夏休みに勉強を頑張ったのに、実力テストが下がってしまった中3。それ以来、何をやっても結局ダメなんじゃないかと、自暴自棄になっている。そんなご相談をいただいて、ライブ配信「おっしー塾長の勉強相談室」でお話しした内容を、記事にまとめました。2026年11月3日の朝の配信が中心です。お子さんにどう声をかけたらいいのか迷っている中3の保護者の方に向けて、お子さんの気持ちの正体と、その乗り越え方をお伝えします。ライブで話していない内容は「補足」と書いて、分けてあります。
先に動画で確認したい方はこちらからどうぞ。
- 実力テストが下がって自暴自棄になる。その状態には「学習性無力感」という名前があります
- 乗り越え方は3つ。自分を褒める、成長の仕組みを知る、心ではなく頭で反省する
- 成長曲線は「遅れの法則」。頑張った分が点数に出るのが遅れる理由1:知識には段階がある
- 理由2:成長には複数の要素が必要。理由3:タイミングの問題もある
- 無力感を乗り越える入口は、小さな成功体験。簡単な問題に戻り、目標点数を整える
- 自分を褒める。人から褒められるのが一番。褒めてくれる人がいなければ、声に出して褒める
- 慣れないなら、日記を書く。反省日記ではなく、今日できたことリスト
- 4つ目は、点数以外の目標。行動目標を毎日決める
- 独学の計画は不安。定期テストの勉強計画のワークショップと無料授業を、公式LINEで受け取る
- 間違った努力を続けない。学習効果を意識する4つのポイント
- 失敗を乗り越える考え方1:人と比べない。ウサギとカメの教訓
- 失敗を乗り越える考え方2:失敗前提で、速やかに立ち上がる
- 実力テストが下がった中3のよくある質問
- まとめ。無力感を乗り越える3つの話と、立ち上がる2つの考え方
- 動画でくわしく確認する
- 毎朝7:15から勉強相談ライブをやっています
実力テストが下がって自暴自棄になる。その状態には「学習性無力感」という名前があります

夏休みに勉強を頑張ったけれど、実力テストに思うように結果が反映されず、それ以降、何をやっても結局ダメなんじゃないかと自暴自棄になってしまっています。どうしたらいいでしょうか。

その気持ち、めちゃくちゃよく分かります。こういう状態を、心理学の用語で「学習性無力感」と言います。
これが、今回のご相談です。学習性無力感とは、何度も失敗したり、努力しても状況が変わらないという経験をしたりすることで、「どうせ何をやっても無駄だ」と思い込んでしまい、行動する意欲がどんどん下がっていく心理現象です。
まず、保護者の方に知っておいてほしいことがあります。うちの子だけが自暴自棄になっているわけではありません。 うちの子の人間性や人格の問題かな、と思う必要もありません。誰もが経験するポイントです。この「学習性無力感」という言葉は、ぜひ今日、覚えて書き留めておいてください。
そして、この学習性無力感が起きやすいのは、頑張ってきた子ほどです。全く頑張ってこなかった子は、この苦しみを味わいません。ダラダラ過ごしてきた人は、受験前に緊張もしません。頑張ってきたからこそ、本当に大丈夫かなと不安になり、頑張ってきたからこそ、失敗すると自暴自棄になってしまいます。今、お子さんが苦しんでいること自体が、頑張ってきた証拠です。
乗り越え方は3つ。自分を褒める、成長の仕組みを知る、心ではなく頭で反省する
では、この無力感を、どうやって乗り越えるのか。大きく分けて、3つのお話をします。
- 自分のことを褒めてあげる
- 成長がどのように訪れるのか、成長の仕組みを理解する
- 心ではなく、頭で反省する。頭で考える
3つ目から、先にお話しします。うまくいっていないとき、人は心で思い込みすぎます。「自分なんて」と、自分の人格を否定してしまうんです。違います、違います。そもそもチャレンジしている時点で、素晴らしいんです。受験勉強を頑張っている。夏に頑張って勉強した。そして今、苦しんでいること自体も、頑張っている証拠です。だから、人間性の問題ではありません。
