
うるさいな。今やろうと思ってたのに。

この一言、聞いたことありませんか。実はこれ、反抗期のお子さんが出している「自分で決めたい」というサインなんです。
「勉強しなさい」と言った瞬間、無言でドアをバンと閉められる。「うるさいよ」で返される。もう何百回目だろう、と思っているお母さん、お父さんは多いと思います。
この間まで小さくて可愛かったはずなのに、気づいたら大人みたいな顔をして口答えしてくる。ついこの間までハイハイしていたのに、という感覚だと思います。
反抗期の中学生が勉強しない。これは本当に多いご相談です。オンライン学習塾Lafの生徒さんも、毎年多くが反抗期を迎えます。そのたびに「うちの子、大丈夫なんでしょうか」というご相談をいただきます。
でも、結論から言います。
「勉強しなさい」は、言えば言うほど動かなくなる言葉です。
あなたの言い方が下手だからではありません。命令という形そのものが、反抗期の子には引き金になってしまうんです。
この記事でお伝えするのは、次の内容です。
- なぜ「勉強しなさい」が反抗期に逆効果なのか
- 反抗期は「自我の芽生え」。主導権を本人に渡すという考え方
- 反抗期がなかった子が、大学でつまずくことがある理由
- やる気が行動の後からついてくる仕組み(作業興奮)
- うちの子はどのタイプか。反抗期の3タイプ診断
- 言ってはいけない3つのNGワード
- 今日からできる声かけの言い換え
- 反抗期のせいにしすぎると見逃してしまうこと
- 学年別の注意点(中1・中2・中3)
- おうちの方へのワンポイントアドバイス
最後に、無料の特典もご用意しています。
先に動画で確認したい方はこちらからどうぞ。
なぜ「勉強しなさい」は反抗期に逆効果なのか
理由は3つあります。まず1つ目からお話しします。
理由①:強制は「裏道」を生んでしまうから
勉強しなさいと強制されたことは、頭のいい子ほど裏道や対策を考えます。
サボり方を覚える。勉強しているフリだけがうまくなる。机には向かうけれど、中身は空っぽ。そして親子関係だけが悪くなっていきます。
だから、強制していいことは何もないんです。仮に結果が出ているように見えても、それは結果が出ていません。行動しているように見えて、中身が伴っていないからです。
「でも、強制しないと何も変わらないじゃないですか」という気持ちは、めちゃくちゃ分かります。そこは後半の声かけのところで、具体的な代わりの言葉をお渡しします。まずは、強制はNGとだけ覚えておいてください。
理由②:人生の主導権が本人にないから
これが一番重要です。詳しくは次のセクションでお話ししますが、命令は「主導権を親が握る」行為そのものです。そして反抗期は、その主導権の奪い合いに一番敏感な時期なんですね。
理由③:やる気は、命令の後ではなく行動の後から出るから
「勉強しなさい」と言う側の頭の中には、「やる気を出させたい」という気持ちがあると思います。
でも、やる気は言われて出るものではありません。動き出した後からついてくるものです。これも後ほど、作業興奮という言葉と一緒に説明します。
つまり、「勉強しなさい」という一言は、裏道を生み、主導権を奪い、やる気の出る順番にも逆らっている。三重に逆効果になっているということです。
反抗期は「自我の芽生え」|主導権を本人に渡すという考え方
そもそも反抗期とは何なのか。ここを整理しておくと、かなり気持ちがラクになります。
反抗期は、親と戦う時期ではなく、自分を作っている時期です。自立への過程とも言います。
お子さんが3歳くらいまでは、お母さんが世界の全てでした。幼稚園に初めて行かせた日、たぶん号泣したと思うんです。お母さんどこ、と探して泣いた。そこから幼稚園で友達ができて、世界が少し広がる。小学校に行って、また広がる。
中学校に入って部活動が始まって、外の世界がぐっと増えていきます。すると、そこで新しい価値観を吸収して、自分なりの好みや考え方が生まれてきます。
そのときに起きるのが、「お母さんはお母さん、僕は僕」という切り分けです。この差を表現するために、ちょっと離れようとする。反発してみせる。これが反抗期のプロセスです。
親とは違う人間なんだ。自分の人生は自分で決めたい。これが思春期の特徴なので、反抗期があること自体は悪いことではありません。
親は先に亡くなる生き物です。だからこそ、なるべく自分で意思決定できるようになっていく。そのための練習期間なんだと思って見守ると、少し肩の力が抜けるんじゃないでしょうか。
やることは1つに絞られます。人生の主導権を、少しずつ本人に渡していく。親はサポート側に回る。これが反抗期の子への向き合い方の原則になります。
