賢い人は読んでない?英検3級リーディングのコツ。過去問を実況解説!

英検三級 リーディングの表紙の図 英検対策
くーちゃん
くーちゃん

長文のコツは読まないこと!?

こんにちは!Laf先生(@Laf_oshikawa)です。

「英語ができる人って、何を考えて解いているの?」
そんな疑問をよく耳にします。

 

勉強していて、自分の考え方が合っているのか
不安になってしまうときはありますよね。

特に、国語や英語といった文章を読む科目は、
問題文から読む?本文から読む?という迷いも。

 

そこで今回は、実際の過去問の解説をしながら、
英検3級のリーディングの解き方のコツを紹介します!

英検のホームページで公開されている2020年第3回の問題を利用します。

できれば先に自分で解いてみてから読んでくださいね!

 

英検3級リーディングの解答のコツは?

リーディングの解答のコツの図

 

まずは、英検3級のリーディングの特徴をおさらいしながら、
全体的な作戦の確認をしましょう!

 

英検3級のリーディング分野は、全30問の試験です。

そのうち10問が長文問題となっています。

意外と少ないと思った人もいるのではないでしょうか。

 

試験時間は、「ライティングと合わせて」50分です。

見直しも余裕を持って行うとすると、
ライティング自体は30分ちょっとで解き終えたいところですね。

 

目標の正答率は7割とします。

実際には、リスニングなどとの兼ね合いで前後しますが、
6割あれば可能性があり、7割あれば安心と思ってください。

英検3級の合格ラインについてはこちらの記事をご覧ください!

3級は模試・入試や英検のさらに上の級と比べると、
答えを探す上でのキーワードがわかりやすいのが特徴です。

日付などの数字や、人名・地名といった固有名詞は必ず意識しましょう

 

正答率を上げる鍵になるのは、代名詞の指示内容です

本文では名指しだったものが問題文では代名詞になっている、
もしくは逆に本文では代名詞になっていることがよくあります。

YouやHe、Theyなどが何を示しているのか必ず意識しましょう

 

これらの関係で、長文問題の解答方法は

  • 「問題文を見てキーワードや似た表現を本文で探す」
  • 「キーワードが見つかったら選択肢を見る」

というステップが基本になります。

 

また、最初に確認した通り、単語問題の配点が比較的に重いです。

単語問題も長文問題も1問の重みが同じなので、
単語帳を使った勉強は必須と言えます。

 

まとめると、

  • 単語帳を必ず準備して勉強する
  • 長文問題は問題文から読む
  • 代名詞の指す内容を必ず意識する

といった作戦ですね。

 

  • リーディングは全30問。
  • 制限時間はライティング込みで50分。
  • 日付、数字、固有名詞はキーワード。
  • 代名詞の指す内容を意識する。

 

英検3級リーディングの過去問を実況解説(2020年度第3回)

李^ディング過去問の実況解説の図

 

さて、ここからは実際の問題を解説しながら、
実践形式で解き方のコツを確認していきましょう。

貴重な過去問を使うことになるので、
まだ2020年度第3回を解いていない人は、
このページを保存してまずは自分で解いてみてくださいね!

 

大問1(語句補充問題)

まずは、大問1の語句補充問題(15問)です。

単語の意味の問題が半分くらい、
残りが文法知識や熟語の問題です

実はこれだけでリーディング問題の半分ですね。

 

目標時間は1問30秒で合計7分半です。

「知っているかどうか」の問題がかなり多いので、
迷うようであれば飛ばす勇気が大切
です。

そうしないと、後で時間が足りなくなってしまいます。

 

解答のポイントは、目的語や修飾する名詞など、
一緒に使われる語句をヒントに答えること
です。

単語の勉強の段階で、品詞や取る目的語などの用法も
日本語訳だけでなく覚えておくと有利
です。

どんな例文だったか思い出せればベストですね。

そうすると、やりとり全部を読む必要がある問題は多くないです。

さて、それでは早速(1)から見ていきましょう。

 

