英検3級の二次試験が近づくと、
- 英検3級の面接に受かる気がしない…
- 英語なんて話せないし、聞き取れない…
こんな相談をよく受けます。
ですが、英検3級の二次試験の合格率は9割以上とかなり高く「受かる人の方が多い」と言っても間違いないです。
とはいえ、不合格になる人がいるのも事実です。
では、どんな人が不合格になってしまうのでしょうか?
今回は、英検3級二次試験で不合格になる人がよくやってしまう、3つのNG行動を紹介していきます。
英検3級の面接で落ちる、3つのNG行動とは
結論。この3つをやってしまうと面接で落ちる可能性がグッと上がってしまいます。
それぞれ注意点と面接時に意識するポイントを詳しく解説しますので受験前の参考にしてください。
NG行動① 何も言えず沈黙してしまう
1つ目は、何も言えずに時間が過ぎてしまう場合です。
面接では長時間沈黙が続いてしまうと減点されてしまいます。
黙り込んでしまう理由として
1.試験官の英語が聞き取れなかったとき
2.考える時間が欲しいとき
上記のパターンが考えられますよね。
1.試験官の英語が聞き取れなかったとき
聞き返しの表現を覚えておくことが重要です。
- Pardon me?(何と言いましたか?)
- Could you repeat the question? (質問を繰り返してもらえますか)
- Sorry? / Excuse me?
試験官の英語が聞き取れなかった場合は、すぐにこう言うようにしましょう!
どのフレーズも会話上では、「もう一度言っていただけませんか?」という意味になります。
間が空いてから Pardon? と言うと不自然に聞こえ、かえって減点されてしまいますので注意しましょう。
もし少しでも聞き取れた単語があれば、聞き取れたと思う単語だけ繰り返すとさらにいいです。
例えば、moviesという単語だけ聞こえたとしたら、「Movies? Sorry?」 といった感じです。
間違っていたとしても、訂正されるだけで減点はなりません。
このように聞き取れた部分について面接官に伝えることで、
聞き取れなかった部分をゆっくり言ってもらいやすくなるのでおすすめです。
このテクニックはかなり使えるのでおさえておきましょう。
2.考える時間が欲しいとき
考え中であることを伝える表現を覚えておくことが重要です。
- Well, …(ええと…)
- Let’s see./Let me see.
- Hmm.
などの表現を用いて伝えることが望ましいです。
無言で考え込んでしまうと、面接官に「聞き取れていないのだな」と誤解され、減点されてしまうことがあるので注意しましょう!
似たようなことで気をつけたい点に、声の大きさがあります。
誰でも話し慣れない英語を使うのは不安ですが、あまりにも声が小さいと聞き取れず、採点できなくなってしまいます。
特に、話し方自体を採点する音読の部分では注意したいところですね。
もし、本番前に英語での面接を経験しておきたいという方は公式LINEからご相談ください!
NG行動② 面接を受ける態度が悪い
2つ目は、面接での態度が悪すぎて、attitude(態度)の点を引かれてしまう場合です。
文法や発音の小さなミスであれば態度点がカバーしてくれて受かるということが多いです。
しかし、この態度点を減点されてしまうと小さな減点が積み重なって不合格になってしまいます。
過去にあった例としては、
- 面接中にずっとポケットに手を入れていた
- 英語で聞き返さずに「は?」と言った
など、日本語で話していても失礼ですよね。
また、ノー勉で面接を受けるのもこれにかなり近いです。
面接の形式を確認しないまま本番に行くと、本来聞き取れなくてもわかるはずの場所でつまづくことがあります。
例えば、名前を聞かれる、座ってと言われる、音読を指示されるなどです。
詳しい面接の形式については下記記事で解説しているのであわせて参考にしてください。
準備していればわかるはずのところでポカンとしてしまうと、
聞き返しの回数が無駄に増えてしまったり、「やる気がないのかな?」と思われたりする原因になります。
最低限の準備として、面接の流れは必ず確認してから本番面接に臨みましょう。
NG行動③ 質問と全く関係ないことを言ってしまう
ほぼ唯一、英語力の問題で不合格になってしまうとしたら、聞かれた質問と全く違うことを答えてしまうパターンです。
内容が違うのでその問題を0点にされてしまう場合ですね。
その原因の多くは緊張のしすぎです。
聞き返しても結局何を言っているのか聞き取れず、勘で質問に答えてしまい、間違った回答をしてしまうことによって不合格になってしまいます。
面接の英語のスピードや内容は、一次試験のリスニングより楽です。
一次試験を合格しているのなら聞き取れないことはないはずです。
そのため、一度でもいいので模擬面接をしておくことが一番の対策になります。
日常生活の中では、英語を話すことはもちろん。面接自体に慣れていない人が多いと思います。
一度でも雰囲気を味わっておくと緊張はかなり軽くなるので、事前に先生などに頼んで練習しておくことをおすすめします。
本番直前でも、しっかり対策して試験に臨みたい。
本番前に一回でも英語での面接を経験しておきたいという方は公式LINEからご相談ください!
