「前回の定期テストでは失敗したし、今回は時間に余裕をもってテスト対策に取り組もう」と思っても、
テスト前にならないとやる気が起きない。
結局、テスト前日になって一夜漬けに頼ることになるという経験がある方も多いのではないでしょうか?
今回は定期テスト対策における一夜漬けのメリット・デメリットや効果的な進め方について解説していきます!
「一夜漬けって効果ある?」、「どんな風に進めれば効果が高い?」と考えている方は是非参考にしてください!
定期テスト対策における一夜漬けのメリット・デメリット
始めに、定期テスト対策における一夜漬けの効果について解説します。
メリット・デメリットを見比べ、自分の状況に当てはめて
「一夜漬けをすべきなのか」また「どのように進めるべきか」を考えていきましょう!
定期テスト対策における一夜漬けのメリット
定期テスト対策における一夜漬けのメリットは、
定期テストを「乗り切る」ことに着目すれば効果は高いということです。
多くの学校の定期テストは基礎問題を中心に出題されるため、
一時的にでも基礎問題が解ける状態であれば点数を稼ぐことが出来ます。
一夜漬けを効果的に進めることができれば、
短い時間で必要最低限の知識を一時的に詰め込むことができるので効果が高いと言えるのです。
また、一夜漬けをしなければならない状況では危機感があり、集中力が普段より高くなるため学習効果も高まります。
この集中力を上手く利用して勉強を進めていきましょう!
定期テスト対策における一夜漬けのデメリット
定期テスト対策における一夜漬けのデメリットは、
「勉強したことが身に着いたかどうか」に着目すれば効果が低いということです。
人間の脳は、情報に繰り返し触れることで記憶していきます。
一夜漬けでは情報に触れる回数が少なくテスト直後から記憶がどんどん抜け落ちていきます。
結果として、期末テストや受験で再度時間を取って復習することになり余計に時間がかかってしまいます。
また、睡眠不足になると次の日の体や脳のパフォーマンスが落ち、勉強効率がグンと落ちてしまいます。
一夜漬けをするのはテスト最終日や土日を挟む場合にしましょう!
一夜漬けのデメリットを克服する方法
結論から言うと、
一夜漬けのデメリットを克服する方法は定期テストを見直しをして、何も見ずに100点が取れるまでやり直すことです。
先ほど挙げた一夜漬けのデメリットは、情報に触れる回数が少ないため記憶が定着しないことです。
たとえ、テストが終わってもちゃんと復習をすれば長期記憶に定着します。
一夜漬けで点数が取れたら、そこで安心せず、今後のためにしっかりと復習をしていきましょう。
そして、次回は一夜漬けに頼らなくて済むように計画的に勉強をしていきましょう。
■ メリット
短期的に見れば時間帯効果が高い
■ デメリット
学習が身につかない
知識の抜け漏れが多い
■ デメリットを克服
何も見ず100点が取れるまでテストを復習する
一夜漬けの効果的な進め方
ここからは一夜漬けの効果的な進め方について解説していきます。
一夜漬けのメリットを享受するには、効果的に一夜漬けを進めることが絶対条件になってきます。一つ一つ実践していきましょう!
ノート、プリントの画像は印刷しておく
自分が学校を休んだときの板書やプリント・ノートは友達に画像を送ってもらい、見やすいように印刷しておきましょう!
これは一夜漬けをする当日以前にやっておくことが重要です。
ただでさえ時間のない当日にやるのは時間の大幅なロスになってしまいます。
家にプリンターがなければ、コンビニで印刷しておきましょう!
スマホ・PCの電源を切る
経験のある方は知っていると思いますが、一夜漬けは時間と体力との戦いです。
スマホ・PCの電源が入っていると、ついついスマホでSNSをチェックしたくなったり、休憩が長引いたりします。
試験直前の危機感により集中力を保つためにもスマホ・PCの電源はオフにしておきましょう。
先ほど述べたように、画像を印刷しておくとスマホを開かなくてよくなります。
やることリストを作る
一夜漬けをするときは集中力が高くなっていますが、集中して取り組む対象が悪ければ学習効果は下がってしまいます。
やることリストを作成し、高い集中力で学習効果の高いことに取り組んでいきましょう!
費用対効果の高い範囲を選ぶ
一夜漬けは、文字通り一夜である程度仕上げる必要があります。
完璧を目指して教科書の隅から隅まで覚えるということはできません。
テストで出題される範囲を重点的に勉強する必要があります。
逆に、覚えるのに時間がかかる割に出題される可能性が低い範囲は時間の使い方がもったいないので捨てましょう。
テストで出題される範囲は以下のような特徴が当てはまります。
・テスト範囲全体の基礎的な問題
・教科書で太字で書かれている、何回も出てくる
・今後の単元の基礎となる
・授業中に先生が強調していた部分
これらの範囲の勉強をメインに一夜漬けのプランを立てていきましょう!
