英検三級のレベルと出題傾向!四技能それぞれの解き方と勉強法を徹底解説!

英検対策

「受験のために英検三級は取っておきたい」

でも、
「一発で取れるか不安、、」
「どんな問題が出るんだろう」

と悩んではいませんか?

 

今回はそんな悩みを解決すべく、英検三級のレベルから出題傾向、勉強法と対策の仕方まで解説します!
英検三級の受験を考えているという方は是非参考にしてみてください!

 

英検3級の勉強方法について詳しく知りたい方はこちらをチェック!

著者:代表 押川
Laf創業・経営8年目

【経歴/実績】
・これまで200名以上のお子様の指導実績あり
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英検とは


最初に英検とはなんなのか、受験するとどんなメリットがあるのか説明していきます!

 

英検とは、公益財団法人日本英語検定協会が主催している「実用技能英語検定」の略称であり、
年間で250万人もの人が受験する国内でも最も有名な英語テストの一つです。

英検は日常生活の様々な場面を想定した問題を出題しており、テスト対策を通して実践的な英語力、コミュニケーション能力を育むことができます。

 

また、英検を所有していると国内の高校・大学の入試選考や、教員採用試験や他の資格試験において優遇される場合があります

そのため、ご自分の目的に合わせて受験を検討してみると良いでしょう!

 

英検三級のレベルと合格点


ここでは英検三級の難易度と合格点について解説していきます。
是非これらの数値を目安にして試験対策に臨んでください!

 

英検三級のレベル

英検三級のレベルは主催である公益財団法人日本英語検定協会が「中学卒業レベル」と発表しています。


また、英検三級が
「基本的な文法を理解し、日常生活の中で言いたいことを最低限伝えることができるレベル」
であることから一般的に「使える英語の登竜門」と呼ばれています。

 

他の英語テストと比較

英検三級の合格水準は

・TOEIC(RL)で400点前後
・GTEC(ベネッセ主催の四技能英語テスト)で1500点前後

と言われています。

 

英検四級との比較

英検四級までと英検三級からでは問題形式が大きく変わります。

変更点を以下にまとめてみました。

 

・スピーキングが録音形式から面接形式になる

・ライティングセクションが増える

 

四級以下のテストを受けてこられた方も、今までとは違った対策が必要になります。
後述の具能別対策を参考にしてください!

 

英検三級の単語レベル

英検三級で出題される単語レベルは、中学校で習う英単語レベルと同じになります。

 

具体的には以下のような単語が出題されます。

・build(建てる)
・plane(飛行機)
・consult(相談する、情報・助言を求める)
・democracy(民主主義、民主制)
・direct(指揮する、案内する)
・judge(判断する)
・serious(真剣な)
・comfortable(心地よい)
・leave for work(仕事に出かける)
・turn off the light(電灯を消す)

 

単語レベルとしては、英検四級と比較しても難易度自体に大きな差はありません。
しかし、覚えておきたい語彙数が1250-2100語とかなり増えるので対策は必須です。
後ほど、おすすめの単語の覚え方もご紹介します!

 

英検三級の合格点

英検三級は四技能それぞれに550点の配点となっており、2200満点となっています。
そして、試験の主催者が公式発表している三級の合格点は

 

・一次試験(筆記試験)が1103点

・二次試験(面接)が353点

 

となっています。
つまり、それぞれの技能で約7割の正答率があれば合格する確率は高いと考えて問題ありません。
また、毎回の試験の合格者は受験者数の6割程となっています。

 

英検三級の問題形式と出題傾向

ここでは英検三級の問題形式と出題傾向について解説してきます。
出題傾向を見て、自分はどこを重点的に勉強すべきなのか参考にしてみてください!

 

一次試験 リーディング

リーディングは大問が3つ出題され、解答時間はライティングと合わせて50分となっています。
全体的に単語レベルはリーディングよりも低く、設問も簡単なものが出題されます。

リーディングの出題内容は以下の様なものになっています。

大問①【短文の空欄補充問題】

大問①は単語・熟語の問題が12問、文法問題が3問の計15問となっています。

出題される単語・熟語・文法は中学2-3年生で習う範囲からまんべんなく出題されます。

 

また、大問①は単語の難易度が少し高い傾向にあるため、多少間違えても残りの問題でカバーできることが多いです。焦らず確実に解くことが合格の鍵になります。

大問②【会話の内容一致問題】

大問②は全部で5問あります。
ここでは単語・熟語の知識、会話の流れ掴む力が求められます

会話で提案を表す
“How about~?”

