テストが返ってきて、「問題用紙では合っていたのに、答案用紙に写すときに間違えた」。そんな写し間違いで点数を落とした中学生と、「何度言ってもケアレスミスが直らない」と困っている保護者の方に向けて、ライブ配信「おっしー塾長の勉強相談室」でお話しした内容をまとめました。ライブで話していない内容は「補足」と書いて、分けてあります。
先に動画で確認したい方はこちらからどうぞ。
- 写し間違いは「気をつけて」では直らない。ミスに名前をつけると直る
- 「気をつけて」でケアレスミスが直らない3つの原因
- 写し間違いが起きる原因は、写す作業を「おまけ」だと思っていること
- ステップ1:間違えた問題の横に、ミスの名前を書く
- ステップ2:途中式は頭の外に書き出す。字は「きれい」より「バランス」
- 「途中式を書くのは面倒」は逆。効率ではなく効果を求める
- ステップ3:写し間違いは、1問解いたらすぐ写して指差し確認
- 見間違えやすい数字と記号は、特徴をつけて書く
- ステップ4:普段の学習から、5分前に解き終わる
- ステップ5:自分のミスの名前リストを作って、勉強の前に声に出す
- 本番に強くなる:時間を測って単元ごとの総復習テストを解く
- 「ミスの名前シート」と100マス計算を無料で受け取る
- やってはいけないケアレスミス対策3つ
- 保護者の方へ:「気をつけなさい」ではなく「どのミスだった?」
- 写し間違い・ケアレスミスのよくある質問
- まとめ。写し間違いは「気をつけて」ではなく技術で防ぐ
- あわせて読みたい
- 動画でくわしく確認する
- 毎朝7:15から勉強相談ライブをやっています
写し間違いは「気をつけて」では直らない。ミスに名前をつけると直る

問題用紙では合っていたのに、答案用紙に写すときに間違えました。気をつけてるのに、またミスしちゃうんです。

ケアレスミスは、「気をつけて」では直らないんです。ミスにちゃんと名前をつけると、直っていきます。
今回いただいた相談は、「何度言っても、うちの子のケアレスミスが直りません」というものでした。この間の実力テストでも、ケアレスミスのせいで点数を落としてしまったそうです。
皆さんも、テストが返ってきたときのことを思い出してみてください。「ここ、分かっていたのに」と思った問題、ありますよね。
- 問題用紙で解いているときは合っていたのに、答案用紙に写すときに間違えた
- 簡単な計算を頭の中でして、間違えた
どちらも、解き方は分かっているのに落としてしまったミスです。こういうミスを、皆さんは「ケアレスミス」と呼ぶと思います。そして、「次は気をつけよう」で済ませてしまう。保護者の方も、「次は気をつけなさいね」と声をかけて終わる。それでも、また同じミスを繰り返してしまいます。
このミス、小さく見えて、実はかなり大きいです。
1教科で4点のミス × 5教科 = 20点
20点あれば、学校の中の順位も大きく変わってきますよね。ケアレスミスは、気合いではなく技術で直すものです。この記事では、写し間違いを中心に、その直し方をお話しします。
「気をつけて」でケアレスミスが直らない3つの原因
なぜ、「気をつけて」ではケアレスミスが直らないのか。原因は、大きく分けて3つあります。
- ミスに名前がついていない
- 計算を頭の中だけでしていて、書き出していない
- 答えを写すタイミングと、確かめる方法が決まっていない
1つ目は、ミスに名前がついていないことです。そもそも、ケアレスミスとは何か、ちゃんと説明できますか。ケアレスミスは、いろいろなミスをひとまとめにした呼び方なんです。だから、「気をつけて」と言われても、何に気をつければいいのかが決まりません。
たとえば、病院に行って「体調不良なんです」とだけ言っても、頭が痛いのか、お腹が痛いのか、けがをしたのかが分からないと、お医者さんは対策の打ちようがありませんよね。熱があるのか、頭が痛いのか。そこまで分かって、初めて使う薬が決まります。「ケアレスミスでした」は、病院で「体調不良です」と言っているのと同じなんです。
2つ目は、計算を頭の中だけでしていることです。途中式を書かずに、頭の中で計算していませんか。書いたとしても、字が雑で後から読みづらかったり、方程式のイコールの位置がそろっていなかったりしませんか。
