[2023年最新版]英検3級の合格基準について、わかること全て教えます!

英検対策
くーちゃん
くーちゃん

英検3級って、どうなると合格なの?

こんにちは!Laf先生です。

謎に包まれた英検3級の合格基準

それもそのはず、正確な合格基準は英検協会しか知らないのです。

 

ですが、受験する際には相手は知っておきたい!
今回は、英検3級の合格基準と配点に関する情報を全てまとめてみました!

 

 

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英検3級一次試験の合格基準

 

英検3級一次試験(筆記試験)の合格基準は、しっかり公表されています。

一次試験の合格点は、

  • 英検CSEスコアで1103点
  • 満点は1650点なので、割合にすると66.8%

ですね。

 

「なんだ、ちゃんと発表されているじゃん!」と思うかもしれません。

ですが、曲者なのは「英検CSEスコア」という点。

実は、テストの得点率=CSEスコアでは「ない」のです。

 

英検協会によれば、試験を受けた全員の得点の仕方から
統計的手法を用いて計算しているとのこと。

つまり、

  • 難しい回ほど1問の配点は高くなる(低い正答率で合格しやすくなる)
  • 簡単な回ほど1問の配点は軽くなる(たくさん正解しないと合格できなく)

のです。

 

このスコアの決め方によって、

  • 簡単な回で実力がないのに偶然受かってしまう
  • ちゃんと勉強したのに難しい回で落ちてしまう

という事態が発生しづらくなっています。

受験できる機会が限られる中学生にとっては、
勉強すれば事故で落ちにくいという点で嬉しい
かもしれませんね。

 

さて、前置き(予防線)をしたところで、本題です。

この英検CSEスコアについても、わかっている情報がいくつかあります。

 

1つ目は、合格は分野の合計点のみで判断されること。

つまり、苦手な分野の得点を他で挽回できるということです。

 

一般の試験には、合計点の他に分野ごとの最低点があることもありますね。

いわゆる「足切り」というものです。

英検には、分野ごとの足切りはありません

リーディングが4割でも受かった、という報告もあるので、
苦手な分野があっても恐れず挑戦したいところです。

 

次に、分野内での1問の重みは同じということです。

先ほど、難しい回ほど1問のスコアは高くなると説明しました。

ですが、同じ回の中で難しい問題ほど配点が高いということはありません

 

これが効いてくるのは特にリーディングですね。

最初の単語穴埋め問題を正解しても、長文読解を正解しても
どちらもスコアは同じ
になるということです。

長文読解問題は入試や定期試験では配点が高いことが多いので、
ここは1つの違いだと知っておきましょう。

 

そして、一番大切なことなのですが、
得点率よりCSEスコアは高くなる傾向にあるということです。

平均して5割後半の正答率の人の合格報告もありますし、
公式も平均6割の正答率の人の多くを合格にしたという発表をしています。

 

逆に、7割で不合格になった報告はほぼ聞かないため、
正答率68%よりも合格基準はかなり甘いと言えるでしょう。

念の為に68%を勉強中の目標点にしつつ、
本番は6割でも大丈夫と心に余裕を持つのがおすすめ
です。

 

  • 英検CSEスコアで1103点。
  • 英検CSEスコアとは、得点ではなく統計的手法を用いて出したスコア。
  • スコアは得点より上がる傾向にある。

 

英検3級一次試験の配点は?

 

さて、得点率≠スコアなことはすでに説明しました。

それでも、1問が約何点なのかは気になってしまいますよね。

その気持ちはよく分かります。

 

なので、今回はあえて各分野の満点550点を問題数で割って、
1問ごとの重みを計算した結果を紹介します

繰り返しですが、正答率とスコアは別物です。

あくまで参考というのは覚えておいてくださいね。

 

リーディング:1問あたり18.3点

リーディングの1問は、約18.3点になります。

合計の30問でスコアの満点550点を単純に割った結果です。

 

リーディングの問題形式はこうです。

 

  • 単語や熟語の穴埋め問題15問
  • 会話文の完成問題5問
  • 長文3つで読解問題が合計10問

 

