強嫌いな子はうちの家庭教師を検討いただけたらと思います。
そうですね。
それでは、今回は以上になります。
ありがとうございました!
ホームラーニング パプリカ
いかがでしたでしょうか?
本日は、岡村さんの運営されていホームラーニング パプリカや、教育に対する考え方について聞くことができました。
ホームラーニング パプリカの理念や考え方に興味を持たれた方は、是非ホームラーニング パプリカにご連絡してみてください!
ホームラーニング パプリカ
HP:https://homelearning-paprika.com/
TEL: 090-5963-159
MAIL: info@homelearning-paprika.com
前編では、ホームラーニング パプリカを運営されている岡村さんに“勉強を習慣にするコツ“について聞いています!
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