
中学の古文の勉強法を教えてください。古文って見るだけでアレルギー反応が出てしまって、覚えるのが苦手なんです。

その気持ち、めちゃくちゃわかります。おっしー先生も中学時代は古文が苦手でした。でも安心してください。古文が読めないのは、頭の良し悪しではありません。
教科書を開いて「いとをかし」「けふ」と出てきた瞬間に、「これ、日本語……?」と固まる。読めない、意味がわからない、そもそも誰が何をしているのかもわからない。オンライン学習塾Lafの生徒さんでも、「古典が苦手です」「古文が無理です」という声はとても多いです。
でも、つまずいている原因はハッキリしています。古文を「国語」だと思って読んでいるからです。
古文は、現代の日本語とは別の言語です。国語という教科の中に入っているせいで「読めて当たり前」と錯覚してしまいますが、1000年以上前の言葉なので、読めなくて当たり前なんですね。
そして、ここからが本題です。古文を「英語よりずっと簡単な外国語」だと思って勉強すると、覚えることは驚くほど少なくなります。
この記事でお伝えするのは、次の内容です。
- なぜ古文だけ急に読めなくなるのか、その正体
- 古文が苦手になる3つの原因タイプ
- 中学古文で覚える量が、実はとても少ないという話
- 古文のやってはいけない3つの勉強法
- 古文の正しい勉強法4ステップ
- 定期テストと高校入試の違い、学年別の進め方
- 保護者の方ができるサポート
最後に、無料の特典もご用意しています。
先に動画で確認したい方はこちらからどうぞ。
- 古文が読めないのは「国語だと思って読んでいる」から
- 古文が苦手になる3つの原因タイプ
- 中学古文で覚える量は、実はとても少ない
- 覚えたつもりで終わらせない「1週間で35語」の回し方
- 古文のやってはいけない3つの勉強法
- 古文の正しい勉強法4ステップ
- 【裏ワザ】歴史的仮名遣いは、声に出せば口が覚えている
- 【無料プレゼント】仮名遣いルール8個+頻出古語105語の一覧
- 定期テストと高校入試で、古文の勉強法は変わります
- 学年別の古文の勉強法
- 夏休みは「数学と英語」が最優先。古文はその次
- 【保護者の方へ】古文嫌いにさせない関わり方
- 古文の勉強法のよくある質問(Q&A)
- まとめ|古文は、覚える量がいちばん少ない外国語
- 動画でくわしく確認する
- 毎朝7:15から勉強相談ライブをやっています
古文が読めないのは「国語だと思って読んでいる」から
まず結論から。古文は現代の日本語とは別の言語、つまり外国語です。ここを認めてしまうと、気持ちがすごく楽になります。
言葉というのは、時間がたつとどんどん変わります。この5年、10年でも死語になった言葉ってありますよね。「マジ」もそろそろ危ないかもしれませんし、「ちょべりば」なんて今は誰も言いません。ちょっと使うと「ジェネレーションギャップだね」「おじさん言葉だ」と言われてしまう。たった数年でこれです。
では、なぜ言葉は変わるのか。理由はシンプルで、人がめんどくさがるからです。長い言い方をするのはだるいので、ちょっとサボる。そのサボりが当たり前になって、次の世代に受け継がれていく。これを1000年やった結果が、今の日本語と古文の差です。
ここで、前回お話しした英語の話とつなげます。英語は「配置の言語」でした。be動詞が主語の後ろにあれば肯定文、前に出てくれば疑問文。位置で意味が決まる言語です。一方の日本語は助詞の言語で、「〜は」と言えばそれが主語だとわかる。だから英語は、単語も語順も全部覚え直しになります。
英語がなぜ苦手になるのか、その正体はこちらの記事でくわしく書いています。

それに対して古文は、ひらがなも漢字も今と同じように見えるのに、中身だけが違う。見た目が日本語な分、むしろタチが悪いんですね。
でも、だからこそ朗報があります。古文は外国語としては、レベルがものすごく低いんです。語順はそのまま、単語の多くも今と同じ。覚えるのは「今と違うところ」だけ。こんなに楽な外国語は、ほかにありません。
古文が苦手になる3つの原因タイプ
「古文が無理です」と言う生徒さんに「どこが無理?」と聞くと、だいたい3つに分かれます。
タイプ①:そもそも読めない
「けふ」「をかし」と書かれていると、字面のところで止まってしまう。使っているのは同じひらがななのに、普段なじみがなさすぎて読めない。ここでアレルギー反応が出てしまうタイプです。
タイプ②:読めるけれど、意味がわからない
「あはれ」「ありがたし」は読めるけれど、今と意味が違うので内容がつかめない。読み方はクリアしているぶん、あと一歩のタイプです。