途中式を書き出さない人は、覚える作業と、考える作業を同時にしています。だから、頭の中がパンクしてしまうんです。たとえるなら、新しい電話番号を暗記しようとしながら、九九の暗算をしているようなものです。違うことを2つ同時にやると、頭がパンクして、計算ミスにつながります。
3つ目の原因は、写し間違いに直結する話なので、次の章でくわしくお話しします。
写し間違いが起きる原因は、写す作業を「おまけ」だと思っていること
3つ目の原因は、答えを写すタイミングと、確かめる方法が決まっていないことです。
- 問題用紙で全部解いてから、最後にまとめて答えを写す
- 全部とは言わなくても、大問ごとにまとめて写す
こういう解き方をしている人が、たまにいます。でも、これでは写し間違いが起きてしまいます。
もう1つ、答案用紙に写すという作業を軽く見ている人が、非常に多いです。どういうことかというと、「答えはもう問題用紙に書き出したから、あとは残りのおまけの作業だ」と思って、さっと書き写してしまうんです。そうすると、写し間違いが起きます。
しかも、テストの本番は、時間に追われて焦っています。この焦っているときほど、写し間違いや計算ミスが起きやすくなるんです。
写し間違いは、解き方は分かっているのに、最後の最後で点数を落とすミスです。だからこそ、直す価値がとても大きいんです。
では、どうすればいいのか。3つの原因を、1つずつ対策していけばいいんですね。
- ミスにしっかり名前をつける
- 計算は、頭の外に書き出す
- 答えを写すタイミングと、確かめる方法を身につける
ここから、5つのステップで説明していきます。
ステップ1:間違えた問題の横に、ミスの名前を書く
そうは言っても、「気をつけてるのに、またミスしちゃうんだよな」「うちの子、何回言ってもやらないのよね」と思う方も多いと思います。でも、騙されたと思って、5つのステップを1つずつやってみてください。
ステップ1は、返ってきた答案の、間違えた問題の横に、なぜ間違えたのかを書き出すことです。答案用紙を手元に持ってきて、コーヒーでも飲みながら、リラックスして向き合ってみてください。ミスの名前は、大きく分けると6つあります。
| ミスの名前 | どんなミスか |
|---|---|
| 1. 読み落とし | 問題文の条件や指示を読んでいなかった。勘違いした |
| 2. 計算ミス | 符号や、簡単な計算を間違えた |
| 3. 写し間違い | 解けていたのに、答案用紙に書くときに間違えた |
| 4. 時間切れ | 時間が足りなくて解けなかった。焦ってしまった |
| 5. 思い出せなかった | 分かっていたはずなのに、思い出せなかった |
| 6. 解き方が不安定 | 練習では解けるのに、本番では解けなかった |
ただし、5つ目と6つ目は、ケアレスミスではありません。本人は分かっているつもりでも、まだ身についていない問題です。たとえば、英単語のつづりがテストで出てこなかった。ワークでは解けたのに、問題の形が少し変わったテストでは解けなかった。この2つは、暗記がまだ徹底できていないか、解き直しや問題演習の量が足りていないので、別の直し方が必要です。
残りの4つ(読み落とし・計算ミス・写し間違い・時間切れ)は、それぞれで何点落としたのかを集計してみてください。そして、一番大きいものから順番に対策を考えましょう。一番大きく落としているところから手をつけるのが、点数につながる近道です。
補足(ライブでは話していない内容です)
読み落としが一番多かった人は、問題文の条件や指示に、線を引いたり丸で囲んだりして印をつけてから解いてみてください。
「思い出せなかった」「解き方が不安定」の問題をどう解き直すかは、テスト直しの記事で、間違えた問題をA・B・Cに分けて、Cの問題は前の単元まで戻るやり方として紹介しています。

ステップ2:途中式は頭の外に書き出す。字は「きれい」より「バランス」
計算ミスが多かった人は、次のどれかに当てはまっている可能性が高いです。
- 途中式を書き出していない
- 図形の問題で、図を書き出していない
- 文章問題を、表や絵にまとめていない
- 図に、情報を全部書き込んでいない
