どうしよう!英検直前なのに勉強してない!
範囲の狭い定期試験だと「一夜漬け」でも何とかなることもありますが、英検のように広い範囲だと困ったものです。
無茶を承知でそれでも何とかしたい!という人もいるでしょう。
今回は、英検超直前から少しでも合格の可能性を上げるため、これだけはやっておきたい!ということを紹介します。
英検3級は一夜漬けで合格できる?
そもそも、英検3級を一夜漬けなんてできるの?という問題です。
お察しの通り、ほぼゼロからだとしたらはっきり言ってかなり厳しいです。
単純に、使う単語や文法内容が広すぎるからですね。
一日で何とかなる量は明らかに超えてしまっています。
ですが、
- 普段から毎回の定期試験はちゃんとやっている
- 受験生で英語の復習も始めていて基礎がある
という方はギリギリで点数を上げることは十分に可能です。
もちろん計画的に勉強してね!とは言いたいのですが、説教を聞いても点数が上がるわけではないですよね。
なので、超直前になってここに辿り着いた方に向け、「ギリギリでもこれだけは!」という対策を紹介していきます。
■ 0からの対策では厳しい
- 文法や単語の範囲が広い
■ ギリギリ合格可能な人
- 定期試験はしっかり勉強している
- 英語の復習を始めている受験生
超重要!あと一日でもやっておきたい英検3級対策
それでは、ここからは実際にやっておきたい対策の話です。
まずは、本当にあと一日しかないリアル一夜漬けの人でも、最低限やって欲しいことを3つ紹介します。
過去問を解く
もしまだ一回も過去問を解いていないとしたら、必ず解きましょう。
時間も測って、できるだけ本番通りの形で解いてみます。
本当に時間がないならライティング、リーディング、リスニングの順で解きましょう。
ライティングが一番、直前でも点数を上げやすい分野です。
ですが、よっぽどのことがなければ全分野必ず解いてください。
本番の形式をやったことなく挑むのはあまりにも無謀です!
リーディング+ライティングは特に時間配分に注意。
- リーディングの大問1、2を合わせて10分以内、
- 長文3つをそれぞれ4分、6分、10分
くらいを目安に解きましょう。
残った分がライティングと見直しの時間になります。
時間配分が大事なのは、英検のリーディングが4択のテストだからです。
どうしても分からない問題でも、マークすれば1/4で当たるということですね。
もし時間配分がしっかりできて全部の問題を少しでも考えられれば、絶対に違う選択肢を消して、勘が当たる確率を大きく上げられます。
選択肢2つまで絞れれば、あとは勘でも50%は当たるようになるわけです。
直前対策では点を上げにくいリスニングも、一度解いておくとだいぶ違います。
どのくらいのペースで問題を先読みすればいいのかの感覚もつきますし、耳が英語に慣れるというのもかなり大きいです。
当日の行きの電車でも、過去問の音声を聞いて英語モードになっておきましょう。
ライティングの型を覚える
英検3級の一次試験で、直前でも一番点数を上げやすいのがライティング。
書き方には「型」があって、それを使うだけで合格ラインに届きやすくなります。
ライティングの答えは、次の形で書きましょう。
- I (don’t) think that (論題の内容)
- First, (理由①一文で)
- Second, (理由②を一文で)
- For these reasons, I (don’t) think that (論題の内容)
まずは自分が賛成か反対かを、問題文の単語を写して書きます。(問題文は疑問文になっているので肯定文に直しましょう!)
次に、理由を簡単なものでいいので2つ書きます。
それぞれ一文で十分です。
最後に、これらの理由で、と前置きして自分の意見を繰り返せばOK!
上の「型」を暗記して丸写しできるようにしておきましょう。
これでほとんどの部分が決まった表現になるので、減点の隙が減ります。
理由のところでミスしなければ満点も狙えるくらいです。
ですが、その部分でどれだけミスを減らせるかというのは、普段からどれだけ単語のスペルや文法ができているか次第です…
当日は単語帳を忘れない
試験開始ギリギリまで1つでも単語を覚えられるように、当日は単語帳を忘れずに持っていきましょう。
英検の単語対策についてはこちらの記事をご覧ください!
まだ前日で時間があるのなら、今のうちに暗記に全力を!
追い詰められているので集中力は上がりますね。
万が一、単語帳も買っていない!ということならアプリを使ってでも。
今からやって意味あるの?と思うかもしれませんが、あります!
意外と直前で見ていた単語が出ることもあるものですよ。
ただし、単語を覚えるためだけに徹夜はNGです!
