「実力で受けるから実力テスト」
こんなことをたまに耳にしますが本当にそうでしょうか?
ここでは
・実力テストが高校入試にどういう意味を持つのか?
・そもそも成績に入るのか?
など、保護者の方にぜひ知っておいて欲しいことをご紹介します。
実力テストとは
まず初めに、「実力テストとはなにか?」について知っていきましょう。
実力テストとは「中学校に入ってから習ってきたところの全てが出題範囲のテスト」です。
問題の難易度も、基礎問題だけの定期テストに比べ、応用問題が多数出題されるため高いです。
ですので、これまでの復習にもってこいのテストと言えます。
この実力テストの意義は、ズバり高校入試に直結するということです。
担任の先生が生徒の志望校を考える時、この実力テストの結果を重視することが多いです。
その理由は「問題の形式や難易度が高校入試に最も近いから」です。
逆に言えば、実力テスト対策をすれば高校入試につながりますのでぜひ対策して頂きたいです。
実力テストについてより詳しく知りたい方はこちらをチェック!!
■ 入学してから習った全範囲
■ 応用問題も出題
■ 総復習のテスト
■ 高校入試と似た形式・難易度
実力テストの結果は成績に影響する?
実力テストの結果が成績に影響するかどうかは学校によって異なりますが、多くの場合、成績に影響はありません。
たとえ実力テストの結果が成績に入る場合でも、定期テストや平常点(提出物や授業態度など)の方が成績への影響は大きく、実力テストの及ぼす影響の方が小さいです。
実力テストが成績に入る入らないに関わらず、実力テストはお子様の進路を決める重要な指標になってきます。
「成績に入らないから対策しなくて良い」という訳にはいきません。
実力テストと成績の関係性について詳しく知りたい方はこちらをチェック!
実力テストの点数が良い子と悪い子の違い
実力テストの点数が良い子と悪い子の違いは何なのでしょうか?
同じ学校で授業を受けていて、塾などに通っていないのに成績の良い子もいます。
彼らは普段からの勉強のやり方やテスト勉強のやり方を知っています。
その上で日々コツコツと勉強をしているのです。
努力の結果が成績という形で実り、自信がついて普段の勉強へとつながるという正のサイクルの中に彼らはいるのです。
受験生の勉強法について詳しく知りたい方はこちらをチェック!
■ 影響は少ない or ない
■ 定期テスト、平常点が影響大
■ 進路選択の指標になる
■ 成績の良い子は対策に加えテスト後に復習もしている
勉強する環境づくり
お子さんが勉強していこうとする姿勢を見せたときは、温かく見守ってあげてください。
一度に全てのことを対策することは不可能です。
しかし、1つずつ出来ることを増やしていくことで確実に成長していきます。
その時に「やればできる!」とお子さんが実感することが勉強への原動力となります。
まずは焦らずにお子さんのペースに合わせてあげてください。
お子さんとの熱量の違いについて
特に受験生のご家庭で、生徒本人と保護者の方で勉強に対するやる気や熱意の差があることがあります。
よくあるシチュエーションとしては
お子さん:「まだテストの点数が上がっていないものの、学力を伸ばしていこうと頑張っている」
保護者:「模試の結果などを見て、「このままで大丈夫なの??」など言ってしまう」
学力は入試直前まで伸びます。
それにも関わらず、保護者の方が模試の結果などを見て不安になり、幻滅や焦りの反応を生徒本人に見せてしまうと、生徒のやる気をそいでしまいます。
そんなことになってしまってはお互いにとってよくありません。
まずは生徒本人のやる気や熱意を聞いてあげてください。
また保護者の方がどっしりと構えて見守ってくれるという安心感は、生徒本人にとって一つの自信や熱意につながるのではないでしょうか。
■ 保護者が先に焦らない
■ 保護者が先に不安になると受験生はより不安になる。
実力テストの基本的な対策方法
ここでは5教科の基本的な勉強方法をご紹介します。まずポイントが4つあります。
- 問題集は一冊に絞る
- 「理解している」→「解ける」にする
- 繰り返して暗記
- 五感を使う
1. 問題集は一冊に絞る
1冊の問題集を完璧にするということです。
色々な問題集に手を出してすべてが中途半端にならない為です。
またどの問題集も網羅している範囲は似たり寄ったりなので、まずは1冊を終えることに集中しましょう!
2. 「理解している」→「解ける」にする
頭でわかったつもりになっていても、いざ解いてみた時に出来ないことがよくあります。
ですので、わかって終わりではなく、問題をひたすら解きましょう。
そうすることで記憶があいまいな所や出来ない所がはっきりして対策する所がわかります。
間違った問題は、復習してやり直しましょう。
この時のポイントは、間違えた問題を出来るようにするだけでなく、似た形式の問題を解けるようにすることです。
類題や練習問題を数こなしていきましょう!
3. 繰り返して暗記・4. 五感を使う
暗記する所はひたすら繰り返して暗記しましょう。
暗記のポイントは五感を使うことです。
音読したり書いたり、歩きながら覚えたりと色々と工夫してみましょう。
自分に合った暗記法が見つかると良いですね。
勉強する意欲がお子さんにある場合、ある程度学力が上がってきた場合はこちらの記事をご覧ください!!
- 問題集は一冊に絞る
- 理解している→解ける
- 問題は繰り返し解く
- 五感を使って暗記する
まとめ
いかがでしたでしょうか?
結論として、実力テストのために特別な対策をする必要はありません。
なぜなら、実力テストは入試本番に近いレベルと出題範囲が設定されています。
2-3週間前になったからと言って特別な対策法があるわけでも、得点が急激に伸びる方法もありません。
普段の勉強や、これまで進めてきた入試対策を進めテストも真剣に受験しましょう。
また、「成績に入らない」という理由で真剣に受験しなくてもよいのは
推薦などで既に進学先が決まっており、入試本番の試験の点数が関係ない場合のみです。
志望校合格の可能性を図るために手を抜かずに受験しましょう。
■ 以下に該当する方は真剣に受験!
- 入試試験のテスト結果が合否に関わる場合
- 志望校合格の可能性を把握したい場合
■ 特別な対策は必要ない
- 普段の勉強、入試対策を進める
- テスト当日も真剣に受験する
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