前半は問題演習、後半は暗記
一夜漬けを効率的に進めるには、勉強内容も意識すると良いです。
具体的には、一夜漬けの前半は数学や理科の計算など問題演習に、
後半は英単語や漢字などの暗記系の勉強に時間を使うようにしましょう!
これは、計算問題の方が頭を使い疲れるのと、暗記系は寝る前にやる方が効果が高いためです。
順番を逆にして、暗記系が終わった後に計算問題に取り組むのは気が重いと思います。
先により大変な計算問題を終わらせて、その後に暗記系に取り組むようにしましょう!
覚えたことは一枚の紙にまとめる
一夜漬けで勉強した中でも大事な内容は一枚の小さな紙にまとめておくのがオススメです。
一枚の小さな紙にまとめようと思うことで本当に重要な内容のみ書き残すことが出来ます。
また、朝起きてからや通学中、テスト前に見直す際も一枚だけ見ればいい状態なら簡単に復習が出来ます。
最後の最後まで気を抜かず点数を上げるためにも、重要なことは一枚の小さな紙にまとめましょう!
復習のサイクルと朝の総復習
一夜漬けは文字通り一夜しかありませんが、その短い時間の中でも復習のサイクルを回す必要があります。
具体的には、どの範囲を勉強するか決めたあとに40分だけ勉強する時間を取ります。
その後10分の休憩を挟み、
前の40分で勉強した内容を30分で復習します。
30分復習し終えた10分休憩します。
この90分1セットのサイクルを何度も繰り返します。
そして、朝起きてから寝る前にやった内容を全部復習してから学校に向かいます。
こうすることで、勉強すると決めた範囲の内容はおおよそ頭に残せるでしょう!
少しでも睡眠をとる
一夜漬けと言うと全く睡眠を取らずに徹夜で勉強するというイメージがありますが、
効果を上げるためには少しでも睡眠を取る必要があります。
これは、脳が寝ている間に記憶を整理するという働きをするためです。
長期記憶に定着させるためには最低でも6時間の睡眠が必要です。
また、徹夜をすると明らかに体調が悪くなり、頭の働きが鈍くなります。
体調不良や眠気はテスト中の集中の妨げになる可能性が非常に高いです。
テスト本番で勉強の成果出すために短時間でも睡眠を取ることをオススメします。
■ 画像は印刷しておく
ノート、プリントの画像を印刷
■ スマホ・PCは電源オフ
集中の妨害を防ぐ
■ やることリスト作成
勉強する範囲を決める
復習のサイクルを回す
一枚の紙にまとめる
■ 寝る
短時間でも睡眠はとる
教科別、一夜漬け勉強ポイント
ここからは教科別に一夜漬けの勉強ポイントをザックリと紹介していきます!
「それぞれの教科で何を意識して勉強すればいいのか」
「何に時間をかければいいのか」を知りたい方はぜひ参考にしてください!
国語
国語の勉強では、ノートを見直すことと漢字など暗記系を覚えることに時間を使いましょう。
教科書の文章は流れを理解していれば本文を読む必要はありません。
それよりも、ノートに書いてある授業中の先生の解説を理解するように心がけましょう!
後半は漢字や慣用句の暗記に時間を掛けましょう。
これらは書いて、声に出して、自分で例文を作りましょう。
これらは簡単に国語の暗記系は特に簡単に覚えることが出来るのでコスパが良いです!
英語
英語の勉強では教科書の文章の流れを理解、文法の使い方を覚えること、単語を覚えることに時間を使いましょう!
教科書に出てくる文章の流れを覚えておけば、どのような内容の文章が並んでいるかが分かります。
あとは文法の使い方さえ知っていれば与えられた情報から答えを導くことが出来ます。
後半は単語や熟語の暗記に時間を掛けましょう!
数学
数学の勉強では最初に公式を暗記して練習問題をひたすら解くことに時間を使いましょう!
公式を覚えていなければ問題に取り掛かることすらできません。
また、公式の使い方を知らなければ途中で行き詰ります。
数学に関して問題をたくさん解くことが一番有効な勉強法です。
理科・社会
理科や社会の勉強では、理屈を理解することと書いて覚えることに時間を掛けましょう。
理科や社会はほとんどが暗記する内容であり、
一つ一つの情報が他の情報と関連していて一夜漬けでも点数の取りやすい教科です!
それぞれの情報がどのように関連しているのか、何が原因でそのような結果になるのかを、
人に説明するつもりでひたすら紙に書いて覚えましょう!
■ 国語
授業中の先生の解説、漢字・熟語
■ 英語
文章の流れ、文法の使い方、単語
■ 数学
公式の暗記、問題練習
■ 理科・社会
情報の因果関係、書いて説明
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は定期テスト対策における一夜漬けの長所短所と効果的な一夜漬けの進め方について解説しました!
当然、計画的に勉強を続ける方が長期的にみてコスパが良く、成績もよくなります。どうしても点数が取りたいという場合には今回の内容を実践してみてください!
■ 長所短所を理解する
■ 復習で短所を克服する
■ 効果的なやり方で進める
■ 各教科の勉強ポイントを押さえる
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