前半でもお話ししたとおり、途中式を書かないのは、覚えておくことと考えることを同時にしている状態です。だから、覚えておくことは頭の外、つまり紙に出してあげて、頭の中は考えることだけにしましょう。紙に書き出せば、それを見ながら解いていくだけなので、ずっと分かりやすくなります。
「書き出しはしてるんです」という人も、書き出し方が足りない可能性があります。自分で見返したときに、読めない字になっていませんか。家の用事で「白菜を買う」と紙にメモしたのに、後で見たら字が汚くて「これ、何て書いたんだっけ」となる。それと同じです。
計算が速い人ほど、字が汚いこともあります。「自分で分かってるからいいんだ」と思って、きれいに書く努力をしない。テストの点数がいいからと、あぐらをかいている。そういう人ほど、受験本番のようなプレッシャーがかかったときに見間違えて、点数を落としてしまうんです。
ここで言う「字をきれいに」は、止め・はねをしっかりする、という意味ではありません。
- 下のラインをそろえる
- 斜めに書かない
- 文字の大きさをそろえる
- 漢字は少し大きく、ひらがなは少し小さく書く
字の美しさよりも、デザインのような配置のバランスだと思ってください。1回しっかり練習すれば定着するので、面倒くさがらずにやりましょう。
「途中式を書くのは面倒」は逆。効率ではなく効果を求める
これは毎回お話ししていることですが、数学の点数が高い人ほど、途中式を丁寧に書いています。点数が低い人ほど、途中式をサボりがちです。
なぜかというと、数学が苦手だと思っている人は、勉強を面倒だと感じています。面倒だから楽をしようとして、途中式を書かずに暗算をする。でも、これが間違いだと気づいていないんです。途中式を書かずに暗算でやる方が、かえって面倒です。あえて面倒な道に進んでいる自覚がないのは、本当にもったいないですよね。途中式を書く方が、楽ができるんです。
字が汚い人も、「スピード重視だから」と殴り書きしていることが多いと思います。では、聞きます。スピード重視で雑に書いて、答えが間違っていたら、その問題を解いていた時間は全部無駄になりませんか。スピードを上げても、答えが合っていなかったら、その時間には意味がないんです。
最近は、コスパ、タイパ、メンパという言葉もありますよね。効率を求めること自体は、いいことです。どんどん効率よく勉強していきましょう。でも、勉強では効率だけでなく、効果を求めてください。
効率ではなく、効果を求める
ちょっとスピードが落ちたとしても、丁寧に書く。雑に書いて間違えた答えでは、点数が上がらないからです。「いや、そうは思わない」という人は、ぜひコメントで教えてください。
ステップ3:写し間違いは、1問解いたらすぐ写して指差し確認
ここからが、写し間違いを防ぐ一番大事なところです。
答えを写すタイミングは、シンプルです。1問解いたら、1問ずつ答案用紙に写しましょう。 最後にまとめて写したり、大問ごとにまとめて写したりはしません。
そして、写すときは指差し確認をしてください。
- 右利きの人は、右手で答案用紙に答えを書く
- そのとき、左手は用紙を押さえているだけではなく、問題用紙に自分が書いた答えを指でさしておく
- 書いたら、1秒でいいので、指でさした答えと答案用紙の答えが合っているかを確かめる
この指差し確認が、めちゃくちゃ重要です。
なぜかというと、「合っている」という前提で見ないためです。「間違っているかもしれない」と思って確かめる。たとえば、2枚の絵を見比べる間違い探しってありますよね。あのとき、左手と右手で絵をなぞったりしませんか。あんな感じで、自分が書いたものは間違っている可能性がある、と思いながら、指でさして確かめるんです。
「指でさすなんてしなくても、目が2つあるんだから見れば分かるでしょ」と、指差し確認を軽く見ている人も多いです。でも、電車やバスの運転手さんも、「右よし、左よし、前よし」と指差し確認をしていますよね。毎日運転しているプロでさえ、いや、プロだからこそ、見落としがあるかもしれないと思って指差し確認をしているんです。
ケアレスミスをしているのに、なぜ指差し確認をしないのでしょうか。かかるのは1秒です。写したら、1秒の指差し確認。僕の経験上、これだけでも写し間違いはだいぶ減っていきます。
