「範囲が広い実力テストが明日に控えているにも関わらず、
どこから勉強に手を付けて良いか分からない」そんな方もいるのではないでしょうか?
ここでは前日にできる実力テスト前日から当日の受験前までにやることを
時系列準に解説していきます。
実力テストだけでなく、定期テストから受験本番にまで使える内容となっております。
是非、試してみてください!
「実力テストとは何か」やよく出る範囲について知りたい方はこちらの記事もご覧ください!
勉強の計画を立てる
まず初めに、実力テストはとても範囲が広く難易度が高いテストです。
そんな実力テストを前日に完全に対策することは、時間的にも不可能です。
ですので、実力テスト対策としてまとめノートを作って対策する方法などは絶対にNGです!
しかし、全範囲は無理でも範囲を絞って効率よく勉強すればある程度は対策することが可能です。
そこで肝になってくるのが前日の学習計画です。
闇雲にただ勉強するより点数アップにつながりますので是非参考にしていってください!
睡眠時間を決める
学習計画を立てる上で最初にしなければならないことは、睡眠時間を決めることです。
おすすめの睡眠時間は、いつもと同じ時間に寝るか、いつもより早く寝て早く起きることです。
脳は眠っている間に記憶の整理をします。
ですので睡眠時間を減らせば記憶の定着率も低下してしまいます。
また睡眠時間を減らせば、頭がぼーっとしたり眠気でテスト当日のパフォーマンスを低下させてしまいます。
最低でも5~6時間の睡眠時間は確保したいですね。
しかし、実力テスト前日までノー勉で来てしまった方は、徹夜も一つの選択肢に入ってきます。
徹夜は、テスト当日の体調不良やケアレスミス多発の可能性をはらみます。
しかし、ノー勉の場合は当日のパフォーマンス低下よりも、
徹夜する方が点数アップにつながる可能性が大いにあります。
テスト前日の一夜漬けや徹夜について知りたい方はこちらの記事もチェック!
取り組む範囲を決める
次にすることは対策する範囲を決めることです。
まず実力テストの出題範囲を確認し、その範囲の基礎基本ができているかを確認します。
教科書の該当範囲をパラパラめくり覚えているかどうかを確認をしたり、
過去のワークやテストなどを見返すのがおすすめです。
そこで記憶があいまいな所や、できない所をリストアップしていきましょう!
取り組む優先順位を決める
次にどこから取り組んでいくかを決めます。
決め方はどれだけ効果的かどうかで決めます。
効果的かどうかを決める判断する基準は二つあります。
一つ目は「ある単元」の理解が他の単元の理解の前提になってくる所です。
例えば、
「一次方程式」を理解していないと二次方程式の理解ができません。
この「一次方程式の理解」に当たる部分が重要になってきます。
中学生の単元は積み重ねになっています。
ですので、学年が若い単元の優先順位が高く、効果的ということになります。
数学の勉強方法について詳しく知りたい方はこちらをチェック!
二つ目は応用問題と呼ばれる難問やさっぱりわからない単元は手を出さないことです。
一つの難問の理解やさっぱりわからない一つの単元に多くの時間を使うよりも、
同じ時間を複数の問題や単元に使う方が多くの範囲をカバーすることができます。
限られた時間の中で対策していくには捨てる勇気も必要です。
後ろを振り返らず進んでいきましょう!
自分へのご褒美を考える
最後に、勉強していくにあたって重要になってくるのがモチベーションです。
そのモチベーションを維持するために効果的な方法は、テスト後の自分へのご褒美を考えることです。
これが一番大切かもしれません。
○○点取れたら○○するといった具合に、具体的に目標を設定し周りの人に言ってみるのが良いでしょう。
他の人に言ってしまったら最後、頑張るしかないですね!
自分をご褒美で鼓舞して頑張っていきましょう!
■ 睡眠時間を決める
- いつもと同じ時間 or いつもより長め
- 徹夜も選択肢の一つ
■ 取り組む範囲を決める
苦手な範囲がオススメ
■ 優先順位を決める
勉強効果の高い範囲から
■ 自分へのご褒美を決める
モチベーションを保つ
実力テスト対策のやり方
具体的な勉強のやり方は、先ほど決めた取り組む範囲の中の基礎基本問題を解きなおしていきましょう。
この時教科書をただ読むのではなく、間違えた問題や漢字を書いてみて、解答を見ず解けるかどうかを確認してください。
頭では理解していたのにいざ解いてみるとできないという事態がよくあります。
ですので、確認を兼ねて取り組んでみましょう!
各教科ごとのポイントは
- 英語:文法や文法に関するイディオムや単語の確認
- 数学:例題を解き基礎レベルの公式の確認
- 国語:現代文などの読解問題は1日ではどうにもならないものは捨て、漢字や古典文法などの暗記物の確認
- 理科:用語や化学式、基礎の公式の確認
- 社会:単語や漢字、歴史の流れの確認
です。
気分転換のために教科をかえるのはありですが、頻繁にかえ過ぎるとかえって効率が悪くなります。
最低でも1時間単位で同じ教科に取り組んでいきましょう!
英単語の勉強法について詳しく知りたい方はこちらをチェック!
メモを作ろう!