問題があるとすれば、やり方や手段が合っていなかったことです。誰もが失敗するので、失敗前提でプランを立てていたかどうか、その改善方法をどうしていくのか。こういう手段、頭、ロジックのほうで考える癖を、今日はつけてほしいと思います。
心、感情で反省するのではなく、頭、ロジックで反省する。この切り替えが、土台になります。
成長曲線は「遅れの法則」。頑張った分が点数に出るのが遅れる理由1:知識には段階がある
成長のメカニズムとして、成長曲線という言葉があります。ご存じない方は、一度検索してみてください。
横軸を時間、縦軸を成果(成長の度合い)としたグラフです。かけた労力に比例して、まっすぐ右肩上がりに成果が上がるなら、勉強はめちゃくちゃ簡単です。でも、実際はそうなりません。成長曲線は「遅れの法則」と言われます。成長は遅れてやってきて、二次関数のようなカーブを描きます。最初はなかなか上がらず、あとから伸びる。これが、よく言われる成長曲線です。
なぜ遅れるのか。大きく分けて、3つのポイントがあります。1つ目は、知識や技術は、蓄積される時間が必要だからです。
勉強で考えてみましょう。最初は、知識を覚える段階です。覚えただけでは、使えません。公式を公式として覚えても、その公式の成り立ちや、どういう問題で使うのかを理解しないといけません。理解しても、類題になると解けないことがあります。いろいろな問題演習を通して、使える状態になる。基礎が使えるようになって、ようやく応用問題、発展問題に挑戦できます。
つまり、覚える、理解する、使えるようになる、応用できる、発展問題に挑戦できる。段階があります。夏休みに頑張ったとしても、実力テストに出てくるような問題に立ち向かえる状態まで、まだ届いていないことがあります。できることは日々増えているのに、テストの結果に反映されるまでには時間がかかる。このメカニズムを知っておかないと、モチベーションが下がってしまいます。
理由2:成長には複数の要素が必要。理由3:タイミングの問題もある
2つ目の理由は、成長には複数の要素が必要だからです。
たとえば数学の文章問題は、計算力だけでは解けません。文章を読み取る読解力や、問題を式にする力も必要です。計算力だけを上げても、テストの点数は上がらないことがあります。
先日のライブでも、ケアレスミスで点を落としてしまう、というご相談がありました。これも同じです。夏休みに勉強を頑張って、問題を解く力は上がった。でも、問題の書き写し間違いをしない、きれいに書いていないから読み間違える、といったケアレスミスの対策は、別の技術なんです。この対策が抜け落ちていると、実力はあるのに、点数には反映されません。1つの要素ができても、他の要素ができていないと、結果に出にくいんです。

3つ目は、タイミングの問題です。せっかく解けるようになった問題が、その実力テストに限って出てこないこともあります。
ここまでをおさらいします。
- 1つ目 知識には段階がある。覚える、理解する、使えるようになる、応用できる、発展できる
- 2つ目 1つの問題を解くのに、複数の要素が必要。ケアレスミスの対策も技術
- 3つ目 努力した分野が、そのテストに出るかどうかのタイミングもある
こうした3つの要素が合わさって、頑張りが数字として反映されるまでに、時間がかかります。お子さんは、日々成長しています。足りていない要素を、あとは一つずつ埋めていきましょう。
補足(ここからはライブでは話していない内容です)
実力テストは、定期テストと違って、中1・中2の内容も含めた広い範囲から出ることが多いテストです。おっしー塾長は、10月8日の配信でも、模試や実力テストは前の学年の範囲まで出ること、見慣れない形で出ることをお話ししています。夏にやったことが、範囲の広い実力テストにはまだ一部しか出ない、ということは起こりえます。実力テストの勉強法は、こちらの記事にまとめています。

無力感を乗り越える入口は、小さな成功体験。簡単な問題に戻り、目標点数を整える
成長が遅れてくる仕組みが分かったら、次は、結果が出るところまで続けるための、気持ちの話です。結果が出るまでは、耐える必要があります。耐えるというよりは、ストレスの受け流し方、向き合い方、そして逆に成長の糧にしていくやり方、と言ったほうが近いです。