 

 

先ほどの繰り返しですが、どの問題も配点は同じです。

長文読解の難問を5分かけて解いても、
穴埋め問題を30秒で解いてももらえる点は同じです。

つまり、穴埋め問題は時間的に効率よく点数を稼ぐことが出来ます。

事前の単語や熟語の勉強は欠かさず行いましょう

 

リスニング:1問あたり18.3点

リスニングも、1問のスコア約18.3点の計算になります。

こちらも合計30問だからですね。

 

形式は、以下のようになっています。

  • 会話文の応答を選ぶ問題10問
  • 会話の内容一致問題10問
  • ナレーションの内容一致問題10問

 

リスニングについては、特別言うことはありません。

短期間での対策がやや難しい部類に入ります。

形式の確認がてら過去問を早めに解いておきましょう

リスニングで取れる点に合わせて、
他の分野の目標点を決めるのがおすすめ
です。

 

ライティング:1得点34.4点

ライティングは、16点満点の試験です。

単純計算だと、1点が34.4点に相当します。

 

採点基準は、

  • 質問・指示に正しい内容がかけているかの「内容」
  • 分かりやすい文章になっているかの「構成」
  • レベルに合った単語が使えているかの「語彙」
  • 正しい英文がかけているかの「文法」

それぞれ4点満点となっています。

 

観点1点ずつが最も重いのがライティングなのが分かります。

また、「内容」「構成」に関しては、ある程度決まった表現を使って
高得点を狙っていくこともできます

最優先で対策したい分野と言えるでしょう。

 

ライティングの対策についてはこちらの記事をご覧ください!

 

▼おすすめ記事
英検3級のライティングの必勝の型!練習問題を型で解こう!
https://blog.laf.education/eikennsannkyuu-raithingu-mondai/【英検3級】ライティングを得点源にするコツ!
https://blog.laf.education/eiken-sannkyuu-writing/

■ リーディング

  • 一問あたりのスコア18.3点

■ リスニング

  • 一問あたりのスコア18.3点

■ ライティング

  • 1点が34.4点に相当

 

英検3級二次試験の合格基準と配点

 

次に、これまた気になる英検3級の二次試験についてです。

英検3級の二次試験合格基準は、CSEスコアで353点です。

割合にすると64.2%で、一次試験より若干低いです。

 

こちらも、同様のスコア計算なので点数≠スコアです。

それでも先ほどと同じようにあえて1問の重みを出すなら、
満点33点なので1問のスコアは約16.7となります。

 

得点の内訳は、このようになっています。

  • パッセージの音読5点
  • カードに対する答えのある質問合計15点
  • 意見を聞く自由に答える質問合計10点
  • コミュニケーションへの態度点3点

 

態度点は当然落としてはいけない点になっています。

それも含めて、コミュニケーションを取る姿勢が大切です。

 

多少文法が崩れていて1-2点減点されても、6割には届きます。

内容さえあっていれば6割の英語で受かるということなので、
こちらも恐れることなく挑戦してみましょう。

 

二次試験の対策についてはこちらの記事をご覧ください!

 

 

■ 合格基準はCSEスコアで353点

  • 割合では64.2%

■ 一問あたりのスコアは16.7

  • パッセージの音読:5点
  • カードに対する答えのある質問:15点
  • 意見を聞く自由に答える質問:10点
  • コミュニケーションへの態度:3点

 

まとめ

 

今回は、英検3級の合格基準について紹介しました。

是非とも覚えておきたいこととしては、

  • 分野内での問題の配点は全て同じ
  • ライティングは1点が重い
  • 面接は文法が崩れてもOK

といったことですね。

 

また、得点率が6割ギリギリの場合でも
合格の可能性がある
というのも報告を聞く限り事実です。

最初は不安かもしれませんが、英語力を一気に伸ばすチャンス、
英検には是非とも挑戦してみましょう!

それでは!

 

■ 統計的スコアで合否が決まる

■ 分野内の問題の配点は全て同じ

■ ライティングは1点が重い

■ 面接は文法が崩れてもOK

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