家庭教師を利用するとき、指導時間を何時間にすればいいのかということはよくある悩みですよね。結論から言うと90分~120分がおすすめです。今回は、その理由を集中力や学力レベルの観点から説明していきます!ぜひ、お子さんの状況と照らし合わせて考えてみてください!
1回あたりの適切な指導時間
一回当たりの適切な指導時間はどれくらいがちょうどよいのでしょうか?
また、お子さんの状況に合わせて設定する場合は、どんな要素を考慮すれば良いのでしょうか。
一回当たりの適切な指導時間を解説します!
指導時間は90分~120分がおすすめの理由
家庭教師での一回の指導時間の相場として90分~120分がおすすめです。理由として90分未満だと2教科までの指導が限界となり、逆に120分以上だと集中力が持続しないからです。特に60分程度で終わってしまうと、勉強に熱が入り始めたころに授業が終わってしまうためもったいないです。
せっかく家庭教師をお願いするなら1番効率の良い方法で多くの教科の成績UPをしてもらいたいですよね。指導教科数とそれぞれにかけたい時間、お子さんの集中力などを確かめてみてください!
集中力の持続時間
子供の集中時間を考えると90分~120分は長いと感じられる親御さんも多いと思います。人の集中力は最大でも45分しかもたないといわれています。最も高い集中力が発揮できる時間は15分間とかなり短いです。しかし、この集中力は休憩をとれば回復ができるので、90分だと40分に一回くらい、120分だと35分に一回くらい、休憩をとってもらうようにお願いすれば大丈夫です。
集中力を持続させるのも大切ですが、そこはうまく休憩などで対処しつつ、1回の指導でできるだけ学びの多いものにしてもらうことが一番大切です。
子供の様子を見ながら指導時間を随時変更する
家庭教師のほとんどは、親御さんやお子さんの都合に合わせて、時間や日程を変更してくれます。そのため、最初は90分などの少なめの時間を設定して様子を見ることをオススメします。それからお子さんと相談してその都度、家庭教師の先生に時間変更を頼むことをお勧めします。
学力に関わらず指導時間を確保しなければいけない理由
どんな学力レベルの人でも、指導してもらう時間はしっかりとる必要があります。
学力レベルの高い生徒さんには、時間のかかる難しい問題を自分で解いてもらう必要があるためです。1問解くのに20分~30分かけなければいけない難問を解いてもらうため、まず問題を解く時間をしっかりと確保しなければいけません。そのあとで問題の解説なども時間をかけて行います。そうすると、指導時間が60分程度の場合、1問解くだけでその日の指導が終わってしまいます。
中間レベルの生徒さんに対しては、数学でいうと様々な公式をすべて教える必要があります。基礎はわかるけど、応用が解けない。そんな時は公式をしっかり覚えて練習問題を解き続けなければいけません。公式もしっかり解説し、そのうえでたくさん解いた練習問題の解説をしなければいけないので、少なくとも90分の時間が必要になってきます。
学力レベルが比較的低い生徒さんを指導する場合は、同じ問題や簡単な公式をしっかりと覚えてもらう必要があります。また、一回解説をした問題でも、いざ、自分でもう一回やってみるとできない、なんてこともあります。そうすれば再度解説をしていく必要があります。その繰り返しを行うためしっかりと時間を確保する必要があります。
塾との比較
個人塾では3~5教科をセットで販売するところが多く、1教科あたりの時間数は45分~75分程度です。そして、質問や自習の時間を含めると1日2~3時間ほど塾に滞在する子がほとんどです。塾では複数教科を教えるところが多く、料金を低価格にするために、1教科当たりの授業時間を短くしています。
1週間当たりの理想的な授業回数
家庭教師を頼む際の一回当たりの適切な授業時間がお分かりいただけたと思います。しかし、1週間に何回受ければ一番学習効果が良いのか?という疑問点も残っているかもしれません。次は1週間当たりの適切な授業回数の選び方についてご紹介します!
理想的な1週間当たりの授業回数は?
理想的な1週間当たりの授業回数は1~2回です。
2教科を教えてもらうのであれば「1回90分~120分、週2回」というのが理想的です。勉強が苦手なお子さんの場合は1週間あいただけでも勉強の内容をかなり忘れてしまうということは珍しくありません。
また、1回の時間で2教科を教えてもらい、それを週に2回行ってもらうことをおすすめします。なぜなら、人は忘れやすい生き物で定期的に学習することが学習効果の効率を上げるうえで必須になるからです。
しかし、塾と併用をしている人や、勉強が得意で自宅学習が一人でも継続してできるようなお子さんであれば週に1回でも十分である場合もあります。
逆に週3回以上になると家庭教師の指導料も安いものではありませんので、経済的に厳しくなります。
お試しで少ない時間から始める
上の一回当たりの時間でもお話ししましたが、まずは1週間当たりの授業回数を1回でして、様子を見てみて、必要があれば家庭教師の先生に相談をして週2回に増やしてもらうなどをしてみてもよいかもしれません。まずは少ない時間で初めて、必要であれば、相談しながら増やしていくというのも良い方法だと思います。
全国の家庭教師の料金の相場
家庭教師ってやっぱりすごく高いんじゃないの?平均でみんなはどれくらい払っているの?
そんな疑問をここでは全国の家庭教師の料金相場の観点から解消していきたいと思います!
全国の家庭教師の1時間当たりの平均料金は2,000円~2,500円
家庭教師比較ネットの口コミの情報をもとに全国の家庭教師の相場を調べたところ1時間当たりに2,000円~2,500円が一番平均的だということがわかりました。また、料金の幅を見てみると1時間あたりの指導料として1,500円~3,500円になります。
大学生家庭教師とプロ家庭教師でも値段は変わってきます。
大学生家庭教師の場合は1,500円~3,500円が半数を上回ります。
プロ家庭教師の場合でも1,500円~3,500円が40%くらいですが、30%は3,500円~5,500円と少し高めの料金設定をされている場合もあります。
家庭教師との絆と学習効果の関係性
家庭教師を頼むにあたって、お子さんと家庭教師の相性の話などもよく聞くと思われます。
そこで、ここではお子さんと家庭教師の相性や関係性がどのように成績UPと関係しているのかを解説していきます!
講師選びが成績UPを大きく左右する
お子さんの成績を上げるためには、先生との信頼関係は必要不可欠です。なぜなら生徒は「何を教えられるか」よりも、「誰から教えられるか」という方を重視している場合が多いからです。
嫌いな先生の授業は受けないが、好きな先生の授業ならちゃんと聞く、のような経験をした方も多いのではないでしょうか。それと全く同じです。
信頼関係を構築されて初めて、勉強をするスタートラインに立てるのです。家庭教師の指導時間には信頼関係を構築するための時間も無駄な時間ではありません。その時間も配慮した余裕の持った指導時間の確保をする必要があります。そのため家庭教師の先生との相性もとても大事ですし、指導時間に余裕を持たせることもとても大事になってきます。
まとめ
いかがでしょうか。今回は家庭教師の選び方として、家庭教師の適切な時間や家庭教師の理想的な回数など、様々な角度から見ていきました。家庭教師を選ぶポイントとして、料金や時間設定の自由度、家庭教師がどれだけ自分の子供と相性がいいのかなどがあるので、是非この記事を参考にして、お子さんの成績UPにつながってもらえればと思います!