■ 何も言えず沈黙してしまう
- 聞き返しの表現を覚えておこう
■ 質問と関係ないことを答える
- 緊張しないため、模擬面接をする
■ 面接を受ける態度が悪い
- 面接形式を確認し、失礼は避けよう
英検3級の面接の不安・疑問を解消!
次に、今まで確認したNG行動の逆、面接でやってしまうと不安になりやすいけど全く問題ないことを紹介します。
0点になりさえしなければ大概のことは問題ないのですが、試験後に落ち込んでいる人が多い部分を確認しておきましょう。
不安① 質問を聞き返しても大丈夫?
質問を聞き返すこと自体は、減点の理由になりません。
こちらは、「自然な流れでの聞き返しは減点しない」としっかり英検の採点基準に書かれています。
1問に1回聞き返すくらいであれば問題ないと考えられます。
聞き返すことに不安があるようなら、リピートしてもらったときに「Thank you!」とお礼を言うと印象がいいです。
では2回聞き返してしまうのはどうなのか?というと。
少し減点されてしまうことは覚悟しておく必要があります。
しかし、この減点があっても適切な回答さえできていれば問題なく合格できるため、過度な心配は不要です。
また、先ほど『NG行動③ 質問と全く関係ないことを言ってしまう』で触れたように
少し減点されたとしても0点の回答になってしまうよりは聞き返した方が良いです。
一次試験を合格しているのなら、聞き取りの力は十分なはず。
とにかく、パニックにならないことだけ心がけましょう。
不安② 私服で試験を受けても大丈夫?
周りが制服だらけだと焦りますが、試験には全く関係ありません。(制服がない学校や、小学生もいますよね)
堂々と外を歩ける服装であれば、点数にはまず影響しません。
会場によっては同級生と出会うこともあります。
私服を同級生に見られることで落ち着かなくなる恐れがあるなら制服にしておくと無難かも、というぐらいですね。
不安③ 間違った文法で話してしまった、、、
〇〇の問題で文法を間違って…と報告してくる人がいます。
経験上、文法を間違えてもほとんどが合格しています。
小さなミスが気になるくらい他はできたわけですからね。
複数形や3単現のsは大体の人がミスすると思います。
自分で話していて気づくだけよっぽど立派です。
面接前半の問題では、一応、期待される構文があります。
3級だと、there構文や進行形を使って答える想定の問題が多いです。
不安であれば特にその内容だけ事前に答える練習をしておきましょう。
細かな文法のミスであれば態度点満点で帳消しにできます。
焦って答えを続けられないことがなければ基本はOK。
繰り返しばかりですが、やりとりが成立すれば大丈夫です!
不安④ 続きを聞かれる前に話しきってしまった…
最初にyes/noを答えた後、理由を聞かれる質問は多いです。
こういった問題で、面接官の
- Why?
- Please tell me more.
を待たず理由まで全部話してしまったと心配する人がいます。
結論、面接官の質問を待たずにすべて話しても問題ないです。
意見を聞かれた時に、理由まで一気に話すのは日本語のやりとりとしても不自然ではないですよね。
落ち着いて話すため、面接官のリアクションを待つのがおすすめですが焦って一気に言ってしまっても気に病む必要はありません。
英検の面接はとにかく事前の準備が大切です。
本番直前でも、しっかり対策して試験に臨みたい、本番前に一回でも英語での面接を経験しておきたいという方は公式LINEからご相談ください!
■ 質問を聞き返してしまった
■ 会場で自分だけ私服
■ 話していて文法を間違えた
■ 質問される前に話してしまった
本場で失敗しないための模擬面接
先ほど紹介した面接でのNG行動は、本番の緊張やミスが気になることが原因です。
これらの問題を克服するには、事前に面接の練習を行うことが重要です。
英語での模擬面接を行い、英語面接に慣れることで、緊張を和らげ、ミスを減らすことが出来ます。
また、面接の練習をたくさんできるのが一番良いですが、本番直前に一度行うだけでも効果は高いです。
全くの未知のまま本番を迎えるか、英語面接を一度でも経験しているかでは雲泥の差です。
まとめ
英検3級は合格率は高いですが、不合格者も一定数いることは事実です。
そのため、対策は絶対に必要になります。
必要に応じて模擬面接などを行い対策をしておきましょう。
■ 面接試験は受かりやすい
■ 合格率は9割
■ 会話が成立すれば合格する
■ 最低限の礼儀を忘れない
■ 対策し、落ち着いて臨む
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