補足(ライブでは話していない内容です)
写し間違いは、答案用紙に答えを写すときだけでなく、問題文の数字を最初の式に写すときにも起きます。式を書いたら、問題文の数字と式の数字も、同じように指でさして比べてみてください。
もう1つ、問題用紙で答えが出たら、その答えに下線を引くか丸で囲んでおくのもおすすめです。答案用紙に写すときに、どれが答えなのか、指でさす場所がすぐに分かります。
見間違えやすい数字と記号は、特徴をつけて書く
指差し確認の話は、ステップ2の「きれいに書く」話にもつながっています。字を雑に書く人は、自分が書いた字を見間違えてしまうんです。ライブでは、こんな組み合わせを挙げました。
| 見間違えやすい字 | 書き方の工夫 |
|---|---|
| マイナスとイコール | ごちゃごちゃにならないように書く |
| 1と7 | 7は上のところを大きく書く |
| 6と0 | 6の丸は小さめに、0は大きく書く |
| たすとわる | わるの点々を縦の線のように書くと、たすに見えてしまう |
| AとD、PとQ | 形や向きの違いをはっきり書く |
| 3 | 上のところを小さく書きすぎない |
きれいに書くというよりは、見間違えないように、特徴をつかんだ字にしていく。自分がよく見間違える字があったら、リストアップして、特徴をつけて書く練習をしましょう。
これは、マジで技術なんです。皆さんは、問題の解き方が分かっていれば学力がある、と思っていませんか。学力はあるんです。でも、学校のテストや入試で評価される点数には、そのまま反映されません。答えが合っていて、初めて点数になります。テストで聞かれているのは、本当の学力ではなく、答えが合っているかどうかなんです。
ケアレスミスで点数を落とす人は、ゴールのかなり手前まで、もう来ています。最後の最後で落としている、その部分が「気をつける」では直らないところです。きれいに書く、指差し確認をする。こういう技術は、なかなか教えてもらう機会がないので、ここでしっかり身につけてください。
ステップ4:普段の学習から、5分前に解き終わる
ステップ4は、普段の学習から時間を測って解くときに、5分前に解き終わる習慣をつけることです。
ギリギリまで解いていると、焦ったり、確かめる時間がなかったりして、余裕が持てません。だから、50分のテストなら、45分で解き切るつもりで解きます。
学校に行くときや、家族旅行に出かけるとき、時間ぴったりに出ようとするとバタバタしますよね。それと同じで、普段から5分前、10分前に終わらせる習慣にしていきましょう。
5分前に終わらせるには、計算のスピードと、読むスピードを上げるトレーニングが必要です。計算のスピードを上げるには、100マス計算がおすすめです。「九九なんて簡単」と、なめている人も多いのですが、やってみるとタイムにはかなり差が出ます。
| 100マス計算のタイム | どんな子か |
|---|---|
| 1分30秒を切る | 中学生で速い子 |
| 2〜3分 | 普通のスピードの子 |
| 4〜5分 | 数学・算数が苦手な子 |
(僕がこれまで見てきた目安です)
1分30秒の子と5分の子では、計算のスピードが3倍くらい違います。そうすると、普段の家庭学習で解ける問題の数も、テスト本番の余裕も、全然変わってきます。
でも、4分、5分かかるからといって、落ち込む必要は全くありません。僕の経験では、だいたい2週間、毎日1回100マス計算をやると、4〜5分の人は3分を切るくらいまで、2〜3分の人は1分台まで縮んでいくことが多いです。計算スピードは、早いうちに上げておきましょう。
100マス計算を毎日1回続けるやり方は、数学の偏差値を上げる5つのステップの記事でも紹介しています。

ステップ5:自分のミスの名前リストを作って、勉強の前に声に出す
最後のステップ5は、自分のケアレスミスの名前のリストを作って、勉強を始める前にひと通り声に出すことです。
なぜ声に出すのか。人の習慣や行動が変わらない理由、目標が達成できない理由は、簡単です。目標を忘れているからです。ダイエットするぞと思っても、1週間後にはその気持ちを忘れていたりします。なんなら、夜は覚えていても、朝起きたら覚えていない。だから、甘いものを食べてしまう。小さいころの夢、覚えていますか。それを目指して、今がんばっていますか。だいたいの人は、そうした思いを忘れているんです。