学習性無力感、つまり「自分なんて、勉強しても成績が上がらないんじゃないか」という気持ちを乗り越えるには、自己肯定感(自分を肯定できる力)と、自己効力感(自分は力を持っているんだ、という感覚)を上げる必要があります。これを上げるには、小さな成功体験を積むことが大切だと、よく言われます。
方法は、いくつかあります。まず2つです。
- 簡単な問題に戻って、基礎問題を繰り返し解く。 とにかく、「できる」という感覚を取り戻します
- 目標点数を、少し下げてみる。 無理やり背伸びした目標が、本当にモチベーションの上がる目標なのかを考えてみてください
目標点数が高すぎると、「俺なんて無理なんじゃないか」となります。逆に低すぎると、「なんだこれ、余裕じゃん」となって、達成してもモチベーションが上がりません。目標点数を、ちょうどいいレベルに調整する。これが重要です。
自分を褒める。人から褒められるのが一番。褒めてくれる人がいなければ、声に出して褒める
3つ目も、とても重要です。自分を褒めることです。自分をめちゃくちゃ褒めてあげてください。「勉強している自分、偉いやん」「すごいやん」と。
そもそもなんですが、お父さん、お母さんが褒めてあげてください。「頑張っているね、すごいね」と。人から褒められるのが、一番の効果なんです。ただ、人から褒められないのが、大人ですよね。お父様、お母様は、最近褒められましたか? 昨日褒められましたか? 僕が褒めます。今回、ご相談をいただいた時点で、お子さんのことを、すごく真剣に考えていらっしゃいます。直接本人に言うと、プレッシャーをかけてしまうかな、と、いろいろ悩んだ末のご相談だと思います。とても素晴らしいです。どうぞ、ご自身のことも褒めてあげてください。
周りに褒めてくれる人がいないときは、アファメーションという方法があります。検索すると、自己洗脳のような言葉も出てきますが、自分で自分を褒めることです。ポイントは、口に出す、声に出すことです。黙って読むのではなく、声に出すことで、自分の耳で聞こえます。人から言われたときと、同じような効果が得られます。
朝、顔を洗いに行って鏡を見たとき。鏡の中の自分に、思いきり褒める言葉をかける。これくらい本当に重要なことです。自己肯定感が高くない、自己効力感が上がっていない状態では、何に対してもチャレンジできなくなるからです。
慣れないなら、日記を書く。反省日記ではなく、今日できたことリスト
「自分、偉い。勉強している時点ですごい」と、自分で自分を褒めるのは、慣れていない人には難しいと思います。そのときは、日記がおすすめです。1行でいいので、今日1日どうだったかを書く。この振り返りだけで、だいぶ変わってきます。
ただ、日記を書くと、「今日はあれができなかった、これができなかった」と、反省日記になりがちです。反省して、明日はこれを頑張ろうと考えるのも、いいことです。でも、今回の目的は、自分を褒めることです。そこで、今日できたことリストを書きます。昨日できなかったことが、今日はできるようになった。それを書き出します。
日記と言うとハードルが高いので、「日記」とは呼ばなくて大丈夫です。夜寝る前でも、お風呂に入る前でも、夕飯を食べる前でも、いつでも構いません。「自分、これができるようになっているじゃん」と、可視化するのが、すごく重要です。
お子さんは、毎日成長しています。それなのに、結果が出てくるのは遅れる。それが、成長曲線、遅れの法則です。だから、毎日の成長を、見える形にしてあげる必要があるんです。
中学生の保護者の皆さんは、成長期に、柱や冷蔵庫に身長の線をつけたことがありませんか? 1ミリ伸びただけでも、嬉しかったですよね。あの感覚です。勉強も同じで、頑張っているのにテストの結果に反映されない間は、できたことリストで、成長を実感していく。これが、超重要です。
4つ目は、点数以外の目標。行動目標を毎日決める
自己肯定感・自己効力感を上げる4つ目は、点数以外の目標を設定する、つまり行動目標を立てることです。
学校のテストや実力テストで、目標点数を置いてしまうと、思ったような成果が上がらないことも多いです。自己効力感を上げるには、自分がコントロールできるものに注力するのが一番です。テストの点数は、自分だけではコントロールできません。でも、自分の行動なら、コントロールできます。
