集団塾って怖いイメージがある…
子供を近くの集団塾に通わせたい。
ただ、集団塾は怖いというイメージを持たれている…
体験授業でいきなり当てられないか不安…
そう言われると実際に馴染めるのか不安…
今回は、そんな悩みを解決するため、
- 集団塾が怖いと思われる理由や心理
- 実際のところどうなのか
について実情をお届けします。
また、集団塾の見極めには体験授業が不可欠です。
それらを踏まえた上で、体験授業で確認すべきポイントも紹介します。
集団塾が「怖い」と思われる理由と、実際のところ
まず、中学生が集団塾を「怖い」と感じる理由を大きく4つ紹介します。
集団塾が怖い理由① 先生が怖い
まずよくあるイメージが、「先生が怖い」というものです。
最初に言っておきますが、怖い先生の割合は集団塾も個別指導塾も家庭教師も大差ありません。
ただし集団塾の場合、学校と同じような集団授業になるため、先生にとって「怒らざるを得ない状況」が多いのは確かです。
集団塾は学校よりも先の単元を勉強することがほとんどで、基本的に応用問題を中心に勉強をするため、1人が遅れてしまうと他の生徒まで巻き込むことになってしまいます。これは塾の先生としては一大事です。
結果として先生が怒っているのを目にする場面は学校などよりも多くなり、それを「怖い」と思う生徒がいることには頷けます。
例えば、部活が忙しくてどうしても宿題ができなかった週があったとします。
個別指導の塾であれば、そのときの事情を詳しく説明すれば「一度くらいは見逃そう」と子供の都合を加味してくれる先生もいるでしょう。
ですが、集団塾の場合、先生は生徒全員の宿題を一気に確認します。
どんな理由があるにせよ、先生としては理由を聞く前に注意せざるを得ません。
宿題を忘れ(サボり)を見逃すことでクラス全体の士気に関わってきますし、場合によっては「あの子だけ贔屓している」と見られてしまうからです。
この点で、先生側の事情としても厳しくすべき状況は増えてしまいます。
この点については、先生との信頼関係が出来上がり「全体のために厳しくしている」と理解することで「先生が怖い」という気持ちを軽減することは可能です。
懸念として残り続けるのは、「全体の前で」という点でしょう。
頭ではわかっていても、同級生の前などで怒られてしまうことには強いストレスを感じてしまうことも少なくありません。
場合によっては「みんなの前で恥をかかされた」と落ち込み塾が嫌いになる。そして勉強自体が嫌いになってしまうということも起こり得ます。
また、共感性が強いお子さんの場合には特に注意が必要です。
例え自分が宿題を完璧にやっていたとしても、誰かがやってこなければ先生が怒っているところを目にすることになります。
目の前で友達が怒られているのが自分のことのように辛い、という場合だと自分の力でどうにもならないストレスを抱えてしまうこともあります。
この点は注意が必要です。
集団塾が怖い理由② 生徒同士の人間関係が怖い
次に、生徒同士の人間関係についてです。
具体的には
- ちょっと苦手な同級生や先輩が通っている
- 今からクラスの輪に入っていけるか不安
などです。
生徒同士の関係については、比較的慎重に考えるべきかもしれません。
塾の仕事は人間関係の調整をすることではありません。
そのため、生徒同士の人間関係にはあまり干渉しないことも多いです。
先ほど、先生が厳しくせざるを得ない事情をご説明しました。
個別指導塾と比べて先生との距離が近くない集団塾では、入塾してから新しい環境に慣れるまで生徒同士の連帯が必要なこともあります。
何より、年単位で同じ塾に通うことを考えると、居場所のない集団に居続けることは子供の心理的に大きなストレスになります。
とはいえ、塾は勉強をするためだけに行くところと割り切れれば、「苦手な人」についてはそこまで気にしなくていいことも多いです。
集団塾を検討する際には、輪に入る取っ掛かりとして、仲の良い友達がいる塾を選ぶのも良いでしょう。
集団塾が怖い理由③ 授業中に当てられるのが怖い
集団塾は学校と比べると少人数でになります。
そのため、授業中に当てられて答えさせられる場面も多くなります。
これを「怖い」と思う生徒も一定数います。
しかし、勉強中に充てられること自体は問題ではありません。
実際、先生に話しかけられる場面自体は個別指導塾の方が圧倒的に多くなります。
個別指導では、答えだけでなく途中式の考え方などまで突っ込んで質問されるのがむしろ普通です。
問題はやはり、「みんなの前で」というところでしょう。
-
- 「みんなの前で答えられないのが恥ずかしい」
-
- 「指されて答えられない生徒を見ているのが気まずい」
など、気にするべきはクラスの中で指されるという点です。
ただ、これに関してはそこまで心配すべきことでもありません。
ある程度の経験がある先生であれば、指す生徒が質問に答えられそうか分かっています。
そのため、成功体験を作るためにちょうどいい難易度の問題を振ってくれます。(逆に、集中していないのを指摘するためにわざと指すこともありますが…)
しかし、入塾してすぐは先生も生徒の学力を把握しきれておらず、実力以上の問題を当てられてしまう可能性もあるでしょう。ここはやはり心配な点かもしれません。
ですが、お互い慣れてくるうちにこの点の心配は薄れてくるはずです。