タイプ③:一文ずつはわかるのに、誰が何をしているかわからない
単語の意味はわかるのに、話が追えない。古文は主語を省略しまくる言語なので、ここで止まる人はとても多いです。
大事なのは、自分がどのタイプなのかを先に決めることです。原因がはっきりしないまま対策を打っても、成長にはつながりません。この記事の後半でお伝えする4ステップは、この3タイプにそれぞれ対応しています。
- タイプ①(読めない)→ ステップ1・歴史的仮名遣いのルール
- タイプ②(意味がわからない)→ ステップ2・頻出古語
- タイプ③(主語がわからない)→ ステップ3・主語に丸をつける
原因に名前がついた瞬間、やることが1つに絞れます。同じ考え方は、ケアレスミスの記事でもくわしく書きました。

中学古文で覚える量は、実はとても少ない
ここで、もっと気が楽になる話をします。
英語は、中学3年間で覚える単語数がだいたい1,600〜1,800語と言われています。教科書1冊まるごと新しい言語なので、これは仕方がありません。
では古文はどうか。
- 歴史的仮名遣いのルール……約8個
- 頻出古語……100〜150語ほど(入試レベルでもこのくらいと言われています)
1,800語に対して150語。めちゃくちゃ少なく感じませんか。いけそうな気がしてきますよね。
しかも、これは割り算するともっとハッキリします。夏休みが30日残っているとして、1日5語ずつ覚えていけばいいだけです。
150語 ÷ 30日 = 1日5語
これで夏休み中に一周できてしまう計算です。仮名遣いのルール8個のほうは、3日もあれば形になります。
さらにうれしいことに、古文は高校入試での配点が、都道府県によって違うものの1〜2割ほどを占めることが多いと言われています。英語より覚える量が圧倒的に少ないのに、それだけの配点がある。古文は、英語より簡単に点が取れるボーナスポイントだと思うと、見え方が変わってきませんか。
覚えたつもりで終わらせない「1週間で35語」の回し方
ただし、ここで注意点がひとつ。1日5語ずつ進めても、人間は忘れる生き物です。
エビングハウスの忘却曲線という有名な研究があります。人は覚えたことを1日たつと7割以上忘れてしまい、翌日には3割ほどしか残っていないと言われています。つまり、5語を1回覚えただけでは、次の日にはほとんど消えているということです。
そこでおすすめしているのが、「1日5語」ではなく「1週間で35語」という数え方です。
やり方はこうです。35語を7日間、毎日まるごと繰り返します。1日目から完璧にやろうとしないのがコツで、日ごとに少しずつハードルを上げていきます。
- 1日目:読み上げるだけ(意味とセットで目を通す)
- 2〜3日目:声に出して読む
- 4〜5日目:意味を隠して思い出す
- 6〜7日目:テスト形式で確認する
さらに、これを朝・昼・晩の3回に分けて見ます。朝ごはんを食べながら1回、昼ごはんで1回、夕飯で1回。3回×7日間で、同じ35語に21回触れることになります。
なぜこの回し方が効くのか。理由は、記憶は「まとめた回数」ではなく「思い出した回数」で作られるからです。単語カードにきれいにまとめても、そこで満足したら記憶には残りません。何回も何回も、自分の頭の引き出しから引っぱり出す。この作業が暗記の正体です。
同じ考え方は、英単語の記事でもくわしく解説しています。古語も英単語も、覚え方の原理はまったく同じです。

古文のやってはいけない3つの勉強法
正しいやり方の前に、まず「やらないほうがいいこと」から。頑張っているのに伸びない人は、だいたいこの3つのどれかをやっています。
- 現代文と同じ感覚で、いきなり読み始める
- 全文を完璧に訳そうとする
- 単語や仮名遣いをノートにきれいにまとめて終わり
①現代文と同じ感覚で、いきなり読み始める
古文は外国語です。知らない外国語を辞書なしで読もうとしたら、読めなくて当然ですよね。知らない言葉が出てきたら、辞書を引きまくる、調べまくる。これでいいんです。「読めない自分が悪い」と思う必要はありません。
②全文を完璧に訳そうとする
音読で定着させたいときは、完璧に訳してもらってかまいません。ただし、問題を解いているときは別です。
外国語だと思えば、知らない単語が出てくるのは当たり前ですよね。そのときは、問題文の意図や前後の文脈から「たぶんこういうことを言っているな」「この人はこういう振る舞いをしていそうだな」と推測して読み進めます。中学古文のゴールは全訳ではなく、注釈と現代語訳をヒントに大意をつかむことです。