反抗期がなかった子が、大学でつまずくことがある理由
反抗期のあるなしに、良い悪いはありません。ただ、家庭教師と塾で長く見てきて感じるのは、反抗期がなかった子は大学に入ってからつまずくことが多い、ということです。
志望校も「親に言われたからこの大学にした」。学部も「国立に行けと言われたから」。そうやって人生の選択を親に委ねてしまっている状態ですね。
反抗期がなかった子は、一見いい子が多いです。周りの顔色をよく見て、気を配れる、本当にいいやつなんですよ。
でも、就職活動のように「自分の人生を自分で決める」場面が来たときに、迷ってしまう。本当はこっちがやりたいと思っているのに、人から言われるとそっちに寄せてしまう。周りの意見を尊重しすぎる癖が残りやすいんです。
だから、反抗期そのものを心配する必要はありません。心配すべきなのは、自立の練習ができているかどうかの方です。逆に、口答えが激しいから健全に自立している、とも限りません。反抗の強さより、自分で考えて自分で決める経験が少しずつ増えているかを見てあげてください。
やる気は行動の後からついてくる|作業興奮という仕組み
3つ目の理由をもう少し詳しく説明します。
やる気は、動き出した後からついてきます。この仕組みを作業興奮と言います。
「勉強やりてー」と思ってから勉強を始めた日って、実はほとんどないと思うんです。そうではなくて、「嫌だけど、ちょっとやるか」と1問解き出すと、だんだん頭が回ってきて、「もう1問いくか」「もうちょっといけるな」とモチベーションが上がってくる。これが作業興奮です。
おっしー先生も、朝のライブ配信の前に「今日は眠いな」と思う日があります。でも、始めて、聞いてくださる方とやりとりしていると、どんどん喋りたいことが出てきてモチベーションが上がってくる。毎回体感しています。
つまり、順番が逆なんですね。
やる気 → 行動、ではなく、行動 → やる気
ここが分かると、声かけの目的も変わります。「やる気を出させる」ことを目指すのをやめて、「最初の1歩だけ軽くする」ことに集中すればよくなるからです。
そのために一番効くのが、勉強する時間をあらかじめ決めてしまうことです。やる気の有無を毎回確認しにいくと、そこで止まります。時間で動く形にすると、やる気の判定をしなくて済みます。
Lafでオンライン自習室や授業の時間を用意しているのも同じ理由です。60分から90分ほど、「この時間は一緒に勉強する」という枠を先に作ってしまう。無理だなと思ったら10分でやめてもいいんです。始めてしまえば、あとは作業興奮が引っ張ってくれます。
うちの子はどのタイプ?|反抗期の3タイプ診断
反抗期と一言で言っても、実は3つのパターンに分かれます。しかも混ざります。ここを整理しないまま声かけだけ変えても、なかなか届きません。
①反発型:何を言っても「うるさい」「別に」で返す
一番分かりやすいタイプです。拒絶することで「自分は親とは違う」とアピールしている状態ですね。
これ、SNSと同じだと思うんです。
たとえば、おっしー先生は近くに築地があるので、2〜3か月に1回くらい行くんですね。お寿司を食べると、やっぱり美味しいので写真を撮って上げたくなる。金沢に行ったときも、市場で食べたマグロが美味しくて写真を撮りまくりました。
でも、その市場で毎日ご飯を食べている人は、わざわざ写真を撮らないと思うんです。普段と違うことをしているときほど、人はアピールしたくなる。
反抗期も同じです。「俺、こんなふうに変わったんだよ」を伝えるために、「別に」「うるさい」という形で出している。そう思うと、ちょっと可愛く見えてきませんか。
②無気力型:反発すらせず、ただやらない
反発するのは、実はエネルギーを使ってくれている状態なんですね。無気力型はそのエネルギーを反発ではなく、回避に使います。逃げるタイプです。
逃げること自体が悪いわけではありません。ただ、反発型とは対応が変わるので、区別しておく必要があります。
③わからなくて逃げている型:反抗を盾にしている
これが意外と多いです。一見反抗期に見えるのですが、実は授業についていけていない、うまくいっていないことを隠すために、反抗という態度を盾にしている。
このタイプは、声かけを変えるだけでは解決しません。分からないところの原因解決が先になります。①と②には次のセクションからの声かけが効きますが、③だけは打ち手が違う、と覚えておいてください。
反抗期の子に言ってはいけない3つのNGワード
ここからは、やってしまいがちな3つを整理します。
NG①:結果を引き合いに出して比較する、詰問する
「なんでこんな態度なの?」
