不登校の学習支援って何があるの?
こんにちは!Laf先生(@Laf_oshikawa)です。
不登校になったときに気になるのが「勉強の遅れをどう挽回するか」ではないでしょうか?
不登校引きこもりの学生さんを対象に学習支援事業を行っている居場所は数多くあります。
この記事では不登校の学習支援事業をご紹介していきたいと思います。
不登校の学習支援事業一覧
以下では不登校の学習支援事業一覧にしてご紹介いたします。
自宅で勉強したい方はこちらの記事をご覧ください!
不登校の学習支援事業①…フリースクール
フリースクールとは不登校の人向けの民間の教育機関で、
学校と異なる学習施設のことをまとめた総称です。
- 学習支援
- 不登校の人専用のカウンセリング
- 芸術活動
- 社会科見学
などのイベントがある教室もあります。
また完全に不登校の人をターゲットに捉えているため、
学校復帰を目的にしている教室も非常に多いです。
強みは、あなたの在籍している学校の校長先生の承認があれば
フリースクールに通った日数を学校の出席扱いにすることもあるということです。
まとめると学校復帰の支援にはかなり強いと言えるでしょう。
ただ、フリースクールは認可された学校ではないために、
高校以上の方は高卒資格を取ることができません。
そのため、
大学への進学
専門学校への進学
就職
で求められる高校卒業資格を満たすためには高卒認定を取得する必要があります。
フリースクールについて詳しくはこちらの記事をご覧ください!
不登校の学習支援事業②…サポート校
フリースクールに比べて
より通信制高校の卒業や高卒認定資格の取得を目的化しているのがサポート校です。
サポート校も学校扱いはされておらず、フリースクールや学習塾など民間団体が設置している事が多いです。
そのため形態は多様です。
個人授業を行う事もあれば、集団での授業もあります。
大半のサポート校は塾に近いですが、中には学校に近い形態を取っているところもあります。
運営形態は運営元によって大きく変わります。
フリースクールが運営しているサポート校だと、
「安心して過ごせる場所」という考えが根底にあるため、
個人のペースに合わせたやり方で勉強を教える施設が多いです。
逆に学習塾運営のサポート校では
- 資格取得
- 進学
を目的にひたすら頑張るといったスタンスです。
そのため、大学への取得をめざしている方には適しています。
ただ、心理的な配慮を求める方には向いていないかもしれません。
不登校の学習支援事業③…通信制高校
主に自宅学習で卒業資格を目指すのが通信制高校です。
基本的には
- 出された課題をこなす
- 試験で合格基準点を超える
ことで単位を取得していくことで卒業します。
平常点がなくなる分試験一発の純粋な実力勝負になるため、
ある意味全日制の学校よりもハードかもしれません。
また、全日制と違い毎日学校に行く必要はありませんが、
月2回程度登校日が設けられています。
主なイベントは
- 添削指導
- スクーリング
- 試験
の3つです。
添削指導は日々勉強して提出している課題について教員から添削を受ける時間です。
通信制の学校だと普段は質問をする機会がないために、
この時点で「何を間違えたのか」はっきりさせて間違いを潰しましょう。
スクーリングは一般的な学校、授業に近いです。
在籍している生徒とともに黒板の解説を聞くスタイルですね。
学校によってスタイルはまちまちで集団授業のところもあれば、
個別指導を行ってくれるところもあります。
試験は単位取得のために必要なテストです。
試験で合格して単位を獲得します。
全て取得すれば卒業で、無理でしたらもう一年延期と行った形になります。
一見全く行かなくてもいいのが通信制高校のように見えます。
しかし、実際は出席しなくてはいけない機会も多く、
学校によりますが人付き合いが盛んな人向けとも言えます。
不登校の学習支援事業④…適応指導教室
適応指導教室とは不登校の小中学校を対象に、
あくまで「学校復帰」を目指して学習支援を行っている施設になります。
適応指導教室には
- 各地区の教育委員会を退職された職員
- プロのカウンセラー
などが揃っているため、勉強だけでなく、今後の進路を相談できるような環境が揃っています。
あくまで「復帰」を目的としているために、
もし復学への抵抗感が拭えないなら、
安心できない環境に変わるかもしれないという点を留意しておきましょう。
また、親御さんはあなたの復学を強く望んでいる場合は、その期待がより大きくなることは覚悟しておきましょう。
不登校の学習支援事業⑤…塾や予備校
フリースクールや適応指導教室と違い、
- 全く復学を考えていない
- 集団行動に抵抗がある
- 勉強だけしてたい
という方は、塾に通うのがオススメです。
塾と聞けば五教科だけを想起しそうですが、
デザインやプログラミングなど受験に関係ない専門的な分野を学ぶこともできます。
ただし、塾、その中でも専門的な分野を教える教室はかなり教師のスキルに左右されます。
確かに有名だったり評価の高い塾に通えば、高い能力を持った講師に出会える可能性は高くなりますが、
それでも本当に自分に合った質の高い教師に出会えるかは運に左右されるところが大きいでしょう。
不登校の学習支援事業⑥…オンライン授業
塾もいいけど外出することがそんなに好きじゃないという方にオススメなのが、オンライン授業です。
オンライン授業の優れている点は
- いつでも好きな授業を受けられる
- 月数千円台と格安である
という二点です。
試しに始めるには最も手がつけやすいでしょう。
逆に質問ができないために、分からないところを自分で解決しなくてはいけないことが弱みです。
オンライン授業をメインにするなら常に質問できる人は置いておきたいですね。
■ フリースクール
■ サポート校
■ 通信制高校
■ 適応指導教室
■ 塾や予備校
■ オンライン授業
まとめ
「勉強に置いてかれるのにどうするの?」と不登校を責める人もいます。
しかし、不登校の学習支援事業の整った現代においては学校以外にも
- 勉強
- 社会性
の両方を身につけられる環境は数多く存在します。
学校に行ってないことに負い目を感じているなら
上記のような場所に行ってみることをオススメします。
■ 支援事業の目的の違いに注意
■ 支援を受ける目的を確認する
■ 勉強も社会性も身に着く
■ 不登校に負い目を感じる必要なし
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