実力テストってどう対策するの?
こんにちは!Laf先生(@Laf_oshikawa)です。
- 実力テストの勉強法ってあるの?
- 実力テストっていつから勉強すればいい?
このような疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
ここでは実力テストの勉強方法とそれを普段からの勉強につなげるコツをご紹介します!
実力テストとは
実力テストは、出題範囲が広く難易度が高いテストです。
出題範囲は中学校でこれまでに習ってきた所全てです。
また応用問題も多数出題されます。
その反面、成績に反映されないか少ししか影響しない場合が多いです。
実力テストは成績評価の基準ではなく、高校入試において志望校を決める際の基準であるからです。
実力テスト対策を始める時期
実力テスト対策を始める時期は早ければ早いほうが良いです。
当たり前のことだと思う方も多いと思いますが、出来ている人は中々居ません。
最低でも1か月前から実力テスト対策を始めましょう。
これでも遅いぐらいです。
定期テストであれば2週間前から対策を始めても高得点を狙うのは難しくありません。
しかし、実力テストの対策は1か月前からでも遅いくらいです。
単純に、出題範囲全てを勉強することは時間制約的に不可能だからです。
ですので、出題範囲も広く応用問題も多数出題される実力テスト対策は、効率が特に重要になってきます。
ここでは日ごろからの勉強に活かせる実力テスト対策の勉強法をお伝えしています。
この記事を読んだ方はさっそく取り組んで頂ければと思います。
ざっくりと実力テストの特徴をお伝えしてきましたが、次のセクションからは勉強法に触れていきます。
ぜひ参考にしてください!
■ 出題範囲が広く難易度が高い
- 出題範囲は入学してから習った分野
- 応用問題も多く出題される
■ 成績への影響は少ない
■ 短期間での対策は難しい
- 範囲が広いため一ヵ月でも足りない
実力テストの効率的な勉強方法
実力テストは応用問題が多数出題されると書きましたが、基本問題も同様に出題されます。
この基本問題を対策するだけでも平均点以上の点数を見込むことが出来ます。
また応用問題を対策するにあたっても基本問題の理解が前提となってくる為、基本問題の理解と定着は避けられません。
ですので、まずは基礎の確認、定着から開始します。
実力テストの効率的な勉強方法の流れは
- 対策する範囲の絞りこみ
- 絞り込んだ範囲の定期テストの見直し&解きなおし
- 解きなおして間違った問題の見直し
- 間違えた問題のメモを作成
- 実力テストの過去問を解く
です。
最終的には③~⑤を繰り返すことが目標です。
ステップ1:勉強範囲を絞る
まず、最初に対策する範囲を決めます。
出題範囲のすべてを対策するのがベストですが、効率が悪いです。
テストに出やすい問題を重点的に勉強するため、以下の順で範囲を絞りましょう!
①実力テスト出題範囲内であること
↓
②後述する「よく出題される範囲」内であること
↓
③自分の苦手な単元や記憶があいまいな単元であること
ステップ2:定期テストで復習
次に、絞り込んだ範囲の定期テストの復習をしましょう。
なぜ定期テストかと言うと、定期テストにはその範囲で重要な基本問題が多く出題されているためです。
復習の仕方としては、答案を眺めるだけでなく実際に解きなおしていきましょう。
間違えた問題は解くに要注意です。
この時、対策する単元が複数ある場合は、昔に習った単元から順番に対策していきましょう。
というのも数学の例で言えば、「二次方程式」を理解するために「一次方程式」の理解が前提となってくる、
というような場合が多いからです。
ですので、習った学年の若い順に絞り込んだ範囲を対策していきましょう。
ステップ3:ミスした問題の見直し
ステップ2で間違えた問題の見直しをしっかりと行いましょう。
見直しても理解できない場合は教科書やワークも見返し、単元の理解を深めましょう。
そしてまた間違えた問題の解説を読み込みましょう。
それでも分からない場合は、分かる人に聞きましょう。
ステップ4:ミスした問題をメモに残す
ステップ2・3で間違えた問題をメモにまとめていきましょう。
問題文ごと書き留めておくと、メモを見返したときに問題に取り組めるのでおススメです。
裏には答えと解説を簡単に書き、いつでも見返して思い出せるようにしておきましょう。
このメモは自分の弱点の集合体です。
このメモを見返すことほど効率の良い勉強はありません。
ですので、多少煩わしいですが、このメモを作成してみてください!