「この前の模試であんな点数だったのに、その態度でいいの?」
こういう言い方ですね。結果を引き合いに出して比較する、質問の形で詰める。
思春期は自我の芽生えの時期で、まだ「自分」というスタイルに自信が持てていません。中二病という言葉があるくらい、恥ずかしいこともいっぱいやる時期です。初めての告白、初めての試合。振り返ると痛かったな、というものが誰にでもあると思います。
自我が芽生えている最中だからこそ、比較にはめちゃくちゃ敏感です。テストの点数で比較したり、質問で詰めたりすると、反抗期をこじらせてしまいます。
成績が返ってきたタイミングの声かけは、通知表の記事に詳しく書いています。

NG②:「反抗期だから仕方ない」で片付ける
これはNGワードというより、NGな行動です。全部を反抗期のせいにして、本人と向き合うのをやめてしまう。放置は、無反応と同じです。そして、③わからなくて逃げている型を、まるごと見逃すことになります。
NG③:親が一緒にへこむ、一緒に不機嫌になる
これが意外と多いです。親がへこんだり怒ったりしてしまうと、自我が芽生えている最中のお子さんの味方が、誰もいなくなってしまいます。
保護者の方には、お子さんの一番のサポーターでいてほしいなと思います。応援団ですね。ときにうるさく感じられても、それでも味方でいる。ここが大事です。
三者面談で厳しいことを言われたときも同じです。この話は三者面談の記事にまとめています。

今日からできる声かけの言い換え
ここからが本題です。原則は1つだけ。
命令文をやめて、質問文に変える。これだけです。「◯◯しなさい」の代わりに、質問、つまりヒアリングをしてあげてください。
なぜヒアリングが効くのか。本人に選ぶ権利が戻るからです。
命令には、本人が選択する余地がありません。でもヒアリングされると、本人が「自分はこうしたい」という方向を見つけられます。答えた瞬間に、主導権はもうその子の側にあるんです。
これ、会社での部下のマネジメントとよく似ています。「これやっといて」と命令することもできますが、多くの方はそうしないと思います。どんな成果を出したいのかをヒアリングして、「そのために今、何が足りていないと思う?」と本人に考えさせる。お子さんへの声かけも、まったく同じ発想でいけます。
NGワードと言い換えの対応表
現場でよく使っている言い換えを並べます。
| NGワード | 言い換え |
|---|---|
| なんで分からないの | どこまでが理解できて、どのあたりでつまずいちゃった? |
| なんでやらないの/なんで覚えられないの | 一緒に問題出そうか(=褒めるタイミングを増やす) |
| 勉強計画、立てたの? | 今日マストでやる1個って、何か決めてる? |
| 受験生でしょ/勉強しなさい | 今日のマスト1個は何やる予定? |
| 集中しなさい/スマホばっかりいじらないで | 今どこでモチベーション止まってる? |
| 宿題やったの? | どのへんで止まってる? どの単元でつまずいてる? |
| なんでこの点数なの | 今回、どこが一番惜しかった? |
| 単語くらい覚えなさい | どの学年からつまずいてそうか、一緒に見てみようか |
いくつか補足します。
「なんで分からないの」→「どこまでが理解できて、どのあたりでつまずいちゃった?」
この聞き方の一番いいところは、褒めるポイントが生まれることです。「ここまでは分かってるんだ、すごいやん」と言える。そこから「じゃあここはこうしていこうか」とつなげられます。
「計画立てたの?」→「今日マストでやる1個って決めてる?」
「計画立てたの?」はヒアリングっぽく聞こえますが、実はかなり高圧的です。柔らかく聞くなら、マストの1個を聞く形にします。
やることを全部盛りにすると、たいていうまくいきません。マスト(今日ここだけはやる)とベター(できたらやる)に分けて、マストができていたら褒める。5日続いたら少しレベルを上げる。この繰り返しです。
「スマホばっかりいじらないで」→「今どこでモチベーション止まってる?」
スマホは、声かけよりも環境の方が効きます。家の一箇所に充電基地を作り、家族全員がそこで充電する。机の上にあるだけで集中力は下がるので、置き場所を決めるだけで変わります。

NGワードは全部「命令文」か「高圧的な質問」です。それを、答える余地のある質問に変える。今日はまず1個だけ、命令を質問に変えてみてください。
公式LINEに「反抗期」と送るだけで、3つとも受け取れます(無料)
- NG→OK声かけ変換表 19パターン(A4 2枚)。この記事に載せた8つに加えて、残り11パターンも場面別で一覧にしています
