塾に行かないで高校受験に成功するには?
こんにちは!Laf先生(@Laf_oshikawa)です。
高校受験のため、塾に通う中学生は7割とも言われます。
ですが、本音を言えば塾には行きたくない!という声も聞きます。
確かに、もし塾に行かずに高校受験ができるなら、
費用を抑える事ができますし、部活や学校行事にも全力で取り組めます。
そこで、今回は、
塾に行かずに高校受験をするための必要な能力・おすすめの勉強法がテーマです!
塾に行かないで高校受験に成功するのに必要な力
高校受験をするにあたって、塾に通うのは安心するための手段の一つです。
塾は受験に向けて正しい方向に導いてくれるからです。
逆に言えば、塾に通わない場合、自分自身を正しく方向づける必要があります。
まずは、その正しい方向付けのために必要な能力を確認しましょう。
勉強を管理する力
まずはもちろん、自分の勉強を管理して自主的に勉強する力です。
一定の勉強時間を自分で作り出せるのが前提ですが、
勉強時間だけでなく勉強内容の管理も重要になってきます。
勉強時間としては、1、2年生の時から1日1時間以上を目安にしたいです。
塾に通っている中学生は、塾と塾の宿題だけで
最低でも、そのくらいは勉強しているからです。
「塾などで『教わる』より自分で勉強する方がいい」
「勉強は量より質が大事」
こういった言葉を聞くこともあるかもしれません。
正しい勉強をすればその通りですが、
「量より質」は量があることが前提になります。
時間が確保できてから、その質をより高めていくのが正解です。
まずは、一定時間机に向かう習慣から身につけなくてはなりません。
勉強習慣が身に付いたら、内容にも注意を払う必要があります。
自分の苦手科目や分野がわかっていることが重要です。
それだけでなく、苦手科目を積極的に勉強しようとする強い意志が必要になります。
よくある失敗が、
- 勉強時間を稼ぐのに得意科目ばかりやっている。
- 既に解ける問題を繰り返し解いている。
- 苦手分野を克服したいあまり、いきなり中級-上級問題に挑戦している。
というパターンです。
これでは勉強している気になっているだけで、実力は伸びません。
自分の実力を正確に把握した、成長するための勉強が必要です。
疑問を解決する力
塾に行っていない場合、
疑問が出たらすぐに聞きにいく、ということができません。
代わりに何らかの方法で、疑問を解決する必要があります。
勉強に、疑問はつきものです。
ある程度の基礎力がないと問題集の解説はわかりづらいことが多いです。
ページ数が限られていて、前提部分は省略するからですね。
また、平均以上の実力がある場合でも、応用問題になると
「どうしてその考えになるのか」分からない、ということもあります。
基礎がわからないままでは置いていかれてしまいます。
応用問題の疑問を放置すると自分がどう考えたのか忘れてしまいます。
こういったときに、疑問をすぐに解決できる環境が必要になります。
質問の相手は、学校の先生でも、親や兄姉でも構いません。
とにかく
- すぐに疑問を解決すること
- わからない部分を放置しないこと
が大切です。
受験情報を収集する力
- 志望校を選ぶための資料
- 志望校の例年の合格情報
といった、受験のための情報は塾を通さないとやや入手に手間がかかります。
自分の実力を客観的に判断できる実際のデータは集めておきたいところです。
また、模試や資格試験の情報を集めることも必要です。
塾は塾側が案内・手続きをしてくれますが、
塾に行かない場合、自分で調べ、申し込みする必要があります。
そして、受験のギリギリまで情報収集は続きます。
出願の時期、自分の実力と志望校の倍率を見て
志願変更する必要がある場合があるからです。
また、私立の併願校制度は、各都道府県でシステムが異なるため
間違いのないようにチェックしておきましょう。
折れない心
そして、折れない心が重要です。
ただでさえ不安になる受験に一人で立ち向かうのですから、
相当のプレッシャーを覚悟しなければなりません。
塾に行っていれば、周りの様子がよくわかります。
- どのくらいどんな勉強をしているのか、
- そんな相手と比べて自分の実力はどうなのか
などですね。
塾ではある程度「正しい」勉強方法を強制されますが、
自主学習だと正しさの保証をしてくれる人がいません。
自分の勉強法が合っているか結果発表までわかりづらいわけです。
だからこそ、強い心は実際のところ非常に大切なのです。
■ 勉強を管理する力
■ 疑問を解決する力
■ 受験情報を収集する力
■ 折れない心
塾に行かないで高校受験をするための勉強法
次に、塾なしで高校受験するための勉強法を解説します。
先ほどの必要なことを踏まえた上で、ですね。
大前提:学校の授業をちゃんと受ける
まず、大前提として、学校の授業を真面目に受けることがあります。
塾に通わない場合、
学校の授業は人から指導を受けられる唯一の機会です。
これを無駄にしているようでは話になりません。
授業ごとに、最大限の注意を払って解説を聞き
なるべく、授業中に理解することが求められます。
もしくは、
予習を行い、説明を聞くべき場所を絞っておく必要があります。
また、塾の先生に頼ることができないため、
学校の先生に協力をお願いすることも多くなります。
その際、授業をちゃんと受けていれば、先生も喜んで協力してれるでしょう。
そのため、たとえ分かっている内容でも、
授業態度には注意しましょう。
勉強場所と時間を決める
まずは、勉強を習慣にすることが必要です。
そのため、できれば家の中で勉強する時間帯と場所を決めましょう。
決めた勉強時間は家族に宣言すると協力が得られます。
ぜひそうしましょう。
おすすめの勉強場所はリビングか自室です。
なぜなら、リビングには家族の目があるためです。
怠けているとバレてしまうため、自分にプレッシャーをかけやすいです。
また、自室の漫画などが目に入らないというメリットもあります。
反面、家族の協力が得られないとテレビの音などが気になります。
一人っ子など、協力を得やすい人におすすめです。
自室は、周りの干渉が少なく集中やすいことがおすすめの理由です。
要するに邪魔が入りにくいということですね。
- 人の目があるとかえって集中できない
- 覗かれるのが嫌
- リビングは騒がしい
といった場合におすすめです。
ただし、誘惑が多く、
ベッドに横になるなどもできるため注意しましょう。
学習環境の整え方についてはこちらの記事をご覧ください!