ケアレスミスも同じです。「気をつければ一瞬で直る」と思って、真剣に取り組むべき課題だと思っていない。だから、忘れたまま勉強して、一向に改善されないんです。
僕も、習慣にしたいことを縦に並べて、日付ごとに、できた日は丸、できなかった日はバツをつける「習慣化リスト」をつけています。15分前に行動できたか、筋トレをしたか、夜にピアノの練習をしたか。1週間分、10日分と並ぶと、自分がどれができていて、どれができていないのかが、めちゃくちゃよく分かります。
ミスのリストに書くのは、この2つです。
- どんなパターンでミスしているか(ミスの名前)
- よく見間違えてしまう文字(6と0、1と7など)
毎回、勉強する前に声に出して、「このミスはしないぞ」と確認してから勉強を始めます。そして、もうミスしなくなったものは、蛍光ペンで横線を引いて「達成」にしていきます。
本番に強くなる:時間を測って単元ごとの総復習テストを解く
ここまでの5つのステップをやったうえで、それでもケアレスミスがなかなか減らない。そういう人は、緊張感を持ったテスト練習ができていないのだと思います。
普段の勉強から時間を測って、初めて見る問題を解いて、丸つけをする。つまり、模試のような練習が足りていないことが、テスト本番で普段の実力を出しきれない原因になっていると思うんです。
そこで、単元ごとの総復習テストを、週1回、時間を測って解いてみることを強くおすすめします。たとえば中学3年生なら、中1・中2と中3の前半までの内容を、入試対策のつもりで、単元ごとの総復習テストにして解いていきます。そこで、ケアレスミスがなくなっているかを毎回確かめるんです。
10月に始めれば、11月、12月、1月と、3か月ほど繰り返せます。総復習にもなるし、入試対策にもなるし、模試のように時間を測って解くので、本番の練習にもなります。
1つ注意があります。新しいことを学んでカリキュラムを進める勉強と、テスト対策の勉強は、分けて考えましょう。新しいことを学ぶところにまで時間のプレッシャーをかけると、学ぶ余裕がなくなってしまいます。それぞれ週1回ずつのように、分けて取り組むのがおすすめです。
「ミスの名前シート」と100マス計算を無料で受け取る
この記事を読んでいるのは、次のテストで、取れるはずの点数をちゃんと取りたいからですよね。でも、やり方を読んで「分かった」と思っても、自分の手で解いたことがない問題は、テスト本番で手が止まってしまいます。
オンライン学習塾Lafでは、無料のオンライン授業を開催しています。まず、おっしー塾長が例題を解説し、そのあと類題を自分の手で解いて、手が動くかを確かめてもらいます。最後に、その類題を解説します。単元ごとの総復習授業は、最初に30〜40分ほど時間をとって模試のように問題を解き、そのあとまとめて解説する形です。カメラもマイクも自動でオフになるので、顔出し・声出しなしで参加できます。
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やってはいけないケアレスミス対策3つ
補足(ライブでは話していない内容です)
ここは、別の回のライブでお話しした内容です。ケアレスミス対策で、やってはいけないことが3つあります。
- 「次は気をつける」と根性で誓うだけ。サッカー選手がシュートを外したあと、「次は外さないぞ」と強く思うだけでは改善しませんよね。大切なのは、気合いではなくフォームの改善です。ミスも同じで、直すのは書き方や確かめ方です
- 見直しを最初から全部なぞる。全部をなぞる見直しは、効率がよくありません。見直しも、効率よくやっていきましょう
- 性格のせいにする。「そそっかしいから」「不注意だから」と性格のせいにすると、そこから改善されていきません。性格ではなく、6つのミスの名前に落とし込んで直していきましょう
ケアレスミス全体の6つの分け方や、見直しのやり方、教科別の対策は、こちらの記事でくわしくまとめています。この記事は写し間違いを中心にしたので、ほかのミスの直し方を知りたい人は、あわせて読んでみてください。