(1)は、いきなり目的語だけから解ける問題です。

主語のIの後が空いていて、選択肢も全て動詞ですね。

そして、注目の目的語はthe music club(音楽部)です。

あとは、

  • 「習った」
  • 「置いた」
  • 「加入した」
  • 「保った」

と、それぞれの意味が分かれば解けるはずです。

 

(2)の選択肢は全て形容詞ですね。

こんなときは、修飾する名詞に注目してみましょう

後ろに続く名詞は、baseball playerです。

この時点で、professional(プロの)っぽいですね。

Delicious(美味しい)は無理で他2つはギリギリです。

際どい問題は3級にはないので、ここは(1)で決め打ってもOKです。

 

続く(3)は、動詞の用法の問題です。

(  )の後ろに目的語が2つ並んでいることがわかります。

選択肢でこういったことができるのはmakeとtakeですね。

  • 「あなたを10分にする」
  • 「10分かかる」

を比べると、答えはtakeになることがわかります。

単語帳などの2つ目以降の使い方も意識しておかないといけない、
少しだけ難し目の問題でした。

 

(4)は(2)と同様に、続く名詞を見ればOKです。

T-shirtを修飾できるような形容詞は1つしかありませんね。

 

(5)は文脈か文法知識から判断する問題です。

選択肢は副詞なので、目的語や修飾関係から判断しづらいです。

仕方がないのでやりとりを読みましょう。

ポイントは(  )の後ろのitが何なのかです。

「テレビを消して宿題をしなさい」ということなので、
Itの内容はhomeworkだと判断できます。

そうすると、already「すでに」で「もう終えたよ」だと考えられます。

 

もしくは、3年レベルの文法知識から選ぶこともできます

I’ve finishedというのが「現在完了」の表現なので、
この構文で使われるalreadyが答えと推測も可能です。

文法を知っている人はこちらでもいいですね。

 

(6)も仕方がないので全体を読む問題です。

(2)や(4)とは逆に、differentが修飾する名詞を選ぶ問題ですね。

それとなく全部いけそうな選択肢です。

続く文の、many countriesが手がかりですね。

この表現から、different cultures(異なる文化)の線が強まります。

…でも、読む前から英検だから「異文化」が答えになりそうですよね。
(これはズルなので根拠をしっかり!)

 

(7)は後ろの名詞と選択肢の前置詞の関係から判断します。

「授業」にかかるのはduring(-の間)ぐらいですね。

不安なら空欄のある文だけ見ると、
「授業の間に携帯を使ってはいけない」となるわけです。

 

さて、続く(8)から(13)までは熟語の問題です

前後の単語を見て、選択肢のどれかを当てはめたときに
「見たことある!」とピンとこなくてはいけません

そうでない場合は、残念ながら勘になってしまいます。

強いて言えば、名詞が選択肢の(12)などは文脈から推測もできますが…

 

この大問の最後、 (14)と(15)は文法知識の問題でした。

(14)は仮主語itと文末のto不定詞について、
(15)は「助動詞の後の動詞は原形」というルールについての問題ですね。

この2問だけが、単語帳の知識では対応しづらい問題でした。

 

このように、大問1は近くの語句を見て判断するものがほとんどです。

同時に、選択肢の単語や熟語が分からなければどうしようもないのも
ここまで見てきてわかってもらえたと思います。

特に、単語と比べて後回しにされてしまいがちな熟語が

  • 知らないと分からない
  • 問題数も多くて重要

と分析できます。

必ず、熟語も対策しておくようにしましょう。

 

大問2(会話完成問題)

続く大問2は、文を選んで会話を完成させる問題です。

こちらも1問30秒で、5問の合計2分30秒が理想です。

ここまでで10分を使う計算になりますね。

短い文ですが素早く読まなければならないので、慣れが必要です。

大問2は大問1とは変わって、急ぎながらも全文を読んだ方がいいです。

やりとりの場面や話題を取れることが大切になります。

疑問文やbutは手がかりになるので、見逃さないようにしましょう。

 

不正解の選択肢は明らかに話が成り立たないので、
消去法で答えるのが有効です。

先ほどの大問1と同様に、ギリギリ通るという答えはないので
少しでも変だと思ったものは悩まず除外してOK
です。

 