1つの単語がわからないだけで止まってしまうのが、いちばんもったいない。完璧を求めず、全体像をつかみにいきましょう。
③ノートにきれいにまとめて終わり
古文単語のノートを、色ペンで見出しまでつけて、とてもきれいに作っている生徒さんがいます。作ること自体はえらいです。でも「あはれって、どういう意味?」と聞くと、「えっと……ノート見ていいですか?」となる(笑)。
ノートがきれいなことと、覚えていることは別なんですね。まとめて終わりは、まだ勉強のスタート地点です。テスト本番で解けるようになってはじめてゴールなので、そこから先の「思い出す作業」までをセットにしてください。
古文の正しい勉強法4ステップ
お待たせしました。ここからが本題です。
ステップ1:歴史的仮名遣いのルールを入れる(タイプ①の処方箋)
まずは読めるようにします。主要なルールは次のとおりです。
- 語頭以外の「はひふへほ」→「わいうえお」
- 「ゐ・ゑ・を」→「い・え・お」
- 「ぢ・づ」→「じ・ず」
- 「む」→「ん」
- 「けふ」→「きょう」のように、母音がつながると音が変わる
これを含めて全部で8個ほど。表にすると1枚に収まる量です。しかも、この8個は丸暗記しなくてもかまいません。覚え方の裏ワザは、このあとの章でお伝えします。
ステップ2:頻出古語を覚える(タイプ②の処方箋)
次に、意味がわかるようにします。優先するのは「今と意味が違う語」です。たとえば、こんな言葉です。
- うつくし=かわいい(今の「美しい」=きれい系とは別)
- ありがたし=めったにない(有ることが難しい、と書きますよね)
- をかし=趣がある
「ありがたし」がわかりやすい例です。今でも「ありがたい」は「有る」ことが「難しい」と書きます。「こんな難しいことをやってくれるなんて」という感覚。だから、めったにない、なんですね。語のつながりが見えると、丸暗記が一気に減ります。
覚え方は、ひとつ前の章でお伝えした「1週間で35語」を使ってください。
ステップ3:主語に丸をつけて読む(タイプ③の処方箋)
これは今日から使えて、効果が出やすいステップです。
古文は主語をどんどん省略します。だから、登場人物が出てきたら丸で囲む。そして動作が出てくるたびに「これ、誰がやってる?」と補いながら読む。それだけで、話が追えるようになります。古文は主語を省く言語なんだと知っているだけでも、読み方は変わります。
ステップ4:音読する
最後がこれ。おっしー先生としては、いちばん力を入れてほしいところです。
なぜ音読なのか。音読をすると、その言葉と友達になれるからです。
英語で説明します。studyという単語を見て、「勉強する」と日本語に訳してから勉強しているイメージを思い浮かべる。これだと日本語を一回はさむので、しんどいですよね。でも、dogと言われたらどうでしょう。犬のイメージが直結しませんか。日本語に訳していないはずです。
古文も同じで、「うつくし」を見た瞬間にかわいいイメージが浮かぶところまで持っていきたい。そのための近道が音読です。リズミカルに、テンポよく、感情を込めて読む。定期テストの範囲なら、現代語訳を先に読んでストーリーを知ってから原文を音読すると、さらに入りやすくなります。映画を字幕で観てから吹き替えで観るのと同じ順番ですね。
【裏ワザ】歴史的仮名遣いは、声に出せば口が覚えている
ステップ1で後回しにした、ルール8個の覚え方です。表を丸暗記しなくてもいい方法があります。
まず、「けふ」を早口で10回言ってみてください。……ちょっと無理がありますよね(笑)。それでも「けふけふけふ」と言い続けていると、口が勝手に「きょう」のほうへ近づいていくと思います。
前半でお話ししたとおり、言葉は人がめんどくさがってサボった結果、変わってきました。「けふ」と言うより「きょう」と言うほうが楽だから、そちらに転がっていったんですね。技術の発展と同じです。歩くのがだるいから自転車ができ、遅いから車ができ、もっと運びたいからトラックができた。人間はサボりたい方向に進化する。サボるのは悪いことではなくて、より効率よく生きるための工夫なんです。
だから、仮名遣いで迷ったら、声に出してだらしなく読んでみる。口のほうが正解を知っています。こじつけっぽいですけどね(笑)、ルール表と真っ向勝負するより覚えやすいと思いませんか。
「昔の人はこう言っていて、それがどんどんサボられて今の形になった」。そう思うと、あの読みにくいルール表が、少しかわいく見えてこないでしょうか。(言葉の由来には諸説あるので、ここはテストに出ない雑学の枠として楽しんでください。)