キリがないですし、徹夜するくらいなら早めに休んで体調を整えた方が結果的にはいいことが多いです!
■ 過去問を解く
- 時間配分を把握する
■ ライティングの型を覚える
- I (don’t) think that
- First,
- Second,
- For these reasons, I (don’t) think
■ 当日は単語帳を忘れない
重要!あと一週間でやっておきたい英検3級対策
次に、リアル一夜漬けよりは時間がある人、一週間前くらいから何とかしないと…という人にやってほしいことです。
重要文法の復習・予習
中学英文法が全部出る英検3級の中にも、いくつか特に大事な内容があります。
一週間くらい時間があるのなら、ぜひそこを予習・復習したいところです。
助動詞
助動詞は、リーディングの穴埋め問題にも長文問題にも頻出します。
should「するべき」やmust「しなければならない」はライティングでも頻出。
やることはほぼ意味を覚えるだけですが、知らないと問題が全く読めなくなる恐ろしい単語だらけです!
習っていない助動詞がある場合も、必ず予習しておきましょう!
受動態
受動態も、知らないと全く読めない文法の1つです。
Be動詞 + 過去分詞で「-される」というやつですね。
特に、完了形(have + 過去分詞)と混ざりやすいので要注意!
ここを区別される問題が問1で出ることもあります。
完了形の意味に突っ込んで聞かれることは少なめですが、受動態との区別はしっかり!
関係代名詞
2つの文を繋げる関係代名詞も、知っておきたい文法です。
受験時期的に、かなりの人が予習になる文法内容ですね。
とにかく、そういう表現があることを知っておくことが大事。
本番でいきなり出てきてパニックにさえならなければ何とかなります。
文法に関しては「ものの後ならwhich」「人の後ならwho」ぐらいを押さえましょう。
似たようなもので、「分詞の形容詞的用法」があります。
ing形や過去分詞を使って名詞を説明する表現です。
これも、ぜひ簡単にでも予習しておくと安心ですよ!
単語を1つでも多く覚える
またまた単語の話ですが、やっぱり1つでも多くの単語を覚えましょう。
「出る順」の単語帳を使っているなら、最初の部分は絶対に覚えたいです。
できれば、一周は目を通して全部の単語を見たことがある状態にします。
単語だけでは思い出せなくても、きっかけがあれば意味が分かることもあります。
英検では問題文での文脈があるので、それがヒントになって思い出しやすいです。
単語帳を完璧にするのはいくら時間があったとしても難しいです。
なので、なるべくスピード重視で数をこなして行くのが良いですよ!
検定前日は不安でも寝よう!
どんなテストでも、まだまだ勉強し足りない!というのはありますよね。
勉強量が多いテストになればなるほどそうなります。
ですが、検定の前日はよく寝ましょう!!!!
睡眠不足で本番で100%の力が出せないともったいないです。
特に、英検はどの分野も集中力が要ります。
リーディングは時間との勝負ですし、リスニングは聞き逃したらアウトです。
テスト中に眠くなってしまったら最悪ですよね。
焦る気持ちはわかりますが、前日は寝て、試験に備えるのも勉強の一環です。
面接試験直前の対策
英検3級の一次試験に合格したら、次は面接の二次試験になります。
ですが、どう対策していいのか分からないままに時間が過ぎることも多いです。
面接についてもとにかく、形式を知っておきましょう。
本番のイメージがついていれば、焦って頭が真っ白…も防げます。
面接の対策についてはこちらの記事をご覧ください!
落ち着いて受けられれば心配しすぎずとも大丈夫です。
面接前も、ちゃんと寝て体調を整えておきましょう。
■ 重要文法の予習・復習
- 助動詞
- 受動態
- 関係代名詞
■ 単語を一つでも多く覚える
■ 検定前日は不安でも寝よう!
■ 面接試験は形式を知っておく
まとめ
今回は、ギリギリでの英検3級対策!というテーマでした。
直前からではかなり大変になってしまいますが、まだまだできることはあります。
特に、時間配分と、ライティングの対策でかなり変わってきます。
最後の最後まで諦めず、合格を狙ってみてください!
そして、受験勉強は計画的に進めるのを忘れずに。
■ 0からの対策で合格は厳しい
■ 前日に出来る対策
- 過去問を解く
- ライティングの型を覚える
- 単語帳をギリギリまで読む
■ 一週間前からの対策
- 重要文法の復習
- 前日はよく寝る
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