行動目標の例です。
- 朝早く起きる
- 朝ごはんの前に、この勉強をする
- 夕食のあとは、体を動かしてから、この勉強をする
- テキストのページ数を決める。たとえば、定期テストまで2週間です。このテキストを3周したい。残り1週間で、まず1周したい。それなら1日何ページやらないといけないかを出して、今日はこのページ数をやれたら、グッジョブ
このように、自分の行動を目標に置いていきます。点数以外の目標を設定すると、「自分ってできるんだ」という自信、自分を信じられる自信につながります。
おすすめは、1日の夜に、今日できたことリストを1行、2行書いて、そのあとで、明日の目標を、寝る前に決めることです。できたかどうかを、毎日照らし合わせます。自分ができるレベルに落とし込んで行動することが、自己効力感を上げていく土台になります。達成したときには、お母様、お父様、めちゃくちゃ褒めてあげてください。なんならアイスをあげてください。報酬とセットで組んであげると、お子さんのモチベーションも、上がりやすくなります。
独学の計画は不安。定期テストの勉強計画のワークショップと無料授業を、公式LINEで受け取る
ただ、この行動計画には、トラップがあります。独学で学習計画を立てていると、「この計画をやっても、本当に成果につながるのかな」と不安になります。そもそも、自分の計画が間違っているのではないか、と思ってしまう人もいると思います。
先日のライブでは、新しいことをやったほうがいいと分かっているのに行動できない、というご相談に答えました。完璧な情報は、世の中に存在しません。いいなと思ったことは、まず行動してみる。行動すれば検証ができて、うまくいかなかったら改善を繰り返せます。授業数を増やすか悩んだら、まず1回やってみて、合わなければ減らせば大丈夫です。
ただ、独学で進めるのは、白紙の地図を一人で埋めるようなものです。ここは行き止まりだ、戻って次のルートへ行かなきゃ、という作業を一人でやるので、かなり不安だと思います。
そこでLafでは、勉強計画が正しいのか不安な人に向けて、定期的にワークショップを開催しています。定期テストの2週間前なら、勉強計画をどう立てたらいいか、一緒に計画を立てます。テスト後は、振り返りのためのワークショップも用意しています。壁打ちとして、ぜひ参加してください。
公式LINEに「成長曲線」と送るだけで、2つの案内が届きます(無料)
- 定期テストの勉強計画のワークショップの案内。テスト前に勉強計画を一緒に立てる回と、テスト後に振り返る回があります。自分の計画で合っているのか不安なときの、壁打ちに使えます
- おっしー塾長の無料オンライン授業3回(1回 約90分)。苦手な教科や単元に使えます
追加したら「成長曲線」と、漢字4文字をそのまま送ってください。
無料のオンライン授業は、Zoomで受ける形です。顔出し・声出しは一切なしで、カメラもマイクも自動でオフになります。解いたノートは、その場で写真に撮って、LINEに送る形式です。部活で忙しい人も、全国どこにいても受けられます。
間違った努力を続けない。学習効果を意識する4つのポイント
ここまで「頑張った分だけ成長している」とお話ししてきましたが、ひとつ訂正しておきます。間違った努力を、がむしゃらに続けても、成長にはつながりません。
成長曲線は遅れの法則で、頑張った分がテストの点数に反映されるまでには、タイムラグがあります。だからといって、闇雲に努力を続ければいいわけではありません。たくさん勉強すること、夏休みにがむしゃらに頑張ったこと自体は、本当に偉いことです。そのうえで、学習効果を意識することが大切です。
- 必要のない勉強をしていないか。 分からない問題を20分も30分も考え続ける時間は、テストの点数を上げるための時間にはなりません
- 時間を測って問題を解く。 時間を測らずに解いている人も多いです。時間を測って解く、メリハリが重要です。そのあとで、解法をしっかり学びます