解きなおしてみて不正解だった問題はメモにまとめましょう。
このメモは自分の弱点を集約した素晴らしい教材です。
このメモは朝起きたときに見返したり、テスト直前に見返すのがおすすめです。
何度も見返し復習することで問題への理解だけでなく、問題パターンへの理解につながります。
このメモを活用するだけで勉強の質がぐっとあがるので絶対に活用してください!
実力テスト対策で勉強したことの復習をしよう!
メモの話とつながってきますが、勉強時間の20%はその日実力テスト対策で勉強した内容の復習をしましょう。
そうすることで「昨日やった問題なのに思い出せない」という悲しい状況を回避できます。
一度解いて間違い直しをしたら終わりではなく、できるようになったのかどうかを徹底的に確認しましょう!
睡眠時に記憶が整理されるので、復習するタイミングはテスト当日の朝が最もおすすめです!
おすすめの暗記方法
暗記する所はひたすら繰り返して暗記しましょう。
暗記する時のポイントは五感を使うことです。
感覚器官を使ったほうが記憶に残りやすいため、音読したり書いたり歩きながら覚えたりと色々工夫してみましょう。
またイメージや感情で記憶する方法もおすすめです。
例えば、筆者の場合、社会の「石井ランシング協定」を覚える時、
石井さんがランス(槍)を振り回して荒ぶっていて怖いというイメージで覚えました。
要は、その単語から自分が連想するイメージや感情と結び付けて覚えるわけです。
イメージの内容は何でもありです。
覚えられればOKなので色々とイメージして感情と結び付けていきましょう!
■ メモを作成する
間違えた問題を書いていく
■ 復習をする
- メモを確認する
- タイミングは朝がオススメ
■ おすすめの暗記法
- 感覚器官を使う
- イメージや感情と関連させる
テスト当日にすること
まずテスト当日は起きたら朝ご飯をしっかりと食べてください。
朝ご飯は午前中の脳の重要なエネルギー源になります。
もし食べないと体が省エネモードになり、脳もフル回転できなくなり、
テストのパフォーマンスが身体的に低下します。ですので、朝ご飯はしっかりと食べておきましょう!
朝ご飯を食べたら頭のウォーミングアップをしましょう。
具体的には、作っておいたメモを見返し復習しなおしましょう。
スポーツの前に体操で体をほぐすように、テスト前の頭もほぐしておきましょう!
集中力を上げる飲み物について詳しく知りたい方はこちらをチェック!
■ 朝ご飯を食べる
- 午前中の脳のエネルギー源になる
- 脳を省エネモードから切り替える
■ 脳をウォームアップする
- メモを確認し、脳を働かせる
テスト直前にすること
テスト直前にしてほしいことは、作成したメモの最後の見直しとテストのシミュレーションです。
メモの見直しは言うまでもないと思いますが、
メモに書いた問題の類似問題が出題されるかもしれません。
あやふやな知識をしっかりと定着させ、テスト本番での正答率を少しでも上げるためです。
テストのシミュレーションとは、テストでどの問題から取り組んでいくのか、優先順位を考えることです。
ここで意識してほしいことは、解ける問題から解いていくことです。
難問で時間を使い過ぎて焦り、正答できる問題を落としてしまうことは何としても避けなければいけません。
ですので、解ける問題から解いていき、余った時間で分からない問題を考えましょう。
また、英語や国語の読解問題は設問から読むだけで大幅に時間を節約できる可能性があります。
それぞれの教科の解き進め方の確認もしておきましょう。
これらを意識するだけで点数が安定してきます。
是非この二つを実行してみてください!
実力テストの国語の対策について詳しく知りたい方はこちらをチェック!
■ メモの最後の見直し
- メモの類似問題が出る可能性もある
- 曖昧なままテストに臨まない
■ テストのシミュレーション
- 解ける問題から解いていく
- 教科ごとの解き進め方を確認する
テスト後にすること
テスト後にしてほしいことはテストの見直しと復習です。
遠足では家へ帰るまでが遠足のように、実力テストも見直しと復習をするまでが実力テストです。
不正解だった所や解答の根拠があいまいだった所の解説を見ましょう。
そして次に同じような形式の問題が出てきた時には、解けるように理解しましょう。
そして改めて解きなおしてみましょう。ここでようやく実力テストが終わりになります!
テスト中に分からなかったり、正解している自信のない問題に印をつけておくと
テスト後、すぐに考え直すことができます。
■ テストの見直しと復習
- 解けなかった/回答の根拠がない問題の解説をじっくり読む
- 同じ問題が出題されても完璧に解けるように説きなおす
- テスト中に印をつけておくとテスト直後に解きなおしをすることが出来る
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ここまで実力テストの前日にできる対策をお伝えしてきましたが、この方法は普段の勉強にも活用することができます。
逆に言えば、普段からこの方法で勉強していれば、実力テスト前日の勉強も量的にも精神的にも楽になります。
実力テスト前日だけと言わず、普段からの勉強へとつなげていってくれればと思います!
■ テストまでの計画を立てる
- 睡眠時間
- 勉強する範囲
- 取り組む順番
- 自分へのご褒美
■ 朝ご飯を食べ、メモで復習する
■ メモの確認とシミュレーション
■ 必ず復習をする