【無料プレゼント】仮名遣いルール8個+頻出古語105語の一覧
ここまで読んで「ルール8個の一覧がほしい」「どの古語から覚えればいいの?」と思った人へ。この記事で「覚えるのはこれだけ」と書いた中身を、そのまま一覧にして無料で配っています。
公式LINEに「古文」と送るだけで、3つとも受け取れます(無料)
- 歴史的仮名遣い 変換ルール8個の一覧(A4 1枚)。この記事で紹介した8個のルールを、1枚で見渡せる形にしました
- 頻出古語105語の一覧(A4 3枚)。1ページ35語=1週間ぶんで区切ってあるので、さっきの「35語を7日くり返す」やり方にそのまま使えます
- おっしー塾長の無料授業3回。古文でも数学でも、聞きたい教科で使えます
追加したら「古文」の2文字を送ってね。漢字2文字の「古文」です。
「夏休みのカリキュラムをどう組めばいいかわからない」「どの教科から手をつければいいかわからない」という相談も、キーワードを送ったあとにメッセージをいただければお答えしています。公式LINEは登録者が2万人を超えていて、すべてにすぐ返信するのがむずかしいのですが、キーワードをいただければ順にお返事しています。
定期テストと高校入試で、古文の勉強法は変わります
同じ古文でも、定期テストと入試ではやることが違います。ここを分けておくと、無駄な勉強が減ります。
定期テストの古文
出題されるのは、授業で扱った文章だけです。範囲が決まっているので、実はとても取りやすい。
- 授業ノートと現代語訳を照合しながら、教科書の本文を音読する
- 学校のワークを繰り返す
- 先生が授業で強調した箇所(現代語訳・重要語)を押さえる
音読と現代語訳の照合で、かなりの部分がカバーできます。
高校入試の古文
こちらは初見の文章が出ます。授業でやった文章は出ないので、対策の中身が変わります。
- 仮名遣いの変換(読み方を答える問題は定番です)
- 頻出古語の意味
- 主語を補いながら大意をつかむ力
この3点セットが本体です。全訳は求められません。注釈をヒントに、話の流れをつかめれば十分戦えます。定期テストは「範囲を仕上げる」、入試は「初見に慣れる」。この違いを意識して使い分けてください。
学年別の古文の勉強法
学年によって、力を入れる場所も変わります。目安として整理しておきます。
| 学年 | 主な作品 | 力を入れるところ |
|---|---|---|
| 中1 | 竹取物語 など | 仮名遣いのルールと音読の習慣づけ。意味の暗記はまだ最小限でOK |
| 中2 | 枕草子・平家物語 など | 頻出古語を貯め始める。「1週間で35語」を回す |
| 中3 | おくのほそ道 など | 初見の文章の練習。注釈の使い方と主語補い。過去問で出題形式に慣れる |
ポイントは、下の学年ほど「読める」に寄せて、上の学年ほど「初見に慣れる」に寄せることです。
中1・中2のうちに仮名遣いと音読を済ませておくと、中3で初見読解の練習にまるまる時間を使えます。逆に言えば、中1・中2で古語の暗記に力を入れすぎる必要はありません。この時期は、教科書の文章をスラスラ声に出せるようになるだけで十分な貯金になります。
そして、中3で古文に不安がある人は、学年に関係なく仮名遣いのルールから入ってください。「今さら中1の内容?」と思うかもしれませんが、8個のルールは、どの学年からでも3日で入ります。土台を先に置いたほうが、そのあとの過去問演習がずっと楽になります。
夏休みは「数学と英語」が最優先。古文はその次
ここは正直にお伝えしておきます。
夏休みの受験勉強でまず優先すべきなのは、数学と英語です。この2つは積み上げ系の教科で、前の単元がわかっていないと先に進めません。
- 2次関数がわからない → 1次関数が怪しい
- 1次関数がわからない → 連立方程式が怪しい
- 連立方程式がわからない → 比例・反比例が怪しい
英語も同じで、英単語を覚えていなければ、そもそも長文は読めません。中1・中2の文法まで戻る必要が出てくることもあります。積み上げ系は、戻るのが早ければ早いほど楽です。
一方の古文は、理科・社会と同じ暗記系に近い教科です。あとからでも巻き返しがききます。だから、受験勉強を始めたばかりの人は、数学と英語を先に固めてください。
そのうえで、古文は「1日2語ずつ」でもかまいません。他の教科との折り合いがあるので、余力に合わせてペースを落として大丈夫です。古文は、後回しにしても取り返せる数少ない単元。ここを知っているだけで、夏休みの組み立てがぐっと楽になります。