作成したメモは繰り返し見返しましょう。
見返して解くことが2回出来て、もう大丈夫だなと思えたらその問題は削除しましょう。
逆にここが怪しいなと思う問題に出会う度にメモに書き足していきましょう。
このようにメモを日々更新していきましょう。
ここまでが基本の定着の勉強法でした。
次からはいよいよ応用問題の対策にも入っていきます。
ステップ5:過去問を解く
ある程度基本の定着が出来てきた人は過去問を解きましょう。
過去問を解く際は本番と同じように時間を計って解きましょう。
過去問は一番の教材です。
過去問の素晴らしい点はこんなにもあります。
- 問題のパターンに慣れることが出来る
- 苦手な所をあぶりだしてくれる
- 本番で起こりうる失敗やミスを先取り出来る
- 高校入試対策になる
問題のパターンに慣れることができる
過去の実力テスト本番の問題なのでどのような出題傾向があるのか、経験し対策することが出来ます。
応用問題も例のごとく多数出題されるので取り組んで実力を鍛えることが出来ます。
応用問題とはだいたいが基本問題を組み合わせたような問題です。
過去問を通して、応用問題のパターンに慣れておけば本番でも惑わされずに済みます。
自分の苦手分野を見つけられる
基本問題も多数出題されており、基本が身についているのか確認することが出来ます。
間違えた問題や単元はもちろんのこと、時間のかかった所や根拠や記憶があいまいだった所をあぶりだしてくれます。
その辺りは理解や復習が不十分だった所です。
そこを対策することが出来るので本番での点数アップにつながります。
実力テストの予行演習ができる
本番の実力テストを疑似体験することが出来ます。
つまり本番で起こりうる時間配分のミスなどを先取り出来、対策することが出来るのです。
「分からない問題に時間をかけすぎて、正解できるはずの問題を時間切れで解けなかった」
このような事態は何としてでも避けなければいけません。
ですので、過去問を解く段階から時間管理をしっかりと行いましょう。
まずは確実に正解できる問題から回答していき、
分からない問題は余った時間で考える習慣を過去問の段階からつけていきましょう。
高校入試の対策になる
実力テストは高校入試の問題を参考にして作られているため、高校入試の対策にもなります。
そもそも実力テストを対策することの最終目標は高校入試合格 です。
実力テストの過去問で点数を取れるということは高校入試合格にそれだけ近づいているということです。
成績に反映されないことの多い実力テストですが、高校入試においては重要な意味を持っているのです。
過去問や問題集を解いた後は必ず復習してください!
間違った所や時間のかかったところは間違いなく自分の弱点です。
その弱点をまたメモにまとめていきましょう。
過去問を解き、間違えた問題をメモにまとめ見返す
この段階まで持ってくることが出来ればあとは数をこなすだけです。
基本の定着から過去問演習まで道のりは長いかもしれませんが、これをすれば確実に実力テストの結果につながります。
最初の方は特にきついと思いますが、果敢に取り組んで頂ければと思います。
- 勉強範囲を絞る
- 定期テストで復習
- ミスした問題の見直し
- ミスした問題をメモに残す
- 過去問を解く
※3~5を繰り返す
よく出題される範囲
ここではよく出題される範囲を学年、教科別でご紹介します。
実力テスト対策範囲の絞り込みに是非活用してください!
英語
中学一年生
- be動詞と一般動詞の違い
- 現在進行形
- 三単現のS
- 疑問詞
- 一般動詞の過去形
中学二年生
- be動詞の過去形
- 不定詞(to+動詞の原形)
- 助動詞
- 接続詞
- 比較
中学三年生
- 受け身
- 現在完了形
- 間接疑問文
- 関係代名詞
数学
中学一年生
- 方程式
- 比例と反比例
- 作図問題
- 面積や体積を求める問題
中学二年生
- 説明問題
- 連立方程式
- 一次関数
- 証明
- 確率
中学三年生
- 因数分解
- 平方根
- 二次方程式
- 二次関数
- 相似
- 円周角の定理
- 三平方の定理
社会
中学一年生(地理)
- アジアの経済成長
- アメリカ合衆国の産業
- 竹島、北方領土、尖閣諸島の地図上の位置とこれらの島の領有をめぐる主張と現状
- 日本の山地、川、平地
- 日本の少子高齢化、過疎や過密問題
- 資源の輸入に頼る日本の現状
- 日本の工業地域の分布図、工業地域別生産額のグラフ
中学二年生(歴史)
- 仏教、キリスト教、イスラム教
- 先土器、縄文、弥生、古墳、飛鳥、奈良、平安、鎌倉、南北朝、室町、戦国、安土桃山、江戸、明治、大正、昭和、平成の時代の流れ
- 特に江戸時代や近現代については問われやすい
- 各時代の文化史
- 他国との対外関係
- ヨーロッパ史
- 中国史
中学三年生(公民)
- 日本国憲法の基本原理
- 天皇の地位と国事行為
- 自由権や社会権
- 国民の義務
- 日本の選挙制度
- 国会、内閣、裁判所の三権分立
- 地方自治体
- 消費者問題
- 労働者の権利
- 需要と供給
- 銀行の仕組み、日本銀行の金融政策
- 税金
- 円高や円安といった為替相場
- 日本の貿易の特徴
- 地球環境問題
理科
中学一年生
- 植物の分類
- 顕微鏡など実験器具の使い方
- 光合成
- 気体の性質
- 状態変化
- 凸レンズ、光の反射・屈折
- 火山
- 地震
- 地層の読み取り
中学二年生
- 化学式、化学反応式
- 動物の分類
- 天気
- オームの法則
- 磁界
中学三年生
- イオン式
- 電気分解
- 遺伝
- 運動とエネルギー
- 天体
■ 勉強範囲を絞る際に使おう!
■ 自分の特に苦手な範囲を探す
■ 先に習った範囲から勉強する
まとめ
ここまで実力テストの勉強法をお伝えしてきました!
実力テストが終わった後も日ごろからの勉強に活かしていってもらえればと思います。
実力テストも受けたら受けっぱなしではなく復習しましょう。
そして間違えた問題はメモに書き足してしっかり見直してください!
また普段の授業の勉強などでも分からなかったところをメモにまとめていくだけでも力になります。
これを普段から行っていれば次の実力テスト対策はもっと楽になります。
ぜひここでの勉強法を普段からの勉強につなげていってください!
■ 実力テストは範囲が広い
■ 応用問題も出題され高難易度
■ 対策は短期間では厳しい
■ 範囲を絞り効率的に勉強する
■ よく出る範囲を確認する
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