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反抗期のせいにしすぎると見逃してしまうこと
もう一度、3タイプの③に戻ります。ここがこの記事で一番お伝えしたいところです。
「うちの子は反抗期だから」で片付けてしまうと、分からなくて逃げているだけの子を、まるごと見逃します。
ただ反抗しているだけではないケースは、意外と多いんです。授業についていけない。ノートを開くと分からない場所ばかりで、その事実を見たくない。だから勉強の話題そのものを避ける。それが親から見ると「反抗期」に見えている、という状態ですね。
見分け方の目安は3つです。
- 声かけを変えて数週間たっても、態度がまったく変わらない
- 特定の教科だけ極端に避ける
- 成績や勉強の話題そのものを避ける(点数を見せない、テストの話をはぐらかす)
このサインが出ている場合は、声かけよりも先に「どこまで分かっているか」を一緒に確認する方が効きます。反抗期ではなく、分からないところをどこかと一緒に探してあげる。ちゃんとヒアリングしておくと、原因解決までたどり着けます。
そして、ここは第三者を使っていい場面でもあります。親子だとどうしても感情が乗るので、「一緒に確認する係」を外部に任せてしまった方が早いことが多いです。
学年別の注意点|中1・中2・中3
反抗期の入り方と、勉強への影響は学年で変わります。
中1:反抗期の入り口
部活が始まって、外の世界が一気に広がる時期です。自我が育ち始める一方で、受験はまだ遠くに見えるので、勉強しない状態を「まだ大丈夫」と後回しにしがちになります。
この時期にやっておきたいのは、大きな改善ではなく、小さな1歩の声かけを習慣にすることです。「今日のマスト1個」を聞く形を、今のうちに家の会話に入れておくと後がラクになります。
中2:反抗期のピークと中だるみが重なる
一番注意したい学年です。反抗期のピークと、学習内容が急に難しくなる時期と、中だるみが同時に来ます。
中2の内容は、中3の受験勉強の土台になるところが多いです。ここで「反抗期だから仕方ない」と放置してしまうと、中3になってから戻る量が一気に増えます。声かけの言い換えを、この学年で一番丁寧にやりたいところです。
中3:受験のプレッシャーと反抗期が同時に来る
親も焦る学年なので、NG①の「結果を引き合いに出す比較・詰問」が最も出やすくなります。模試の判定や順位を持ち出したくなる時期ですが、そこをこらえて「今回どこが一番惜しかった?」に変換してください。
志望校を下げるかどうかの判断も、急がなくて大丈夫です。夏や秋の判定だけで決めてしまうのはもったいないので、まずは今の1歩に集中しましょう。
おうちの方へのワンポイントアドバイス
最後に、保護者の方ご自身の話をさせてください。
途中でも触れましたが、一緒にへこむ、一緒に不機嫌になる、子どもと同じ目線になって戦う。これはやめておきましょう。
とはいえ、見守る姿勢でいたつもりなのに「うるせえ」「クソババア」と言われたら、腹が立ちますよね。「お前のために働いて塾に行かせてるのに、なんてことを言うんだ」と思う気持ち、めちゃくちゃ分かります。
人間って本当に難しくて、感情と理性、本能と論理を自分でコントロールしないといけない。おっしー先生も、たくさんの中高生と向き合ったり、部下のマネジメントをしたりしながら、いまだに訓練中です。反抗期のお子さんとの向き合い方を通して、親も人として鍛えられている。そう思うと、少し気がラクになるかもしれません。
もう1つ、知っておいてほしいことがあります。
反抗している子は、親になら許されると思っているんです。つまり、甘えているんですね。
家庭教師でお伺いしていた頃、こんな子がたくさんいました。家ではお母さんやおばあちゃんに喧嘩腰なのに、話を聞くと「本当は大好き」と言う。しかも学校ではしっかり者で、私のような第三者にはそんな態度は一切取らない。
友達に同じことをやったら嫌われますよね。だからやらない。でも親にはやってしまう。それは、やっても大丈夫だと信じているからです。だからこそ、親が家庭の中で敵にならないことが一番大切だなと感じています。
それでも言いにくいことはあります。そういうときは、無理にご自身の口から言わなくても大丈夫です。朝ごはんを食べながら、ラジオ感覚でおっしー塾長の朝のライブ配信を一緒に聞いてもらう。第三者の声を借りるだけで、すっと入ることがあります。
一番大切なのは、お母さん、お父さんご自身が悩みすぎないことです。抱え込んだら、公式LINEにご相談ください。
反抗期のよくある質問(Q&A)