それでは、早速(16)から確認していきます。

空欄は、What do you think? (どう思う?)への答えですね。

最初の文で出てきたケーキがここでの話題になります。

さらに、後ろにbutがなく「美味しそうだね」が続くので、
プラスの評価が続いていると考えることができます

このことから、(1)の「きっと彼女も気に入るよ。」が選べます。

 

(17)も(16)と同様に解くことができます。

違いは、直前が疑問文ではないことですね。

「キッチンが本当に汚いな」「掃除しないとね」をbutなしで繋げます。

ここに当てはまるのは、(3)の「私もそう思うよ」だけですね。

キーワードで探せない分、大問2は
ある意味長文より読解力が要る問題
とも言えます。

 

(18)はやや慣用表現っぽい問題です。

「一緒に来る?」に対して「ごめん、行けない」と返しています。

「だけど誘ってくれてありがとう」というのが正解です。

よく使われる言い回しなので見たことがあればすぐに選べますね。

 

(19)はbutが出てくる問題です。

褒められているのに対して「けど、たくさん練習したんだ」と言っています。

そのため、「最初は上手くなかった」が選べますね。

 

最後の(20)はwhatの疑問文に答える空欄です。

実は、この時点で「コートを探したいな」が答えと選べます。

とはいえ、大問2は流れが重要な問題なので、
普段は全文を読むことをお勧めします。

 

このように、大きな助けになるテクニックが少なく
意外と英語の実力が必要になるのがこの大問2です。

単語レベルは高くなく、冷静に考えれば分かる問題も多いです。

そのため、もし見直しの時間があるときは
この大問2を確認するのがおすすめ
です。

 

大問3(長文読解問題)

さて、ここからがお待ちかねの(?)長文問題です。

英検3級では本文中の1文に答えがはっきり書いてあるため、
根拠と思った文に下線を引くのがとても有効です

 

そうすることで、

  • 本当にその文が答えになっているか一度冷静に考え直すことができる
  • 見直しや復習のときにも自分の考えがわかりやすくなる

といったメリットがあります。

この癖をつけておくと、制限時間の最後になって
焦って間違った答えに変えてしまうことも防げます。

 

また、英検の問題では(最後の1問を除き)
解答の根拠は問題の順番通りに並んでいます

前の問題の根拠が見つかっていれば、次の問題は
そこより後の部分だけ根拠を探して読めばいい
わけですね。

逆に利用すると、飛ばした問題があったとしたら
後ろの問題を解くことで探すべき範囲を狭めることもできます。

読む負担を大きく減らせるので、活用しましょう。

 

大問3A(ポスター問題)

大問3の最初は、お知らせの掲示内容を読み取る問題です。

キーワードがわかりやすく分量も多くないので、
2問とも是非とも正解して得点にしたい
です。

 

今回は、 (21)(22)ともに、それぞれSeptember、October 2と
日付がキーワードになっています

そして、これらの日付が出てくる文を読んでいくだけで
両方の問題に答えることができます

 

全文を訳していくのは大変時間がもったいないのでやめましょう

一応、4分くらいを解答の目安にしたいところですが、
人によってはそれより早く解けるかもしれませんね。

 

大問3B(メール問題)

>2つ目の長文はメールのやりとりの問題です。

回によって2通だったり、短めの3通だったりします。

今回は1往復の2通ですね。

3問合わせて、6分くらいで解きたいところです。

 

大問3Bのポイントは、登場人物の整理です。

代名詞が誰を指しているのかいつも以上に意識する必要があります。

さらに、from:の送信者と、to:の送信先も要チェックです。

本文中ではIやyouなどと表現されるので、ここを見ておかないと
代名詞の中身が全く分からなくなってしまいます。

 

さらに、書き出しの挨拶も要注意です。

この部分には、送信する相手との関係性が書かれていることがあります。
今回の場合は、Uncle Paulとなっているので、
送信相手のPaulは送り主のおじということが読み取れますね。

 

(23)の問題を見ると、早速Melissaって誰?となります。

最初のメールだと送信者(I)、次のメールでは送信先(you)ですね。

それが掴めれば、次はChristmas Dayというキーワード探しです。

あとは、キーワードのある文を解釈すればOKです。

最初に確認した通り、you=Paul=uncle、でしたね。

 