- 「分かる」の質を上げる。 独学だと、ワークや参考書の解説を読んで、「ああ、こう解けばいいのね、OK」で終わりにしがちです。解法を理解するだけでなく、その解法がなぜ生まれたのか、なぜその発想になったのか、発想法のほうが重要です。ただ、問題集には、この問題文のここに注目して解く、という解説が少ないので、そこを理解できているかどうかがポイントです
- 復習する。 人は、分かったあとに忘れます。エビングハウスの忘却曲線では、1日たつと大半を忘れるとよく言われます。成績が上がらないときは、勉強不足ではなく、復習不足であることが多いんです。授業を受けた翌日に、もう一度解き直す。これが非常に重要です
成績が上がらない原因を、タイプ別に整理した記事もあります。

失敗を乗り越える考え方1:人と比べない。ウサギとカメの教訓
ここから、失敗を乗り越えていくための考え方を、2つご紹介します。
1つ目は、人と比べない。これにつきます。
中3は特に、夏休み明けあたりから、周りが急に勉強モードになります。今まで勉強してこなかった人も、いきなり勉強を始めます。そうなった途端に、周りの成績が一気に上がってきて、「抜かされる」と焦ることもあると思います。焦る気持ちは分かります。でも、人と比べないでください。
ウサギとカメの昔話の教訓です。ウサギはピューっと先まで行って、寝ている間にカメに抜かされました。この話のポイントは、ウサギは、カメに勝つことを考えていて、調子に乗ったことです。一方でカメは、ウサギに勝つことを目標にしていたのではなく、ゴールテープを切ることを目標にしていました。
世の中は、常に周りと比べられます。会社に入れば、成績や仕事のスピードで比べられる。周りと比べられる社会は、前提としてあります。ただ、自分の目標を達成するためには、周りと比べる必要は全くありません。周りと比べて落ち込んでいたら、ウサギとカメの話を思い出してください。
一発屋の人もいれば、一時ドカンと売り上げが上がっても、すぐに尻すぼみになる人もいます。大器晩成の人もいます。テンションが上がっているときも、下がっているときも、日々粛々と毎日こなしていくと、おのずと成果は上がってきます。継続こそが、一番の強みになります。ウサギは人と比べていた。カメは人と比べず、ゴールだけを見据えて、自分の行動にフォーカスを当てていた。ぜひ覚えておいてください。
失敗を乗り越える考え方2:失敗前提で、速やかに立ち上がる
2つ目は、失敗なんてある前提で取り組んでいるかどうかです。新しいことにチャレンジしている時点で、新しいことをやるのだから、最初からうまくいくはずがありません。失敗は、あって当たり前なんです。
「アイシールド21」というジャンプの漫画をご存じでしょうか。アメリカンフットボールの漫画です。その前半に、アメリカンフットボールのコーチの名言として、引用されていた言葉があります。僕は、中学か高校のころに聞いて以来、今でもこの言葉が頭に残っています。
「打ちのめされたことがない選手など存在しない」。
打ちのめされるのは、みんな同じです。違いを分けるのは、そのあとです。一流の選手は、あらゆる努力を払って、速やかに立ち上がろうとする。並の選手は、少しばかり立ち上がるのが遅い。そして敗者は、いつまでもグラウンドに横たわったままである。そういう3つの違いが、語られています。
僕はこの言葉に、めちゃくちゃ共感しました。それ以降、しんどいなと思うことがあっても、しんどい状態から、すぐに抜け出さないと、と思って、立ち上がろうという意思が目覚めました。一生涯使える言葉だと思います。
ただし、しんどいと思っている自分を、責める必要は全くありません。心では反省しません。 しんどいということは、今、新しいことにチャレンジしている証拠です。チャレンジしている自分は、グッジョブです。そのうえで、もっとうまく結果を出すにはどうしたらいいかを、頭、方法論で考えます。
お子さんは頑張っています。ただ、それがテストの結果として反映されるのが、少し遅いだけ。しんどいとき、失敗と向き合うとき、打ちのめされたときは、なるべく早く立ち上がって、次の努力をしていきましょう。この一点が、今回の配信の一番のメッセージです。