>集中力には部屋が重要?効率を上げるレイアウトとは?
おすすめのアイテムは、100均のLEDランプです。
勉強場所に置いておいて、勉強中に光らせておきます。
- 勉強のスイッチを(物理的にも)入れるという心理的効果
- 周囲に対して「勉強しています」という無言の意思表示になる
などが期待できます。
また、勉強場所に図書館などの外を使う選択肢もあります。
ただ、図書館は定期試験験前など大事な時期に混雑し、
満員で入れないというリスクがあります。
基本は、自宅にも勉強場所を用意するのがおすすめです。
協力してくれる先生を探す
自分で受験勉強の管理をするのは大変です。
というか、ほぼ無謀です。
学校の一番信頼できる先生に、協力をお願いしましょう。
勉強の管理をしてもらうことがメインになります。
勉強以外の、心理的なことも相談できる人がいいですね。
勉強の管理の協力をお願いする先生の担当教科については
あまり気にする必要はありません。
各科目のことはそれぞれの先生に聞けばいいためです。
取り組む問題集を選ぶ
塾では受験のプロが選んだテキストが配られますが、
自主学習で取り組む問題集を自分で選ぶことになります。
これは、各科目の先生に相談して教材を選んでもらうのがベストです。
必ず、自分に合ったレベルのものが必要だからです。
受検対策のおススメの教材についてはこちらの記事をご覧ください!
数学、英語、理科などは学校でワークがある場合も多いです。
1、2年生の場合、学校のワークを復習するのも大切です。
得意科目と苦手科目ではテキストのレベルに差が出ることもあります。
むしろ、そうなっている場合の方が実際には正しいことが多いです。
英語は発展で、数学は基礎、といった場合ですね。
この辺りは学力を客観的に判断して選ばなくてはいけません。
繰り返しですが自分の学力を知っている各科目の先生に頼みましょう。
どうしても無理な場合は、メインの相談相手の先生に言ってみましょう。
「数学の〇〇先生とは話しづらくて…」と相談すれば
職員室で聞いておいてくれるかもしれません。
また、問題集の取り組み方についても1つポイントです。
なるべく、問題集は小問1つずつ丸つけするようにしましょう。
計算や文法に関して、勘違いしたまま次の問題に進んでしまうと
問題数を無駄に消費してしまってもったいないからです。
1問ずつ確認して勘違いに気づけば、次の問題では修正できます。
模試は確実に受ける
最後に、模試は絶対に受けましょう。
塾の実力試験がない自主学習の人にとって、
受検本番と同じ範囲の実践問題を解く大チャンスです。
- 今までに習った中で弱い分野
- 忘れていた部分
を発見する機会でもあります。
と同時に、受験生全体、同じ志望先のライバルの中で
自分がどの位置にいるのか
自分の実力をを確認できる機会でもあります。
つまり、自分の勉強法が正しいか確認する機会ですね。
■ 学校の授業をちゃんと受ける
■ 勉強場所を時間を決める
■ 協力してくれる先生を探す
■ 取り組む問題集を選ぶ
■ 模試は確実に受ける
まとめ
今回は、塾に行かない受験勉強方法!
ということで、自主学習に必要な能力や環境を確認しました。
文字通り一人で受験するのは無謀です。
塾の代わりに何を利用するか?というのを考えると、
学校などあるものを最大限使う、ということになるはずです。
半数以上の受験生とは違う道にはなりますが、
使えるものを駆使すれば塾なしの受験は十分に可能です。
今回の記事がその助けになれば幸いです。
それでは!
■ 塾なしでも周囲の協力は必要
■ 使えるものは最大限利用する
■ 授業はちゃんと受ける
■ 学校の先生に協力してもらう
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