次の(24)のキーワードは、Oliverという名前です。

この名前を探していくと、1通目の真ん中ぐらいに見つかりますね。

ここでは、「彼にOliverという名前をつけた」と書かれています。

ということで、heが何なのか1文ずつ戻って探します

2文前まで戻ると、ブタをもらったことが書かれていますね。

 

ちなみに、「犬が欲しかった」という引っ掛けの文があります。
読み取りの鉄則として、butを見落とさないことが大切です

 

(25)がこの文章の最後の問題ですね。

ここまでの問題の根拠が1通目にしかないので、
おそらくこの問題の根拠は2通目にあるでしょう

でないと2通目が丸々無駄ですね。

 

というわけで、2通目からSaturdayというキーワードを探します。

3文目に見つかりますが、残念ながらここにはMelissa=youは登場しません

仕方なくもう1文だけ読むと、そこにはyouが登場します。

「ローストチキンの作り方を教えてあげる」そうなので、
Melissaを主語にするなら「作り方を習う」ですね。

 

ちなみに、真面目に全文を読み進めていると
1通目の時点でMelissaが「作り方を教えてくれる?」と頼んでいます。

とは言え、この通り最低限だけ読んでも答えられるので、
時間が厳しい場合には全て読む必要は全くありません

 

大問3C(論説文)

これが最後の長文ですが、一番長く大変です。

  • 最初の4問が内容一致の問題
  • 最後の1問は全体の話題に関する問題

という構成です。

5問を2分ずつ、10分で解ければベストです。

 

さて、この長文は4パラグラフ(段落)でできています。

悪知恵を使って考えてみると、内容一致4問に対して
パラグラフが4つあることに気が付きますね。

そうです。最初の4問は各パラグラフに根拠があります

 

ここでのTomは全体の話題になっているので、
固有名詞ですがキーワードとしては使いづらいです。

そのため、問題文と似たような表現を
本文中から探した方が解きやすい
ですね。

(26)からそれぞれ、when he was a child、1905、
Stop running in races、World War II ended、といった感じです。

 

代名詞heは話題になっているTomを表し続けるので、
この点はメールの問題より楽かもしれません。

(29)はWorld War IIがthe warと言い換えられてしまっているので、
ここだけちょっと苦戦ポイントでしょうか。

 

最後の問題は、文章の話題についてですね。

若干ネタバレしてしまいましたが、Tomが話題です。

それが誰だったかはここまでで察せているかもしれませんし、
はっきりした根拠は最初の文に書いてあります。

 

■ 大問1(語句補充問題)

  • 単語・熟語の知識を活用して解こう

■ 大問2(会話完成問題)

  • 文が簡単なので、急ぎながら読もう

■ 大問3(長文読解問題)

  • 解答の根拠を整理して解こう

 

最後に:見直しを忘れずに

最後に:見直しを忘れずにの図

 

さて、ここまで2020年第3回の過去問を解説してきました。

文自体が簡単な大問2を除いて、
まともに文章を読まない作戦が有効
ですね。

 

ずるいことをしている気分になるかもしれませんが、
限られた時間で必要な情報を読み取ることは
文章全体を正確に読むのと同じくらい大切な英語力です

 

実際にはライティングやリスニングも一日でやると考えると、
頭が疲れない方法というのは尚更重要
ですよね。

リーディングの一周は手早く答えきってしまい、
ライティングの解答や見直しに時間を残しておきましょう。

 

今回の時間配分は、見直しを前提にした急ぎめのスピードです。

特に大問2や3B、3Cはもう少し時間をかけたい人が多いと思います。

一通り解答を終えたあとは、少しだけプレッシャーから解放されつつも
見直しをして納得いく解答ができるようにしましょう

 

今回の記事が、英検対策の参考になれば嬉しいです。

それでは!

 

  • 限られた時間で必要な情報を読むことも英語力。
  • 見直しを前提に急ぎめに解こう。
  • 見直しをして納得いく回答にしよう。

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