Q. 反抗期はいつまで続きますか?
個人差が大きいところですが、中学生で始まる第二次反抗期は、高校生の間に落ち着いていくケースが多いです。声かけを変えたからといって、翌日から態度が変わるものでもありません。数週間から数か月の単位で見てあげてください。
Q. 反抗期に成績が下がるのは普通ですか?
一時的に下がることは珍しくありません。ただ、特定の教科をずっと避けている場合は、反抗期ではなく「わからなくて逃げている」可能性があります。その場合は声かけより先に、つまずいた場所を一緒に探すのが先です。
Q. 「塾に行きたくない」と言われました。
まず、理由を最後まで遮らずに聞いてください。頭ごなしの説得や「やめさせるぞ」という脅しは逆効果になります。授業についていけていないのか、時間帯が部活と合っていないのか、人間関係なのか。理由によって打ち手はまったく変わります。
Q. 反抗期がまったくないのですが、心配した方がいいですか?
反抗期のあるなしで良し悪しは決まりません。見るべきなのは反抗の強さではなく、「自分で考えて、自分で決めて、責任を持つ」経験が少しずつ増えているかどうかです。進路や日々の予定を、本人が選ぶ場面を作ってあげてください。
Q. 父親には反抗しないのに、母親にだけ反抗します。
よくあります。一番安心できる相手にほど出やすい、というだけのことが多いです。役割を分けて、片方が言う係、もう片方が聞く係になると、家の中に逃げ場が作れます。
Q. 声かけを変えても、何も反応がありません。
反応がないこと自体はよくあります。3タイプの②無気力型や③わからなくて逃げている型の場合、声かけだけでは動きません。数週間変わらないようなら、第三者を入れて「どこでつまずいているか」を一緒に見てもらうことを考えてみてください。
まとめ|反抗期は、自分を作っている時期です
今日の要点をまとめます。
- 「勉強しなさい」は、言えば言うほど動かなくなる言葉
- 逆効果になる理由は3つ(①強制は裏道を生む ②主導権が本人にない ③やる気は行動の後から出る)
- 反抗期は親と戦う時期ではなく、自我が芽生えて自分を作っている時期
- 反抗期は3タイプ(①反発型 ②無気力型 ③わからなくて逃げている型)。③は声かけでは解決しない
- NGは3つ(①結果を引き合いに比較・詰問 ②「反抗期だから」で片付ける ③親が一緒にへこむ)
- 声かけの原則は、命令文をやめて質問文に変えること。答えた瞬間に主導権が本人に戻る
- 「勉強しなさい」は「今日のマスト1個は何やる予定?」に、「宿題やったの?」は「どこで止まってる?」に
- 反抗している子は、親になら許されると思っている。つまり甘えている
- 一番大切なのは、保護者の方自身が悩みすぎないこと
反抗期は、いつか終わります。大人になれば、また仲良くなれます。おっしー先生も反抗期はめちゃくちゃありましたが、この間は父から「家族で旅行に行きたい」と言われて、みんなで石川県まで行ってきました。
まだまだ夏休みが続きます。お子さんが家にいる時間が長くなるほど、イラッとする場面は増えると思います。一緒に乗り越えていきましょう。
「反抗期」と送ると届くもの(無料)
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