中学に入り、苦手が続出する教科。数学と英語。この言葉を聞くだけでも嫌だという方も中にはいるのではないでしょうか?
今回は数学が苦手な人が無意識にやっている考え方、苦手分野を作ってしまう原因、苦手を根本から解決する方法をご紹介します。
数学が苦手だという方は要チェックです!
数学が苦手な人に共通する考え方
中学校に入学してしばらくすると数学が苦手な人が増えてきます。なぜ数学が苦手になってしまうのでしょうか?
きっかけは人それぞれですが、根底にある理由はおおよそ同じものです。また、その理由を生み出してしまう行動や考え方も大体似ているものになります。
今回は数学が苦手な人に共通してみられる誤った考え方をご紹介していきます。なぜ、その考え方が間違っているのか、どういう風に改善していけば良いかをしっかり確認して実践してみてください!
本質を見落としている
小さくて細かいところを気にしてしまい、本質的な部分を見逃してしまっています。つまり、計算方法には大きな差はないけれど、見た目が変わっただけで「分からない」になってしまいます。
例えば、2×3=6は理解できるけれど、2×Y=6になると「分からない」となってしまいます。
前に習った知識を使うことはできないか、前に解いた問題に似ていないかと考えたりしましょう。
勝手なルールを作る
計算ミスが多くて数学が苦手になるという方に多い考え方が、「分からないからこれでいいや」と勝手にルールを作って解くことです。ちゃんとした公式があるにも関わらず、それを覚えていなかったり間違って覚えていたりして、公式を無視した解き方になってしまうというケースです。もちろん、正解になることはほとんどありません。途中で分からなくなっても「これでいいや」と諦めずに考えましょう。また、忘れないようにしっかりと練習量をこなしましょう。
自分の言葉で「なぜ」の説明ができない
新しい単元に入って急に理解が追い付かなくなったという方はこちらが当てはまるかもしれません。公式の意味や、なぜ、そのような答えになるのかを考えずに勉強を進めているのではないでしょうか?
説明できないというのは、例えば、(X+1)(X+2)のとき、答えがなぜX=-1, -2になるのか人に説明できないということです。そのような進め方をしていると、知識の応用が利かなくなってしまい、単元が発展すると途端に苦手になってしまいます。公式やルールを覚えるときは、意味や理屈もセットで覚えるようにしましょう!
式を書かず、暗算しようとする
特に計算ミスが多くて数学が嫌になるという方は途中式を飛ばして書いてしまっているのではないでしょうか?「数学が苦手だ」という自覚のある方は、いくら簡単な内容でも暗算をせず式を書いていきましょう。式を書くことで見直しが楽になります。暗算で計算を飛ばしてしまうと、どこで、なぜ間違えたのかを後から確認することが出来ません。また、書いている途中に計算のミスに気が付くこともできます。数学が苦手だからこそ、途中式も全部書くようにしましょう。
自分の頭で0から解こうとしている
応用問題を前にすると「全然解き方が分からない」となってしまう方は、すべてを自分の頭で解こうとしているかもしれません。数学の得意な人は、「過去に解いた問題の解き方が使えないか」という風に考えています。一方、数学が苦手な人は最初から「どうやったら解けるかな、どの公式を使うんだ?」という風に考えがちです。問題練習で培った知識を活用しましょう。また、経験値を上げるためにも問題はたくさん解いておきましょう。
公式を知っていれば、問題が解けると思っている
授業は理解しているのに、テストで全然点数が取れないという方は公式を覚えただけで使えるつもりになっているかもしれません。公式をちゃんと使えるようになるためには練習が必要になります。そうすることで、初めて見る数字の組み合わせにも対応できるようになります。また、一度授業で理解できても人間の脳は忘れてしまいます。何度も繰り返してみることで記憶を定着させていきましょう!
先延ばしばかりしている
数学のために時間をとったはずなのに、勉強が全然進まないという方は「さきのばし」を無意識にしてしまっている可能性があります。苦手なものを勉強するのは誰しもつらいことです。辛いことから逃げるために、何かと理由をつけて勉強することを先延ばしにしてしまいます。部屋の掃除をいたり、テストの範囲を調べなおしたり、解答用紙を作ったりしてしまいます。しかし、数学の勉強で一番多く時間を割くべきは復習や問題演習です。「まずやる」を合言葉にして最初に数学の勉強それ自体に取り組むようにしましょう。
数学の苦手の本質的な解決法
ここからは数学の苦手を根本から解決する方法をご紹介していきます。数学が苦手な方だけでなく、数学が得意な方がさらに点数を上げるのにも使える内容となっています。是非参考にしてください!
中学数学の全体像を把握する
数学は「積み重ねの教科」と言われています。そのため、いま学校で習っている内容を理解するには、その基礎となる以前習った単元が理解できている必要があります。苦手を根本から克服するには、つまずいてしまったところまで復習する必要があります。
どこの単元に戻ればいかを知るために、下の図で中学数学の全体像を把握しましょう。
横が単元の繋がり、縦がそれを習う学年になっています。
小学校の内容から復習を始める
先ほど紹介した中学校の数学の全体図の一番左の列が小学6年生になっています。中学校に入っていきなり数学の成績が悪くなったという方も多いのではないでしょうか?小学校で習った内容が曖昧のまま数学に進んでしまうと中学一年の一学期から数学が苦手になり始めます。数学で思うように点数が取れない方は「自分は数学が苦手だ」ということを認め、必要なら小学校の範囲からしっかり復習しましょう。そうすることで、結果として早く苦手を克服することが出来ます。勉強の苦手を克服する特効薬はありません。一つ一つクリアしていきましょう。
基本問題を完璧に解けるようにする
自分のつまずいてしまった範囲がわかったら、その範囲の復習から始めます。まずは教科書や参考書を読んで基本のルールを頭に入れなおしましょう。その次にやることは、教科書に載っている「問い」や「練習問題」をやりましょう。何も見ず、完璧に解けるようになることを目指しましょう。
それが出来たら、学校で使っているワークの基礎問題に取り組んで様々なパターンを身に着けていきましょう。
ここで大切なのは、焦らないことです。焦ると計算を間違えてしまい「全然できない、やっぱ数学は向いてない」という思考に陥ってしまいます。焦らず、式を全て丁寧に書き、丁寧に解き進めていきましょう。
テスト対策ではワークを3周する
テスト対策では、学校で使っているワークを基礎問題→応用問題→発展問題の順番に解くことを3回やりましょう。3回もやる理由は「解放のパターンを覚えるため」です。
ここで大切なのは、ただただ暗記するのではなく理解を深めながら覚えていくことです。ただ答えを覚えるだけでは、テストでも同じ問題が出た場合は正解できます。しかし、数字を変えられると対応できません。表面上の数字が変わっても惑わされないよう、「なぜこの式展開になるのか」を考えながら3周しましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は数学が苦手な方に共通する考え方や、苦手の克服法をご紹介しました!
数学は積み重ねの教科の分、一度ニガテになってしまうと遅れを取り戻すのに時間のかかる教科です。しかし、ちゃんと時間をかけて継続させることが出来れば苦手は克服でき得意教科にすることも可能です。コツコツ頑張っていきましょう!
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