集団塾を怖い理由④ 授業についていけないのが怖い
最後に、授業についていけないのが怖いという心配について。
成績を上げるのが塾の商売(仕事)です。
塾側も授業に遅れる子供が出ないような工夫を施しています。
地域での大手など、ある程度の規模以上の塾の多くは学力別にクラスを分けています。
そのため、置いていかれる生徒が出ないよう細心の注意を払ってシステムを作っています。
ですがそもそも、置いていかれる可能性があるのは学校でも同じです。
むしろ学校の授業に遅れないために塾にも通っているのです。
「置いていかれるのが怖い」と考えるのは少しおかしな話ではありますが…
悩みを詳しく聞くと、実は「順位が出るのが怖い」というところにあります。
- みんなの前で低い順位を張り出されて傷つく
- 上位を維持するというプレッシャーが大きすぎる
など、順位を見て悩んでしまう生徒は多いです。
とはいえ、適度なプレッシャーは勉強の後押しになります。
成績を上げて受験に成功した方が将来のためになるとも考えられます。
ですが、過度なプレッシャーを感じる環境の場合は逆効果です。
こういった悩みがありがちというのを踏まえた上でサポートできるのがベストです。
■ 先生が怖い
■ 生徒同士の人間関係が怖い
■ 授業中に当てられるのが怖い
■ 授業についていけないのが怖い
もし、上記の懸念点があり集団塾には向いていないかもと思うのであれば家庭教師を利用するのも1つの手です。
家庭教師のノーバスやインターネット家庭教師Nettyであれば、東大・早稲田・慶応など難関大学出身・在籍の人気教師からの個別指導を受けることができます。
集団塾に比べて、よりお子様に適したカリキュラム、授業を受けることができますし、何より集団塾に比べて成績が上がりやすく良い環境で勉強を進めることができます。
初回の相談や体験授業は無料で受けることができるので、まず一度受けてみてから検討すると良いです。
家庭教師であれば、「先生が怖い」「授業中にみんなの前で当てられるのが怖い」など勉強以外の部分の余計なストレスを感じることなく集中して勉強に取り組むことができます。
また、Lafのような質問回答サービスを利用することで、わからない問題の写真を送るだけで解説が受けられてスムーズに勉強が進められる。より成績アップを目指した高度な指導をして欲しい方は別途相談も可能といったようなサービスを利用するのも1つの手です。
理由も聞かず理不尽なことで怒られるということが無いため、教育・自我の育成の観点からも非常に良い環境に身を置けます。
体験授業で見極めるべきポイント
さて、これらを踏まえた上で、集団塾の体験授業で見るべきポイントをまとめます。
体験授業のポイント① 怒られている人をみて辛くないか
- 他の生徒が怒られている
- 当てられて答えられない子がいる
など、他の人が辛い体験をしているときに生徒自身も辛く感じるかを確かめましょう。
多少であれば先生との信頼関係で改善することも考えられます。
共感しすぎてしまうと体調にも影響が出てしまうこともあるので要注意です。
体験授業のポイント② 他の生徒との会話に混ざれそうか
塾によっては休み時間の私語も許さない方針のところもあります。
それでも、帰り道など生徒同士で話す機会は十分にあります。
生徒同士の最低限の繋がりは、宿題の範囲の確認や休校日の共有など、どうしても聞き逃してしまった情報の確認にも必要です。
少なくとも、話そうと思えば話せる空気であることが大切です。
体験授業のポイント③ 宿題の量は適量か
塾に通って勉強時間を増やすわけなので、多少の負担は当然です。
ですが、やるべきことを全部やると深夜までかかってしまう場合だと良くありません。
その他の習い事なども掛け持ちしている場合には、塾の宿題の量は適切なのか?という点にも気を配りましょう。
体験授業のポイント④ 先生は信頼できるか
先生との距離感が近すぎず、プロ講師も多い集団塾では、個別指導塾や家庭教師ほど先生の当たり外れは激しくありません。
ですが、
- 清潔感がない
- 目つきが苦手
などのどうしようもない理由で直感的に「無理」というケースも十分にあり得ます。
そして、その印象を拭うのはなかなか難しいです。
また、塾長と保護者の信頼関係も大切です。
何か心配事があったときに窓口になるのは塾長です。
保護者が塾長を信頼できないというのも後々大問題になることがあります。
それ以外にも、講師の質を確認する意味で面談のときに先生たちの教歴を聞いてみても良いかもしれません。(もちろん、教歴が長い=100%良い、わけではありませんが)
■ 怒られている人を見て辛いか
■ 他の生徒の会話に混ざれそうか
■ 宿題の量は適量か
■ 先生は信頼できるか
まとめ
以上、
- 集団塾が怖いという印象
- 体験授業で特に確認すべき点
を紹介してきました。
集団塾には合う・合わないがあるのは確かです。
ですが、信頼できる塾を見つけることができれば受験の強い味方になります。
今回の記事が塾選びの参考になっていれば幸いです。
■ 怖いと思う理由を深堀する
■ 人により合う合わないはある
■ 体験授業で見極めることが大切
■ 先生は信頼できるか
■ 他の生徒との会話に混ざれるか
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