や、

許可を求める
“May I ~?”

などの会話でよく用いられる定型表現は確実に覚えておきましょう。

大問③【長文の内容一致】

大問③では掲示・広告、eメール、説明文の三つが一つずつ出題されます。
ここでは、制限時間内に長文を読み解く力が求められます。
設問の問題の難易度はさほど高くないため、本文が読めれば簡単に解くことが出来ます。

 

説明文で出題されるテーマは偉人、動物の生態、様々な国の文化などが多く出題される傾向にあります。

 

また、関係代名詞や接続詞を使って一文一文が長くなっています。
主語と述語をとらえるようにして読み進めていきましょう。

 

長文の解き方について詳しく知りたい方はこちらをチェック!

一次試験 ライティング

ライティングは大問が1問だけ出題されます。
回答には①自分の考えとその理由を二つ書くこと②語数の目安は25-35語という条件があります。

 

回答には無理に難しい単語や言い回しを使う必要はなく、「確実に使い方の合っている・意味を理解している」言葉を使って解答すれば問題なく点数が取れるようになっています。

 

一次試験 リスニング

リスニングは大問が3つあり、それぞれ10問ずつの30問という構成になっています。
試験時間は25分となっています。

 

大問①【会話の返答問題】

大問①は二人の会話を聞いて最後の返答にふさわしい選択肢を選ぶという問題になっています。

 

ただし、音声は一回しか流れないので聞き逃しに注意する必要があります。

 

問題形式は10問とも全く同じであり、以下のようになっています。

① Aの発言(1回目)
② Bの発言(1回目)
③ Aの発言(2回目)
④ Bの発言(2回目)

問題:Bの2回目の返答として適切なものを選びなさい。

 

また、一問毎にイラストがついているので、それも参考にして答えましょう。

 

大問②【会話の内容一致問題】

大問②も二人の会話を聞いて会話の内容についての質問に回答するという問題になっています。

 

問題形式としては以下の様になっています。

① Aの発言(1回目)
② Bの発言(1回目)
③ Aの発言(2回目)
④ Bの発言(2回目)
⑤ 会話の内容についての質問

大問①と同じように10問とも全く同じ形で出題されます。

 

しかし、イラストはなく休日の過ごし方や、待ち合わせ場所などのテーマが多く出題されます。

 

出題されている内容をイメージしながら解くと良いでしょう。
音声は二回流れるので、一回目で聞きっとれなかった箇所を聞くように意識しましょう!

 

大問③【文の内容一致問題】

大問③はナレーションが一人で話す内容と、その内容に関する問題に答えるという形になっています。
難易度は大問①②と変わらず、音声も2回流れます。

 

問題形式の変化にとらわれず、焦らず落ち着いて解いていくことが大切です。

 

二次試験 スピーキング

二次試験では日本人またはネイティブスピーカーと一対一の面接でスピーキング能力を測る試験になっています。

 

試験時間は約5分と短く、難易度も一次試験を突破できている方であれば問題なく解けるレベルとなっています。

試験内容は以下の様になっています。

 

①30語程の文章を音読する

②読んだ文章の内容についての質問に答える

③イラストを見て人物の行動や状況を説明する

④日常生活についての質問に答える

 

面接では応答内容や発音よりだけでなく、意欲や態度も評価項目になっています。

話すときは元気にハキハキと回答することが重要になります。
また、出来る限り正しい発音を心掛けるようにしましょう!

 

④のテーマはかなり日常的なものが多く、スポーツや携帯電話についての話などが出題されています。
身近なものの単語を覚えておくと回答しやすくなります。

 

四技能別の対策と勉強法

ここでは四技能別のテスト対策の方法をご紹介します。
苦手な技能があるという方は、対策のポイントなどに気を付けて参考にしてみてください!