夏休み全体の時間の使い方は、こちらでくわしく書いています。

【保護者の方へ】古文嫌いにさせない関わり方
最後に、この記事を読んでくださっている保護者の方へ、僭越ながらワンポイントです。
古文は、保護者の方が「一緒に面白がれる」数少ない単元です。教える必要はまったくありません。
まず、これだけは避けたいこと。
「古文なんて、社会に出たら使わないのにね」。お子さんと一緒に貶めるような言い方です。これは実際にあったお話なのですが、勉強する理由を大人のほうから壊してしまうと、そのあとの声かけが全部効かなくなります。
そのうえで、おうちでできることを3つ。
1つ目は、教わる側に回ること。「けふって、何て読むの?」とゲーム感覚で聞いてみてください。子どもって、親に教える瞬間、いちばん賢い顔をしますから(笑)。しかも、説明する=思い出す作業なので、そのまま勉強になります。
2つ目は、音読を聞いてあげること。ステップ4でお伝えしたとおり、音読は古文の本体です。聞いてくれる人がいると続きやすくなります。内容がわからなくても、「今日はスラスラだったね」と言うだけで十分です。
3つ目は、難しいところを聞いてあげること。「どのへんが難しい?」と確認するだけで、この記事の3タイプのどれなのかが見えてきます。教えなくていい。聞いてあげるだけでいいんです。
保護者の方から「私も古文は苦手で、教えられないんです」とご相談をいただくことがありますが、教えられなくてまったく問題ありません。
古文の勉強法のよくある質問(Q&A)
Q. 漢文はどうすればいいですか?
中学の漢文は、訓読のルール(レ点・一二点など)がほぼすべてです。覚える量は古文よりさらに少ないので、仮名遣いと同じ感覚で、ルールを先に入れてしまうのが早いです。
Q. 古文単語帳は買ったほうがいいですか?
中学生のうちは必要ありません。教科書に出てきた語をノート1ページにまとめれば十分です。入試前にどうしても不安なら、薄いものを1冊だけ。分厚いものは、中学範囲には過剰です。
Q. 暗記が苦手でも大丈夫でしょうか?
大丈夫です。仮名遣いは暗記ではなく「声に出す」変換で対応できます(ステップ1の裏ワザ)。純粋に覚えるのは頻出古語だけなので、暗記の負担はかなり小さい単元です。
Q. 品詞分解や助動詞の活用はやらなくていいですか?
本格的な品詞分解や助動詞の活用は、高校の範囲です。中学では、係り結び(ぞ・なむ・や・か・こそ)を「そういうものがある」と知っている程度で十分だと思います。
Q. そもそもやる気が出ません。
やる気は、始めたあとから出てきます。作業興奮という心理学の言葉があって、3分だけ手をつけると「あれ、乗ってきたな」となるんですね。やる気の出し方については、こちらの記事でくわしく書いています。

まとめ|古文は、覚える量がいちばん少ない外国語
古文が読めないのは、頭のせいではありません。国語だと思って読んでいるせいです。今日の要点をまとめます。
- 古文は「国語」ではなく「英語よりずっと簡単な外国語」。語順は同じ、覚えるのは今と違うところだけ
- 苦手には3タイプ(①読めない ②意味がわからない ③主語がわからない)。まず自分のタイプを決める
- 覚える量は、仮名遣いのルール約8個+頻出古語100〜150語。1日5語で夏休み中に一周できる
- 暗記は「1週間で35語」を7日繰り返す。記憶は思い出した回数で作られる
- NGは「現代文の感覚で読む/全文を完璧に訳す/ノートにまとめて終わり」
- 4ステップは、仮名遣い → 頻出古語 → 主語に丸 → 音読
- 夏休みの優先順位は数学・英語が先。古文は後からでも取り返せる
古文は、外国語の中でいちばん覚える量が少ない言語です。しかも入試では配点があります。ここを取りにいかない手はありません。
「ルール8個の一覧がほしい」「古語をどこから覚えればいいかわからない」という人は、公式LINEに「古文」と送ってください。
「古文」と送ると届く3つ(無料)
- 歴史的仮名遣い 変換ルール8個の一覧(A4 1枚)
- 頻出古語105語の一覧(A4 3枚・1ページ35語=1週間ぶん)
- おっしー塾長の無料授業3回
夏休みはまだこれからです。一緒に頑張っていきましょう。
追加したら「古文」の2文字を送ってね。
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この内容は、こちらの動画でくわしく話しています。
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