不登校ってずるいくない?
こんにちは!Laf先生(@Laf_oshikawa)です。
現代日本でも未だに不登校が「ずるい」と言われるのはなぜでしょうか?
不登校は本当にずるいのでしょうか。
答えはノー、学校に行かないのはずるいことはありません。
この記事では不登校の学生が「ずるい」と呼ばれる理由について解説していきます。
不登校はずるいのか?
それでは本当に不登校がずるいのかと言われると、そうではありません。
というのも学校に通うのは「権利」であって、「義務」ではないためです。
これは日本国憲法にもはっきり明記されています。
「すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ。」
(引用:「日本国憲法第28条」)
「教育を受けさせる」つまり、学生さんではなく、
「親」にその責務があることがはっきりと記されています。
子供側の義務は他の条項にも記されていません。
また同じく日本国憲法には「教育を受ける権利」についても書かれています。
「すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。」
つまり学校教育は「権利」です。
あくまで義務ではないため、それを子供たちが放棄する分には何ひとつ問題がありません。
教育を受けようが、放棄しようがそれはその人の問題で、
他の人が介入することはできないと言っていいでしょう。
不登校が違法かどうかについてはこちらの記事をご覧ください!
不登校がずるいと言われる理由は?
あなたがもし不登校なら、
周りの学生から学校に行かなくてずるいと言われた経験はないでしょうか?
学校に行っていない子供が学校に行っている子供に「ずるい」と言われる理由は簡単です。
単純に「学校に来なくていい」現状を妬まれているためです。
つまり、皆学校に行くのが嫌で、我慢して通っているからこそ、休んでいる生徒は羨ましくなるのです。
なぜ不登校が妬まれるのか
それでは、なぜ不登校はここまで妬まれるのでしょうか?
これは集団対個人の対立の問題があります。
学校では「集団活動」が前提となっているために、
みんな一緒の活動をするのが当たりまえになるためです。
集団から外れる存在は「仲間はずれ」にされ、「ずるい」と言って妬まれるのです。
■ 不登校はずるくない
- 教育は義務ではなく権利であるため
■ ずるいと言われる理由は?
皆も登校が嫌で不登校が羨ましいから
■ なぜ不登校が妬まれるのか
- 集団 v.s 個人の問題
不登校の「ずるい」を克服する方法
不登校はずるいことではない・・・
と分かっていても、周りに「ずるい」と言われると精神的に辛いですよね。
そんなあなたが
ずるいと言われるのを気にしないにはどうすればいいのでしょうか?
まず、その辛さを感じるのは
あなたが、学校以外に頑張る物事を見出だせていないためです。
罪悪感から逃げるためには
学校以外の活動に熱を入れるのが、最も早く、最もためになる道です。
それでは学校以外にどのような活動に熱を入れればよいのでしょうか?
不登校の「ずるい」を克服する方法①…勉強をする
不登校だと授業に行かなくなるので、勉強で置いてかれないか不安ですよね。
不登校の期間は無理のない範囲で勉強するようにしましょう。
勉強をするにはGoogleで検索すれば各教科定番の参考書が出てきます。
でそれを毎日コツコツ解く習慣をつければ、大きく成績を上げることができるでしょう、
自学自習をする習慣は後の人生、働くときなどにとても大事になってきます。
学校では、基本的に言われたことだけをやるスタンスになるため、
自学自習のスタイルをつけることはなかなか難しいでしょう。
しかし、その学校がなくなると話が変わってきます。
そこで成績の悪化に追われることで嫌でも勉強するようになるので、
不登校はある意味勉強にとってとてもいい環境でもあるのです。
不登校の自宅学習についてはこちらの記事をご覧ください!
不登校の「ずるい」を克服する方法②…フリースクールや通信制教育に通う
しかし、それでも
- 何かに通っていないともどかしい
- 内申点が気になる
という方もいらっしゃるでしょう。
そんなあなたにオススメなのがフリースクールです。
フリースクールとは不登校になってしまった学生さんが学校の代わりに過ごす場所です。
勉強や人間関係で不登校になった学生さんもたくさんいらっしゃいますし、
軽度の発達障害や身体障害で学校に馴染めなかった学生さんもいらっしゃいます。
学校に比べると集団生活感が薄く、
不登校の学生のサポートなども充実しているのも、嬉しいところですね。
また、最近では通信制教育も内申点が得られるの教育機関の対象となっています。
ただ、こちらはSkypeなどのオンライン通話で面談する形でないと、適応対象となりません。
どのようなオンライン教育かは相談する必要があるでしょう。
フリースクールについてはこちらの記事をご覧ください!
不登校の「ずるい」を克服する方法③…学校で学べないことを学ぶ
例として
- プログラミング
- デザイナー
の勉強をすればその技術を丸々職業に活かすことができます。
現代日本では情報化とともに仕事の多様化が進み、
従来の学校教育の枠組みから、はみ出た内容の仕事でも十分に稼げるようになっています。
正直言って、以前より学校に行く必要性は薄れていると言えるのかもしれません。
不登校の「ずるい」を克服する方法④…保健室登校をする
保健室登校とは、
- 常時保健室にいる
- 特定の授業には出席しても学校にいる間はほとんどの時間を保健室で過ごす
状態のことを言います。
保健室登校には、
- 不登校への予防
- 教室復帰へのステップ
の意味合いがあります。
保健室の他にも、「別室登校(相談室登校)」「放課後登校」などがあります。
それぞれに特徴があるので、子どもの学校にどんな仕組みがあるのか。
どれが子どもに合うのかを学校に相談してみましょう。
■ 勉強する
■ 学校以外の教育機関を利用する
■ 学校で学べないことを学ぶ
■ 保健室登校をする
まとめ
学校はあくまで一つの教育機関でしかなく、
不登校だからといって必ずしもずるいとは言えません。
しかし、学校に行かず、何もせずに時間を過ごすのは
あなたの人生にとって決して有益とは言えないでしょう。
学校に行かないなら、そこで浮いた時間は有益に使いましょう!
■ 学校はあくまで教育機関の一つ
■ 不登校はずるい訳ではない
■ 浮いた時間は有効に使うべき
■ 何もしないのは有意義ではない
コメント一覧