お子さんの学習環境を考えるにあたって、
様々な塾や家庭教師のチラシやHPをみて
「我が子のために」と頭を悩ませながら比較・検討をしている親御さんはとても多いです。
しかし、調べれば調べるほど「何を基準に決めるべきなの?」「塾と家庭教師で子どもにとってどう違うの?」「家庭教師ってなんか高そうなイメージがあるんだけど…」と疑問は増えるばかりです。
その結果、お子さんに合わない学習環境を与えることになってしまい
塾や家庭教師にお金をかけたのに全く成績が上がらないことも・・・
お子さんの学習環境を考えるなら
・子ども自らが学ぶ楽しさに気づいて勉強を楽しめる
・親から口うるさく言われなくても進んで勉強をやるので、良好な親子関係が築ける
親子共にベストな環境を作れたらいいですよね!
お子さんにとって理想的な学習環境を作るには親御さんのサポートが欠かせません。
そして、何よりも大切なのは
「お子さんに適した学習環境を整えてあげること」です。
・塾と家庭教師のそれぞれの特徴
・塾と家庭教師の料金の違い
・塾が向いてる子、家庭教師が向いてる子
今回はこの3つのポイントについて紹介していきます。
お子さんに最適な学習環境を整えてあげるための参考にしていただければと思います。
塾と家庭教師それぞれの特徴
集団塾の特徴
集団塾は入塾する時にテストを受け、学力順にクラス分けされます。
授業が進むスピードが学校の授業よりも早く、基礎学習ができていることが前提で応用問題を中心に授業が進んでいくという特徴があります。
集団塾の講師は基本的に勉強を教えるプロが多いので、講師の質は高いと考えていいでしょう。
また、プロの講師は受験に役立つテクニックやノウハウをたくさん持っているので
トップクラスの学校を目指す子どもにとっては最高の学習環境が整っていると言えます。
個別指導塾の特徴
個別指導塾は大きな教室に生徒がたくさんいて、机が仕切りで区切られた状態で勉強をします。
多くの場合は、
・個室に2〜4人の生徒がいてそれに対して1人の先生が教えるタイプ
このどちらかになります。
複数の生徒を1人の先生が見ることになるため、
先生が誰かに教えている時に他の子は問題を解きながら待たなくてはなりません。
教え方は、塾の問題集を生徒に解かせて、
わからない部分のみを解説するという形になります。
お子さんにあったカリキュラムを組んでくれる点はとても良いですが、
先生がみていない間にサボってしまいがちな子どもには向きません。
個別塾の講師は大学生のアルバイトの割合が多く、
講師によって指導力に差があります。
講師の質についても少し注意が必要になります。
家庭教師の特徴
家庭教師は、1対1の形式であるため指導時間が全て個人的に質問することができます。
そのため、自分が納得いくまでトコトン教えてもらうことができるのが大きな特徴です。
授業も塾のように一方的に進むこともなく、他の子のペースを気にする必要もないため
自分から質問ができない子や家での勉強のやり方がつかめていない子にとっては最高の環境であると言えます。
また、授業の曜日や時間、先生を選ぶことができるのも家庭教師の強みです。
家庭教師の先生は大学生のアルバイト、プロ講師のどちらも選ぶことができるので
お子さんのレベルと予算に合わせて選ぶと良いでしょう。
塾と家庭教師の料金比較
個別塾の1コマあたりの料金
明光義塾⇨約4,000円
個別指導スクールIE⇨約6,200円
栄光ゼミナール⇨約8,300円
集団塾の1コマあたりの料金
駿台⇨約1,600円
東進⇨約3,700円
河合塾⇨約5,300円
家庭教師の1コマあたりの料金
家庭教師のLaf⇨5,000円
家庭教師のトライ⇨8,000円
家庭教師のノーバス⇨7,500円
塾と家庭教師の料金体系の相場感としては
家庭教師 > 個別指導塾 > 集団塾
という形になります。
特に集団塾は1人の先生で多数の生徒を相手に授業が行えるため
安く済むことは大きなメリットと言えます。
反対に家庭教師は1対1の授業になるため
その分料金は高くなってしまいます。
しかし、料金が高い分生徒1人1人に向き合ってくれる点は非常に魅力的な点です。
塾と家庭教師どちらを選択すべきか?
集団塾が向いているタイプ
・学校の成績が良い子
・トップ校を目指している子
・予習復習が自分でできる子
・学校の授業の基本的な部分が抑えられている子
・競争心が強く負けず嫌いな子
個別指導塾が向いているタイプ
・塾のない日に問題集を自分で解き、塾に行った日にわからないところをしっかりと聞ける子
・周りを気にせずに自分のペースで勉強したい子
家庭教師が向いているタイプ
・部活や習い事が忙しくなかなか塾に行く時間が取れない子
・勉強のやり方がわからない子
・勉強の習慣がない子
・自分から積極的に質問をするのが難しい子