保護者の方へ:「気をつけなさい」ではなく「どのミスだった?」
最後に、保護者の方へのワンポイントアドバイスです。
本来はできる力があるのに、それがテストの点数に反映されない。お子さん本人が一番悩んでいますし、保護者の方も悔しい気持ちになると思います。
それでも、お子さんがミスをしたときに、「次は気をつけなさいね」と言うのは、やめてください。「気をつける」という根性論では、ケアレスミスはなかなか解決しません。
その代わりに、こう聞いてみてください。
「どのミスだった?」
ケアレスミスは6つに分類できる、とお伝えしました。間違えた問題がどのミスに入るのか、それぞれ何点分あったのか。お子さんが自分で6つに分類できるように、お声がけいただければと思います。
補足(ライブでは話していない内容です)
テストが終わって答案が返ってくるまでの間に、「返ってきたら、×の横にミスの名前を書いてみようね」と一言伝えておくのもおすすめです。答案が返ってきたときに、点数を見て終わりにせず、そのままステップ1に入れます。
写し間違い・ケアレスミスのよくある質問
Q. 時間が15分も余って、見直しもしたのに、ケアレスミスをしていました。どうすればいいですか?
A. ライブの後半で、保護者の方からいただいたコメントです。まず、ミスを6つの名前に分けるところから始めてみてください。そのうえで、15分も余るということは、急ぎすぎているのかもしれません。テストは速ければいいわけではなく、求められていることを適切に満たすことが大切です。もう少し落ち着いて、きれいに書く、図や絵をかいて整理する、指差し確認をする。ここをやるだけでも十分だと思います。2週に1回くらい、模試のように時間を測ったテスト練習を入れて、インプットしたことを答えまでたどり着かせるトレーニングをするのもおすすめです。
Q. 暗算は、禁止した方がいいですか?
A. 大事なのは、覚えておくことを頭の外に出して、頭の中では考えることだけをする、という考え方です。途中式を書けば、それを見ながら解いていくだけになるので、かえって楽ができます。数学の点数が高い人ほど途中式を丁寧に書いている、というのが僕の実感です。
Q. 英語でも、見間違いや写し間違いは起きますか?
A. 起きます。ライブでは、アルファベットのAとD、PとQのように、形や向きが似ている文字の見間違いを挙げました。ここからはライブでは話していない補足ですが、英語では、文の最初を大文字にし忘れる、文の終わりのピリオドを付け忘れる、三単現の s を付け忘れる、といったミスもよくあります。自分がよくやるミスや見間違える文字は、ステップ5のリストに書き足して、勉強の前に声に出しておきましょう。
Q. ケアレスミスがあまりに多いのは、発達の問題ではないかと心配です。
A. ライブでは話していない補足です。この記事だけでは判断できません。まずは6つの名前に分けて、どのミスが何点分あるかを見てください。それでも気になる場合は、ひとりで抱えずに、学校の先生やスクールカウンセラーに相談してみてください。
まとめ。写し間違いは「気をつけて」ではなく技術で防ぐ
- ケアレスミスは「気をつけて」では直らない。根性論ではなく、技術で直す
- 間違えた問題の横に、6つのミスの名前を書く。思い出せなかった・解き方が不安定は、ケアレスミスではない
- 途中式は頭の外に書き出す。字はきれいさより配置のバランス
- 写し間違いは、1問解いたらすぐ写して、1秒の指差し確認
- 見間違えやすい数字と記号は、特徴をつけて書く
- 普段から5分前に解き終わる。計算スピードは100マス計算で上げる
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ケアレスミスは、根性論や気合いで直るものではありません。技術としてマスターできるものです。ミスに名前をつけるところから、一緒にマスターしていきましょう。
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追加したら「ミス診断」と送ってください。次のテストで、取れるはずの点数を一緒に取りにいきましょう。
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