実力テストが下がった中3のよくある質問
Q. 実力テストが下がっても、今から立て直せますか?
A. ライブでお話ししたのは、頑張った分だけ、お子さんは成長している、ということです。ただ、それがテストの点数に反映されるまでに、時間がかかる。だから、結果が出るところまで続ける必要があります。そのうえで、間違った努力を続けないこと、自己肯定感・自己効力感を上げることを、お伝えしました。
補足(ここからはライブでは話していない内容です) 志望校については、10月13日の配信で、2学期の中間テストの結果が悪かった場合の話として、志望校を下げるかどうかは12月か1月に決めればよい、とお話ししています。
Q. 自暴自棄になっている子に、保護者はどう声をかけたらいいですか?
A. 結果の点数ではなく、頑張ったことを伝えてあげてください。ライブでは、人から褒められるのが一番の効果だとお話ししました。補足(ここからはライブでは話していない内容です) 声かけの一例として、テストの話の代わりに、「夏、本当に頑張ってたよね」と、頑張った過程を名指しして伝える方法があります。
Q. 実力テストは内申点に入りますか?
A. 補足(ここからはライブでは話していない内容です) 地域や学校によって扱いが違い、入らない地域も、入る地域もあります。お住まいの地域のルールは、学校や教育委員会の資料で確かめてみてください。くわしくは、こちらの記事で解説しています。

Q. 眠れない、食べられない日が続いているときは、どうしたらいいですか?
A. 補足(ここからはライブでは話していない内容です) 投げやりな様子に加えて、眠れない、食べられない、学校に行くのがつらい日が続くときは、勉強の話をする前に、担任の先生やスクールカウンセラーに相談することをおすすめします。
まとめ。無力感を乗り越える3つの話と、立ち上がる2つの考え方
今回いただいた相談は、「夏休みに勉強を頑張ったけれど、実力テストに思うように結果が反映されず、それ以降、何をやっても結局ダメなんじゃないかと自暴自棄になってしまっています」でした。
- 学習性無力感は、頑張ってきた子ほど起こる、誰もが経験する心理現象。人間性の問題ではない
- 成長曲線は遅れの法則。知識には段階があり、複数の要素が必要で、タイミングもあるので、点数に出るのが遅れる
- 自己肯定感・自己効力感は、簡単な問題に戻る、目標点数を整える、自分を褒める、今日できたことリスト、行動目標で上げる
- 心ではなく頭で反省する。間違った努力を続けず、学習効果と復習を意識する
- 考え方1 人と比べない。ウサギとカメのカメは、ゴールだけを見ていた
- 考え方2 失敗前提で取り組み、打ちのめされたら速やかに立ち上がる
- お子さんは頑張っている。ただ、テストの結果に反映されるのが少し遅いだけ
僕自身、中学生のころは、習い事に打ち込みすぎて、塾に行く時間がなく、成績が下がってしまった経験があります。皆さんには、同じ苦労をしてほしくありません。部活や趣味と勉強を両立して、合格を勝ち取ってほしい。そう思って、オンライン学習塾Lafを立ち上げました。勉強を教えるだけでなく、今日お話しした自己肯定感・自己効力感を上げて、もう一度、新しく一歩を踏み出せる状態まで、サポートしていきたいと思っています。
勉強の相談や悩みがあれば、毎朝のライブ配信「おっしー塾長の勉強相談室」や、公式LINEに、気軽にメッセージを送ってください。
公式LINEに「成長曲線」と送るだけで、2つの案内が届きます(無料)
- 定期テストの勉強計画のワークショップの案内
- おっしー塾長の無料オンライン授業3回(1回 約90分)
追加したら「成長曲線」と送ってください。一緒に頑張っていきましょう。
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この内容は、こちらの動画でくわしく話しています。
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