 

リーディング対策

リーディング対策の主なポイントは以下の二つです。

・単語を覚え、語彙を増やす

・関係代名詞や接続詞を使った長めの文に慣れる

 

リーディングだけでなく、どの技能でも最重要になる要素が「語彙」です。
単語を覚えるときは、派生語、対義語や同義語をセットで発音しながら覚えるのがオススメです。

 

また、覚えたい単語を使って英作文をしながら暗記を進めると効率よく覚えることができます。
単語帳の進め方は「一気に何回も」が大切です。「少しずつ、一回で」ではほとんど頭に残すことが出来ません。
単語帳は最低でも2周するようにしましょう。

 

文法問題の対策でも同じように、一つ文法を学習したら、学習した分報を使った英作文をしてみましょう。
一文がながいときは、when, after, becauseなどの接続詞やwho, which, thatなどの関係代名詞が使われている場合が多いです。
慣れない内は、これらの語を四角で囲って文の構造を整理すると分かり易くなりおススメです。

 

単語の暗記方法について詳しく知りたい方はこちらをチェック!

リスニング対策

リスニング対策のポイントは

・何が分からなかったかを確認する

・シャドーイングで発音、スピーキング力を同時に鍛える

 

の二つになります。

一つ目は具体的には「出題された単語が分からない」のか、「知っている単語が聞き取れなかった」のかをスクリプトを見て確かめるということです。
知らない単語は覚え、聞き取れなかった部分は、何度か聞きながら発音を真似して覚えましょう。

 

シャドーイングがオススメな理由は、発音できるようになった単語は聞き逃さなくなるからです。

 

また、英語の発音に口が慣れてスピーキングでも点数が伸びやすくなるのもメリットの一つです。
無音でマスクをつけていれば公共交通機関でもシャドーイングをすることが出来ます。
通学中にするのがオススメです。

 

ライティング対策

ライティングは大問1問分しかありませんが、「ライティングは捨ててスピーキング対策に時間をかけよう!」となってはいけません。

 

なぜなら、ライティングにも他の技能と同じく550点の配点があるためです。

 

ライティングの対策としては「テーマについて考える」ことと、「意見の書き方を覚える」ことが必要になります。

 

・①自身の意見
I like ~.
I have two reasons.

 

・②一つ目の理由
First,

 

・③二つ目の理由
Second,

・④まとめ
For these reasons, I think ~.

 

これらのような典型を覚えてしまいましょう。
慣れるまでは模範解答を身ながら回答するのも良いでしょう。

 

ライティング対策について詳しく知りたい方はこちらをチェック!

スピーキング対策

スピーキングは当日の意識が重要になります

 

単語や問題の難易度自体は低いため、スピーキングに対する意欲や態度が評価基準になってくるためです。
元気よくはハキハキと話すことを生きしましょう。

 

また、発音についてはリスニング対策のシャドーイングやCDを聞いて真似して発音するなどの対策が良いでしょう。

 

全体に共通の対策

問題の形式に慣れるためにも、過去問や問題集で演習をしておくことがオススメです。

そこで間違えた問題を見直したり、時間配分の間隔を掴むようにしましょう。

 

リーディングでは、単語・熟語を問う問題を一瞬で解き、長文やライティングに時間を残すという方法がオススメです。

 

合格までに必要な学習時間

ここでは英検三級を合格するには、どれくらいの学習時間が必要になるのかについて解説してきます。
必要な学習時間は個人差が大きいので、今回は二つのケースに分けて紹介します。

 

中三レベル学習し終えている方

中学三年生の学習範囲を学習し終えた方が英検三級合格に必要な勉強時間は20時間程でしょう。

 

英検三級は中学卒業レベルに設定されているので、まだ記憶の新しい方はもっと少ない時間で合格することも可能です。

 

逆に、リスニングが全然出来ないという方は20時間以上かかる場合もあるでしょう。
20時間という数字は、あくまで目安として考えるのがオススメです。

 

英検四級を合格した方

英検四級レベルの方が三級に合格するために必要な学習時間は約200時間程でしょう。

 

思ったより多いと感じるかもしれません。英検四級レベルの方は、新しい文法を学ぶのに時間がかかってしまいます。

 

また、覚えるべき単語数も約2倍に増加します。
勉強の仕方によっては短縮出来たり、より長引いたりするので、200時間というのも目安として考えておくと良いでしょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は英検三級について、レベルから出題形式、対策の方法まで解説してきました。
英検三級は必要な対策をすれば多くの人が合格できるレベルになっています。
今回ご紹介した内容を頭に入れてしっかり対策しましょう!

 

英検3級の勉強方法について詳しく知りたい方はこちらをチェック!

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